【2016年グラミー特集】「なぜ名前に『e』が無いの?」ザ・ウィークエンドの6つの話
第58回グラミー賞で主要2部門を含む7部門にノミネートされたR&B界のニュースター、ザ・ウィークエンド。マイケル・ジャクソンの再来とも言われる彼だが、メディアの取材をほとんど受けないことからミステリアスな存在としても知られている。そんな彼について知っておきたい6つのことをご紹介しよう。
1.エチオピア系カナダ人、本名はエイベル・テスファイ
1990年2月16日カナダ・トロント生まれ。両親はともにエチオピアからの移民。父親はテスファイが1~2歳のときに家を去ったので、一人っ子の彼は母親と祖母によって育てられた。そのため彼が最初に話した言語はアムフラ語(エチオピアの公用語)だった。
2.影響を受けたのはエチオピア音楽とマイケル・ジャクソン
幼い頃から祖母に連れられてエチオピア正教の教会へ通ううちに、高音でこぶしを回すエチオピア歌手の発声方法に影響を受けたという。また、エチオピア人はマイケルを崇拝しており「エチオピア音楽じゃなければマイケルを聴く」ほどなんだとか。その理由はテスファイいわく「みんな忘れがちだけど「We Are The World」はエチオピアの飢餓救済のためのチャリティーソングだったよね」。
3.以前インタビューを全て断っていた理由は「上手く話せる自信が無かったから」
デビュー当初のテスファイは、うまく話せる自信が無くてインタビューを全て断っていた。そのためしばらくの間音楽界では、ザ・ウィークエンドがソロなのかグループなのか誰も知らなかった時期があったらしい。17才で高校を中退した彼は今でも学歴コンプレックスを持っており、語彙を増やすためクロスワードパズルに励んでいたこともあったとか。
4.ブレイクのきっかけは同郷出身のドレイク
テスファイがリリースしたミックステープが同郷出身のラッパー、ドレイクの目に留まり、それがきっかけでテスファイは、2011年発売のドレイクの大ヒットアルバム『テイク・ケア』に参加。これがその後のザ・ウィークエンドのブレイクに繋がった。しかし、当時テスファイが自らのために書いた数々の曲をドレイクに紹介したところ、結局それらの多くが『テイク・ケア』に収録される羽目になってしまったという。そのことについてテスファイは米ビルボード誌に対し「ハードだよね」と本音を吐露しつつ「まぁドレイクのおかげで今の自分があることは否めないから、なんだかんだで感謝はしてるよ」と語っている。
5.恋人の姉は、元ワン・ダイレクションのゼインの恋人
現在の恋人はモデルのベラ・ハディッド。彼女の姉で同じくモデルのジジ・ハディッドは、昨年ワン・ダイレクションを脱退したゼイン・マリクの恋人である。
6.ステージネーム「The Weeknd(ザ・ウィークエンド)」にはなぜ「e」が無いのか
週末を意味する「Weekend」から「e」を取って「Weeknd」とした理由は、すでにカナダには「The Weekend」というバンドがいたため。
写真:Getty Images
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2016年2月16日(火)午前 9:00 WOWOWプライム
同日夜は、字幕版でリピート放送
★「第58回グラミー賞授賞式」※字幕
2016年2月16日(火)よる 10:00 WOWOWライブ
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