【ライブレポート】アーバンギャルド、<鬱フェス>2日目も全力で“盛り下がる”

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2日間にわたって行なわれた<アーバンギャルド PRESENTS 鬱フェス2015>も遂にトリを務めるアーバンギャルドのステージへ。フェスを意識したセットリストであったが、それでも今のアーバンギャルドの懐の深さを感じさせる内容であった。CDデビューから7年目、メジャーデビューから4年目。紆余曲折、アップダウンを繰り返しながら、また新たな挑戦をする。その姿勢と覚悟が<鬱フェス>というイベント開催に垣間見られた。



本編が終了して、アンコールに再び登場したアーバンギャルドからさらなる今後の展望発表(告知)が。12月9日、1年半振りのニューアルバム『昭和九十年』がKADOKAWAメディアファクトリーより発売されることと、秋の全国ツアー<アーバンギャルド全国ツアー2015 『昭和九十年』>に続けて、新たに東京と大阪の2箇所で<アーバンギャルド 2015 XMAS SPECIAL HALL LIVE 「昭和九十年十二月」>が開催されることが発表された。

それらの告知の後に、アンコール曲「都会のアリス」を歌い、本日の出演アーティストをアーバンギャルドがステージに呼び込み、2014年のアンコールでも出演アーティスト全員で歌った<鬱フェス>版の「サライ」とでも呼ぶべきアーバンギャルドの楽曲「ももいろクロニクル」で大団円を迎えた。



「君の病気は治らない、それでも僕らは生きて行く♪ 君の病気は治らない、それでも僕らは生きて行く♪」と繰り返し歌われる言葉からは、誰もが悩みを抱え老若男女にストレスがある現代、学校や会社での疲れを癒し、少しばかりの元気を与えたいという、<鬱フェス>に込められたアーバンギャルドの想いが感じられた。出演アーティストと観客がこの歌を口にしていたあの時、そこにはたくさんの笑顔が輝いていた。


PHOTO:yu-yukko

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