BOSSから「弾き語り」をカンタン操作でプロのサウンドに仕上げる「VE-8」発売
ローランドは、「弾き語り」をカンタン操作でプロのサウンドに仕上げる「VE-8」をBOSSブランドから4月下旬より発売する。
◆「VE-8」~画像~
「VE-8」は、ボーカルとギターそれぞれ専用のプリアンプとエフェクトを搭載した「弾き語り」に最適なオールインワン・プロセッサー。アコギとボーカルによる弾き語りを上質なサウンドで観客に届けるには、プリアンプやエフェクターなどの機材と音調整のノウハウが必要だが、「VE-8」がそれをカンタンにしてくれるのだ。
「VE-8」を使えば、ボーカルにハーモニーや残響、ギターにはボディーの自然な響きや広がりを加えることで「弾き語り」のサウンドをカンタン操作でプロレベルのクオリティに仕上げることが可能。ボーカルとギターの音量バランス調整や、演奏したフレーズを次々に重ねて録音/再生しながら、1人アンサンブルのようなパフォーマンスが行えるルーパー機能なども搭載し、「弾き語り」のサウンドと演奏を華やかに演出する。
ボーカル用のハーモニー機能は、曲のキーをあらかじめ設定できるほか、本体に入力したギターの演奏から自動でコード進行を分析して曲のキーを判定することも可能。これにより、曲中の転調にも追従する。さらに音の輪郭を強調するエンハンス機能や残響を付加するリバーブ、ボーカルに厚みを持たせるダブリングや、エレクトリックな声に加工するといったボーカル演出が可能だ。
▲ルーパーは専用スイッチでいつでもカンタンにパフォーマンスに取り入れられるようスタンバイ。リアパネルにはPA用のXLR出力やヘッドホン出力、バッキング用の携帯音楽プレーヤーを接続できるAUX INも備える。
アコースティック・ギター向けには、アコギが本来持っている自然な響きを再現できる「アコースティック・レゾナンス」機能を搭載。一般的なアコギ用プリアンプでは難しかった個々のギターが持つ自然な響きで演奏できる。また、ハウリングを瞬時に抑える機能(フェイズインバーター/ノッチフィルター)も搭載。さらにリバーブやコーラス、オクターブ、モジュレーション・ディレイ、リングモジュレーションといった充実のエフェクトを備える。
本体に入力したギターとマイクの音量バランスは、本体のツマミで個別に調整可能。また、演奏したフレーズをその場で次々に重ねて録音し再生することで1人アンサンブルのような演奏が行えるルーパー機能は、録音する対象を「ギターだけ」「ボーカルだけ」または「ギターとボーカルを両方」のいずれかを選択可能。「弾き語り」の演出の可能性を広げてくれる。
背面パネルには、マイク入力用のファンタム電源付きXLR端子と、ギター入力用の標準端子、そして、携帯音楽プレーヤーを接続できるAUX INを用意。XLRのバランスアウトは直接PAに、標準アウトはステージ上のモニターやアコースティック・アンプへと、それぞれ別々に振り分けてサウンドを送ることができる。それぞれの端子へはボーカルとギターを別々に振り分けて出力することも可能だ。また、それぞれのチャンネルには3バンドEQとローカット・フィルターを搭載、会場の音響に合わせた柔軟な音色調整にも対応する。さらにPCとの連携もサポート。USBで接続すれば、「VE-8」からDAWへ直接レコーディングが可能だ。
製品情報
価格:オープン
発売日:2016年4月下旬
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