ピーター・ガブリエル「トニー・バンクスは親友で最大の敵」

ポスト

ピーター・ガブリエルが、ジェネシス時代、衣装やソロ演奏の長さが原因でトニー・バンクスとよくケンカしていたと明かした。ガブリエルにとってバンクスは親友であり最大の敵でもあるそうだ。

◆ジェネシス画像

バンクスは、先週(9月3日)ロンドンで開かれた<プログレッシヴ・ミュージック・アワーズ 2015>で“プログの神(Prog God)”を受賞。彼にアワードを手渡したガブリエルは、学生時代からの友人をユーモアをまじえ、こう紹介した。

「僕らはいつだって、物事に対して違うアプローチを取ってきた。トニーは親友と最大の敵を一緒にした存在だった。バンドにはよくある……、最高の関係だ」

「言い争いになっていた事柄の1つは、キーボード・ソロの長さだった」「どれだけの間、シンガーが腰をくねらしてタンバリンを振り続けていられるっていうんだ。苦痛が伴う。だから、僕がヴォーカルを挟めなかったときはいつもケンカになっていた。よくあった。僕は彼の美しい名演奏を台無しにしていた」

「僕らはいつも、自分たちをどう見せようかってことで言い争っていた。僕は花とか性病みたいな恰好をしようとしていたのを、覚えている。トニーはすごく大胆で、セーターのパステル・カラーを変えるだけだった(笑)。でも、僕らは音楽への情熱を共有していた」

ガブリエルは2014年、プログの神アワードを受賞。これまでに、リック・ウェイクマン、ジェスロ・タルのイアン・アンダーソンが選ばれており、バンクスは4人目の神となった。

Ako Suzuki
この記事をポスト

この記事の関連情報