デヴィッド・ボウイ、サラエボに壁画が誕生
ボスニアのアーティスト集団が、1990年代、ボスニア紛争中にデヴィッド・ボウイが行なった人道援助活動を称え、首都サラエボに彼の壁画を制作した。
◆デヴィッド・ボウイ画像
壁画は、戦時中、建物の中にスナイパーが潜伏していたという危険地帯だった“スナイパー通り”近くにある大学の建物の側面に誕生。幅10メートル・高さ13メートルあり、時代により変わっていったボウイのペルソナと共に「FASHION CHANGES BUT YOU’LL ALWAYS BE MY HEROES(ファッションは変わるが、あなたはいつも僕のヒーローだ)」との言葉が描かれている。
ボウイはサラエボを訪れる機会はなかったが、ボスニア・ヘルツェゴビアでの内戦の被害を知り、自身の名声を利用し紛争への関心を高めたり、犠牲者を支援するため寄付を募ったという。壁画を制作したアーティスト集団は、「この壁画は、アーティストおよび人道主義者としてのボウイへ敬意を表すと同時に、彼をもてなすことが叶わなかったこの街において、彼の存在を永遠に伝えていくためのものだ」とコメントしている。
Ako Suzuki
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