幕張メッセで1万5000人が約10時間熱狂。<ビクターロック祭り~2016~>

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終始浮かべる明るい笑顔とアグレッシヴなプレイを見せるGacharic Spinのライブは、一度見るだけですっかり彼女たちの魅力の虜になってしまう。


午前中の悪天候から一転、空が明るくなった昼過ぎに登場したのはAwesome City Club。ROAR STAGEの会場からはみ出るほど集まった観客に、atagi(Vo/g)とPORIN(Vo/Syn)の甘い声が、じわじわと場の空気を染めいく。


続いて登場したのは、20歳のシンガーソングライター藤原さくら。絶妙な柔らかさを持つスモーキーヴォイスと、高音を張ったときの透明感のある歌声を対比させ、「かわいい」をはじめ4曲を披露。珠玉のアンサンブルがオーディエンスの心を高鳴らせた。



虹色の照明に負けないほどゴキゲンなサウンドで、ROAR STAGEの温度を上昇させ続けたgo!go!vanillas。「ビクターとロックの未来は俺たちに任せろ!」というメンバーからのメッセージ、会場のボルテージはさらにヒートアップ。熱気をそのまま受け継いで祝祭空間を描き出したのが、DJやついいちろう(エレキコミック)。ロック/ポップ名曲群を次々と繰り出し、あたかも歓喜の伝導師のように熱気をぐいぐいと高めていく。


エレクトリカルな音像に彩られながら哀愁のメロを高らかに響かせるSAKANAMONの登場。アンコール含めて6曲披露し、彼らの全力投球の演奏を堪能した観客は誰も彼もが大満足の様子であった。


ROAR STAGE最後となったDJアクトには、DJダイノジが登場。はてしなく広がるダンスの海状態を作り出した。

約10時間に及ぶ<ビクターロック祭り>は大声援の渦の中、音楽愛にあふれたイベントのフィナーレを迎えた。

Photo by Rui Hashimoto(SOUND SHOOTER) / Yosuke Kamiyama(SOUND SHOOTER)

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◆BARKSライブレポート
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