【レポート】編集長!わたし、イヤモニが欲しいです!(耳型をとってきた編)

ポスト

この記事はカスタムIEMに関してド素人の編集部員(♀)が送る、オリジナルイヤホン作成記だ。前回、型番からカラーの決定までを掲載したが、今回は耳型採取編をお送りする。

◆関連画像

  ◆  ◆  ◆

事前に電話で予約を済ませ、編集長と共に東京ヒアリングケアセンター 青山店 認定補聴器専門店へ向かった。まずは耳に異常が無いか確認。その際、採取担当の方(以下Aさん)に「ピアスは普段から付けているものですか?」と尋ねられた。重量があるピアスだと耳が引っ張られることになるので、手間を省くためにボディピアスのような常に付けているもの以外は事前にはずしていった方が良さそうだ。

▲耳の内部をチェック中。首元にはタオルが巻かれています。




鼓膜の保護のために綿が挿入される。Aさんは、印象材という青と白の粘土のようなものを混ぜ合わせ、それを大きな注射器状の器具へ。顎を固定するために割り箸を縦に軽くくわえて準備完了。印象材の注入が始まった。まるでソフトクリームを巻くかのように印象材がぐるぐると耳の中に入ってくる。ひやりとするほど冷たくはなく、かと言って温かいというわけでもない物質で両耳が満たされた。周りの会話は一切聴こえなくなったが、店内に流れるBGMだけが響いてくる。とても不思議な感覚だった。1分ほどで、プチプチという気泡の破裂音が小さく聴こえ、固まり始めているのかなあとわくわくする。ほんの少し時間を置いた後、Aさんが固まり具合を確認して耳型になったそれを一気にぐるんっ!と引き抜いた。「編集長!これ、抜かれるとき、うわあ!!ってなります!」と謎の報告をしてしまうほどの、なんとも言えない感覚だった。ちなみに、ここまでで痛みは一切無い。


型を見た瞬間、『寄生獣』のミギーみたいだな…と思った。今にも動き出しそうな躍動感を感じつつ、耳型採取が終了。東京ヒアリングケアセンターからカナルワークスへの発送をしてくれるので、あとはおまかせして完成を待つばかり。約1~3ヶ月とのことだが、待ち遠しくてたまらないのだった。

続く。

text:BARKS編集部(高)

※東京ヒアリングケアセンターでは、事前に耳鼻咽頭科での耳の診察を推奨している。インプレッションは自分で採取せず、専門家への依頼が必要。

この記事をポスト

この記事の関連情報