シカゴ「ピーター・セテラは歌わないとしても来るべきだった」
シカゴが金曜日(4月8日)、ロックの殿堂入りを果たした。セレモニーでは、1990年に脱退したオリジナル・ドラマー、ダニー・セラフィンは出席したが、告知されていた通り、ピーター・セテラの姿はなかった。彼とのリユニオンを望んでいたロバート・ラムは「残念だ」と話している。
◆ピーター・セテラ画像
セテラは1月初め、再結成に前向きで「セレモニーで一緒に「25 or 6 to 4」をプレイしよう」とメンバーへ宛てた手紙を公開したが、その後、主催者から別の曲をプレイするよう提案され、納得できる結果が得られなかったため、セレモニーには出席しないと発表していた。
ラムは『Rolling Stone』誌のインタビューでこう話した。「ディープ・パープル(デイヴィッド・カヴァデールとグレン・ヒューズ)はプレイしなくなったのに、バンドとステージに立ち、この栄誉を受け入れた。名誉なことなんだから、そうすべきだった。もしピーターが歌いたくない、もしくはプレイできない、歌えないとしても、なんであれ、少なくとも彼は、僕らとステージに上がることはできた。彼は間違いなく、それに値する。残念だと思うよ」
シカゴは、セレモニーでセラフィンも参加し、「Saturday In The Park」「Does Anybody Really Know What Time It Is?」「25 or 6 to 4」をパフォーマンスした。セテラが望んだ曲も演奏されたが、セテラはキーをAからEに変更したがり、バンドはそれを望まなかったと伝えられている。
シカゴの殿堂入りは、マッチボックス・トゥエンティのロブ・トーマスが務め、彼は「Does Anybody Rally Know What Time It Is?」のパフォーマンスにも参加した。
Ako Suzuki
この記事の関連情報
フェンダー、Chicagoテリー・キャスのレガシーを記念したテレキャスターの販売受付開始
シカゴ、半世紀に及ぶバンドの軌跡を追ったドキュメンタリー映画がBlu-ray化
シカゴ、『ジャパニーズ・シングル・コレクション - グレイテスト・ヒッツ -』9月8日発売
シカゴ、『シカゴ・アット・カーネギー・ホール・コンプリート』がワーナーミュージック・ダイレクト限定7月16日発売
イギー・ポップ、パブリック・エナミー、シカゴら、グラミー賞 特別功労賞生涯業績賞を受賞
ピーター・セテラ、ロックの殿堂入り出席を正式に辞退
シカゴ、殿堂入りでピーター・セテラとの再結成パフォーマンスはなし
シカゴ、ロックの殿堂入りに「こんなに興奮するとは思っていなかった」
夢のVOICE OF AOR、オーディエンスのハートは完全に彼らの掌中に