【音踊人 07】赤飯率いる「オメでたい頭でなにより」音鎖で広がる幸暴(さいぼう)分裂!(つかさ かなで)

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2016年8月14日に行われたコミックマーケット(C90)より頒布されたボーカル・赤飯率いる5人組バンド「オメでたい頭でなにより」の想いがガッツリ込められたアルバム、その名も「オメでたい頭でなによりです!」動画投稿サイトで自身の名前を広く知られるようになった赤飯。表面的なイメージは声色を使い分け多彩なボーカルスタイルが強みだが、本来は何よりもライブが生き甲斐のライブバカ(褒め言葉)である。現在はGt./Vo.ポンデ王子(yu-suke)、Gt./Cho.324(三代)、Ba./Cho.mao、Dr./Cho.ミト充というメンバーと共に対バンを中心としたライブ活動を積極的に行っている。

今回発売されたアルバムには、音楽を通して広がる人との繋がりや、幸せに暴れてポジティブに楽しい空間を共有したい!というメンバーの想いが込められている。


オープニングSEとして今後ライブの登場曲として使用される「オメでたい後光が射すとき」。始まる前の緊張感と高揚感が徐々に高まっていく感覚。そして次へ繋がる架け橋のようにバトンを渡していく。

バトンを受け取った2曲目、「ふわっふー」。
ギターのyu-sukeとの掛け合いがコミカルかつ、深い。信じるものも捉え方も人それぞれ、最終的には自分次第でどうにでも変えていける!というポジティブな問いかけが隠されている。タイトルはニュアンスでお楽しみください。(ふわっふーって言いたいだけ)

3曲目「憂き浮きウォッチング」では、惜しまれながらも終了となったお昼の定番番組を超リスペクト。
メンバー紹介も兼ねたBメロがとても微笑ましく、サビで繰り返される「友達の輪」というフレーズはこのアルバムでメンバーが伝えたいメッセージの一つでもあるはず。友達の友達が友達になって、どんどん交流が広がっていく経験をしたことがある人も多いだろう。顔は知っているけど名前は知らない、でも同じ空間にいればみんな仲間◎。ライブでは是非フロアのみんなで輪を作って仲良く踊りたい! 間奏ではアラサー世代がニヤリとする番組名も登場。是非聴き取ってほしい。

4曲目「wosushi〜ウォールオブ寿司〜」では、WOD(ウォールオブデス)のオメでたスタイルを提案。
フロアを二つに割って、左右からブツかり合うライブ中に起こるWODをネタとシャリに見立ててお寿司へ置き換えた何とも強引かつオメでたい曲。ちなみに下手側がネタ、上手側がシャリとのこと。お好みの場所でお寿司になりきろう。ブツかり合ったあとは回転寿司(サークル)でクルクル回ればみんな幸せ。ぐちゃぐちゃに暴れるのは怖い!という方もいると思うが、赤飯のライブでは「思いやりのぶつけ合い」を心情にしている。転んでも差し伸べる手がたくさんあるし、髪の毛や腕が当たったら「ごめんなさい」「ありがとう」が自然と言える空間。安心して飛び込んでみよう。

5曲目「生霊の盆踊り」。
赤飯の左足には長年生霊が取り憑いている(実話)。お祓いしても離れてくれないため、こうなったら共存していくしかない!という開き直りにも近いポジティブな決意を表した歌詞である。ここでも輪になって楽しく暴れることで、一見ネガティブな事象もポジティブに引っ張っていけるよ!という新たな道を見出せるかも。近々公開予定のPVにも注目!

アルバム6曲目には、表題曲「オメでたい頭でなにより」を収録。
誰もが様々なコンプレックスを抱え、日常の中で物事をネガティブに捉えてしまうことも多いが、赤飯のライブではすべてハッピーで楽しい空間に変えてくれるはず! 何故なら、ライブという空間はステージにいるメンバーだけでは成り立たず、フロアにいる私達とのエネルギーのブツけ合いだとメンバーは語る。参加した一人一人が主役であり、その空間を作り出す一員だという意識を持っていれば、そこにはプラスのスパイラルが生まれ、汗だくで笑顔溢れるフロアが心地よく感じてくる。

『汗ダクだし 全身ボロボロ 痣もできたし 擦りむいた でも今ありがとう ありがとう すごく笑えてる』

ライブに参加すれば、このフレーズを体全身で感じることができる。
ライブに行ったことがない人、少しでも興味を持ってくださった人、是非この幸せに暴れる空間に飛び込んでみませんか?
ほら、あなたは今すごく笑えてる。

<赤飯ワンマン 幸暴分裂ツアー 〜赤飯の誕生日にかこつけてすげー幸せに暴れられる奴が増えますように的なこと〜>
2016/8/25(木)大阪 Holiday OSAKA
2016/8/27(土)名古屋 Holiday next NAGOYA
2016/8/29(月)東京 新宿ReNY

◆赤飯 オフィシャルサイト

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