キッス「エースとピーターはメイクの権利を売り払った」

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先日、トゥイステッド・シスターのディー・スナイダーが、キッスのトミー・セイヤー(G)とエリック・シンガー(Dr)はオリジナル・メンバーだったエース・フレーリー(G)とピーター・クリス(Dr)のメイクを真似ているだけで独自性がないと批判したが、あのメイクの権利はバンドにあり、とやかく言われる筋合いはないそうだ。

◆キッス画像

オーストラリアのラジオ局4KQのインタビューで、オリジナル・メンバーによって有名になったメイクの権利はバンドにあるのかと問われたポール・スタンレー(Vo)はこう答えた。「その通りだ。何年か前、オリジナルの連中(エースとピーター)はあれを売り払った。大した額じゃない。彼らはなんの価値もないと思っていたからな。俺は、俺らのイメージや象徴はかけがえのないものだと思っている。ほかの人にとっては大したものじゃないが、俺にとっては本当に大切なものだ」

「キッスはフットボール・チームやアーミーと同じだ。誰かが倒れたら、他の奴が旗を拾って走る。フットボール・チームでもし誰かが抜けたら、代わりに別の誰かが入るだろ。サポートするフットボール・チームの試合を観に行ったとき、20年前にいたメンバーが観たいなんてわめかないだろ。時は過ぎる。だけど、チームは残るんだ」

スタンレーは先月、スナイダーがセイヤーとシンガーを批判した際、「あいつ(スナイダー)はいつだってワナビーだったし、どうにかして注目を浴び、重要視してもらいたがっている。でも、それはムリなんだよ。あいつは自分とバンドが道化師の集まりだってことに全く気づいてない」と一蹴していた。

Ako Suzuki
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