【ライブレポート】CLΦWD、「俺たちが作り出すリゾートへようこそ」

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CLΦWDが、5月7日(土)新宿ReNYにてONEMAN LIVE 2016<RUDENESS RESORT ReNY>を行った。オフィシャルのレポートにてその模様をお届けする。

◆<RUDENESS RESORT ReNY> ライブ画像

扉を開け場内へ足を踏み入れたとたん、耳に届いたのが小鳥たちの囀る声と、蔦や木々が生い茂る風景。ここは、CLΦWDが仲間たちを招き入れた宴の場。心踊らせる、胸を高ぶらせる熱い(暑い)楽園の地。5人の戦士たちは穏やかさが漂うこの空間へ、これからどんな勇壮な物語を描くのか。想像するだけで武者震いを覚えていた。

幕が上がると同時に姿を現した5人。KΦU(Vo)の歌声を合図に、身体を揺さぶるアグレッシブなビートが炸裂。エレクトロで躍動的な最新ナンバー「RUDENESS RESORT」だ。観客たちへ挑むように歌いかけるKΦU。彼らの挑発に煽られ、観客たちも一斉に跳ねだした。


腹の底へズンと響く樹(Dr)のジャングルビートを合図に、勇壮な音の塊が身体へガンガン突き刺さってきた。気持ちへ滾る炎を燃やした「独裁Rhapsody」。続く「CHECK MATE」が、「理性なんか捨てちまえよ」と感情のストッパーを一気にぶち壊した。荒ぶる演奏に合わせ、場内に産まれたモッシュや逆ダイの風景。序盤の時点で5人に理性をチェックメイトされたせいか、場内へはクライマックス並の熱狂が生み出されていた。

「俺たちが最高を作り出すリゾートへようこそ。君のたちの目に、耳に、心に、最高を刻んでやるよ。この島に狼煙を上げろ!」──KΦU(Vo)

 KΦUが巨大なフラッグを掲げながら歌った「狼煙」では、狼煙を上げる変わりに、誰もが拳を突き上げていた。「この楽園で踊り狂おうぜ」(KΦU)。庵(G)の冴え渡るカッティングギターと樹(Dr)のヘヴィなシャッフルビートが絡み合う中、冬真(G)のギターが心地好く唸りを上げた。ディスコロックナンバー「レッドホット・ディスコ」へ導かれ、会場中の誰もがタオル振りまわす。ファンは「Drive for Dream」でも心を開放し、無邪気にはしゃぎ続けていた。





中盤では、客席中央に設置したセンターステージ(離島)へ移動。メンバーそれぞれが生楽器へ持ち替える。最初に響かせたのが、2本のアコギのストロークと旋律が優しく絡みあう「プラスチック・ハート」。竿隊が舞台に腰掛けプレイ、KΦUは包みこむような歌声で訪れた人たち一人一人を抱きしめるように歌いかけた。ライヴでは何時も激しく演奏している楽曲を、この日はカントリーミュージック風にアレンジ。心地好く弾む演奏の上で軽やかに歌った「Take_53 (unplugged ver.)」。「これからも変わらずこの5人で君たちと一緒に歩いていけたらいいなと思います。」(KΦU)そんな言葉を合図に、優しく温かく響かせた「四人五脚 (unplugged ver.)」。


「ここからさらに上げてくぞ!」アグレッシブナンバー「Liar's Game」を投影。駆け上がる演奏を合図に、客席には大きなサークルモッシュも生まれれば、メンバーらの煽る演奏に刺激され、ヘドバンや満開の花咲く光景も描きだされていた。轟き狂う「Marburg」に刺激を受け、頭を振りまわし、大きく咲き続けてゆく観客たち。メンバーも徹底した挑発モードで挑み続けていた。エレクトロでハード&ダンサブルな「セブンスセンス」が、熱さを抱えた気持ちを開放してゆく。

「一緒に暴れてゆくライヴが、俺にとっては生きがいなんだよ。しっかりついて来れるか。この島で、世界で一番の馬鹿になろうか!」(KΦU)絶叫を呼び起こした「Worry?」。「傷声」ではメンバーらに煽られ、逆ダイし続ける観客たち。

「俺のすべての想いをこの曲に、歌詞に詰め込んだ」。照れ屋で真面目なKΦUらしい告白を身に受けながら、「GIFT」が光をまといながら羽ばたいた。本編最後を飾ったのが「#夏の微熱」。KΦUの歌声が響き渡った瞬間から、魂へ注ぎ込む血が一気に沸騰し始めた。

身体中を火照らす熱を舞台上へ全力でぶつけきらないと、熱したこのドラマに最高のエンディングなんて描けない。いや、最高のエンディングが近づいているのを誰もが実感していたからこそ、舞台上も客席も全力の笑顔で熱く熱くはしゃぎ続けていた。「俺たちの始まりの曲いこうか」(KΦU)。激しいジャングルビートが炸裂、アンコールの最初に演奏したのが、CLΦWDの活動の幕開けを飾った「WAKE UP」。鼓動と熱くシンクロするビートに合わせ、ファンも上へ上へと跳ね続けてゆく。「目覚めたこのときから」、サビに描いた雄大で凛々しい歌の表情。この雄々しい姿が、今宵は余計に逞しく見えていた。

「叶わない夢などないことを俺たちCLΦWDが証明してやるよ」。最後に、夢を描くことの素晴らしさを記した「キミトボクラ」をプレゼント。気持ちを笑顔で弾ませる演奏に合わせ、誰もが無邪気にはしゃいでいた。まぶしい表情でモッシュし、両隣の人たちと手を繋ぎ揺れ続けた姿。すべてを開放して楽しむことで、誰もが最高の笑顔になっていた。


この楽園は、熱いだけじゃない、まぶしい笑顔の魅力を与えてくれる宴の場。このリゾートへ、たくさんの人たちを連れてきてまた一緒に遊びたい。ここ、人気のリゾート地になりそうだ。

文:長澤智典
写真:西槙太一

新宿ReNY セットリスト

1.RUDENESS RESORT
2.独裁Rhapsody
3.CHECK MATE
4.狼煙
5.レッドホット・ディスコ
6.Drive for Dream
7.プラスチック・ハート
8.Take_53 (unplugged ver.)
9.四人五脚 (unplugged ver.)
10.Liar's Game
11. Ba&Drセッション
12.Marburg
13.セブンスセンス
14.Worry?
15.傷声
16.GIFT
17.#夏の微熱
-ENCORE-
1.WAKE UP
2.キミトボクラ

リリース情報

2016年8月17日 CLΦWD 1st Album 2Type Release決定
<初回生産限定盤><通常盤>2タイプリリース
詳細後日発表

サードシングル「RUDENESS RESORT」
発売中

初回生産限定盤A DCCL-200~201 ¥1,800+税
[CD]01. RUDENESS RESORT / 02. Marburg
[DVD]01. RUDENESS RESORT MUSIC VIDEO / 02. RUDENESS RESORT MUSIC VIDEO BTS
「プロフェッショナル~鬼監督、エリザベス宮路の流儀(with愉快なCLΦWD達)~」

初回生産限定盤B DCCL-202~203 ¥1,800+税
[CD]01. RUDENESS RESORT / 02. プラスチック・ハート
[DVD]2016.1.7「名も無き明日はない」at TSUTAYA O-WEST LIVE映像
01. WAKE UP / 02. 独裁Rhapsody / 03. #夏の微熱 / 04. キミトボクラ

通常盤 DCCL-204 ¥1,200+税
01. RUDENESS RESORT / 02. GIFT / 03. RUDENESS RESORT(KΦULESS ver.)

「RUDENESS RESORT」インストアイベント情報詳細はコチラ  http://clowd.tokyo/event.html

ライヴ情報

CLΦWD 1st Full Album Release Tour<関東無礼区行脚-KANTO BREAK TOUR->
9月04日(日) 柏Thumb UP 「KΦUプロデュースDAY」 CLΦWD×レイヴ
9月09日(金) 高田馬場club Phase 「冬真プロデュースDAY」CLΦWD×ベル
9月14日(水) 池袋EDGE 「庵プロデュースDAY+庵生誕」 CLΦWD×ぞんび
9月17日(土) 浦和ナルシス 「猟平プロデュースDAY」 CLΦWD×Neverland
9月25日(日) 横浜BAYSIS 「樹プロデュースDAY」CLΦWD×Develop One's Faculties
9月30日(金) 高田馬場AREA TOUR FINAL CLΦWD ONEMAN LIVE<東京最終無礼区>
詳細後日発表

Member Birthday Live<FIVE THE BIRTHDAY!!>開催決定
08月05日(金)池袋EDGE ~猟平Day~
09月14日(水)池袋EDGE ~庵Day~(<関東無礼区行脚-KANTO BREAK TOUR->と同公演)
11月21日(月)池袋EDGE ~冬真Day~
12月05日(月)池袋EDGE ~樹Day~
12月30日(金)池袋EDGE ~KΦUDay~
詳細後日発表

◆CLΦWD オフィシャルサイト
◆BARKS ヴィジュアル系 V-ROCK
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