<アニサマ けやきひろば>8/30レポート、観客の熱気で雨を吹き飛ばしたTHE GATEステージにイヤホンズとA応Pのスペシャルコラボも

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2015年8月28日(金)29日(土)30日(日)の3日間に亘りさいたまスーパーアリーナでおこなわれたアニメソング・スーパーライヴ・イベント「Animelo Summer Live 2015 -THE GATE-」(以下・アニサマ)。その開催に併せてけやき広場に設置されたTHE GATEステージにてLIVE DAM STADIUMによるイベントがおこなわれた。ここでは8月30日(日)の模様をお届けする。

8月29日に引き続き、あいにくの雨の降り続くさいたまSAのけやき広場THE GATEステージ。しかしながら日曜日ということもあってか、観覧スペースにはレインウェアを着た観客が開演前から詰め掛けて熱気に溢れていた。


▲「イヤホンズ」

オープニングは、8月29日に引き続き、TVアニメ「それが声優!」の主演を務める3人、高野麻里佳、高橋李依、長久友紀による声優ユニット「イヤホンズ」のライヴからスタート。手拍子で迎えられステージに登場すると、リーダー高橋李依が「こんにちはみなさん。お集まりいただきありがとうございます!」と第一声。「すごい! たくさんお客さんがいる」(高野)「昨日より多いんじゃない!?」(長久)と目を丸くして驚いている様子。本日も「3段構えの」自己紹介でユニット名を紹介。1曲目はデビュー曲「耳の中へ」。小気味良い打ち込みのリズムに合わせてコールしながら盛り上がる観客たち。間奏では左右に移動して耳に手を当て、「もっともっと~!アニサマ~!」と声をかける3人。

歌い終えると「すごい盛り上がり!歓声がすごいね!ありがとう!」(高橋)と客席を見渡して感謝。ここで1人ひとりが「がっきゅ」コール(長久友紀)、「フレッシュ・マンゴージュース」コール(高橋李依)、「あいうえお作文」(高野麻里佳)とコール&レスポンスを交えて個性溢れる自己紹介。さらにアニメのキャラクターもそれぞれ紹介した後は、2曲目の「それが声優!」の主題歌「それが声優!」へ。早口言葉が出てくる楽曲で「すもももももももものうち すもももももももものうち」「新人歌手新春シャンソンショー 歌手新春シャンソンショー」「庭には二羽鶏がいる庭には二羽鶏がいる」「隣の竹やぶ竹立てかけた隣の竹やぶ竹立てかけた」と、さすが声優、3人共見事な滑舌で歌い切り、観客も拍手喝采。

「この曲消耗激しいよね(笑)」(高橋)「踊りも今までで2番目くらいに激しい曲だからね」(高野)とメンバーも安堵の表情。

ここで、11月22日におこなわれるAice5さんと2マンライヴを告知、前日に引き続きAice5の曲「Love Power」をイヤホンズバージョンとして披露。最後はセンターに集まってハートを作ってキメた。MCでは、文化放送のラジオでやったという、一つの質問で3人が同じ回答を言えるのかにチャレンジ。好きなおにぎりの具や麺類など全く合わず。最後は好きな教科を国語・算数(数学ではなく)・英語から選ぶことに。ここで全員が「算数!」と答えてようやく3人の意見が一致。「なんかこれ嬉しくない(笑)!」(高野)の声に観客も爆笑していた。そして最後の曲へ。「みなさん盛り上げる準備できてますか!?」(高橋)と呼びかけてから新曲「光の先へ」を披露。力強いダンスと歌で大いに盛り上げた。

「今日は雨の中ありがとうございました!来年の夏はさいたまスーパーアリーナでアニサマを迎えたいです」(長久) 「こんなにたくさんの人が来てくれるなんて思いませんでした。声優としてデビューしてからこんなにたくさんの人に集まってもらえるとは。さいたまスーパーアリーナまであと25m、皆さんの力で私達を連れてってください!」(高橋)

「リーダーがなくから涙腺がヤバい。まだデビューして2ヶ月半ですがまずはAice5さんとの2マンライヴ、応援してください!」(高野)と、メンバー全員が感極まった様子でステージを降りた。


▲「A応P」

12時からは「A応P」のライヴがスタート。ステージに登場すると「みんな盛り上がる準備できてんのかー!?行くぞ!」と1曲目は激しいリズムと歪んだギターサウンドの「Never Say Never」で「まだまだそんなもんじゃないでしょー!?」と観客を煽る。それに応えて腕を突き上げるステージ前の観客たち。歌い終わると「みなさんこんにちは、私たちA応Pです。よろしくお願いします!」と自己紹介。「私たちもみんなと同じで、アニメのことが大好きなんですよ。今日はアニサマの前にみんなのことを盛り上げたいなと思います!」とメンバーそれぞれが好きなアニメとアニサマ初日2日目と盛り上がったアーティストについて紹介しながら自己紹介。「今日はA応Pのことを名前だけでも覚えて帰ってください!」と謙虚にグループをアピール。そして「A応Pのアニサマイントロ2015」と題してイントロクイズを実施。過去のアニサマから、楽曲のイントロを鳴らしてメンバーがセンターに置かれたマイクスタンドに向かい解答。「わかったー!」とマイクスタンドを取り合うメンバーたちに観客も爆笑。メンバーが解答できずに観客が一斉に歌って答える場面もあるなど、楽しい時間となった。


イントロクイズが終わると「声出せますかー!?」と「?でわっしょい」、D応Pとして発表した「未来へつなげ」を披露すると一斉にファンからコールが起こる。「オタ心を綺麗に歌った曲」という紹介から、「COSMIC MAGIC STARS」エレクトロな打ち込みサウンドに乗せて華麗なターンを見せる。ここでライヴの告知として10月17日(土)「アニ玉祭」に外のステージの総合司会として出演すること、9月12日(土)にAKIBAカルチャーズ劇場での単独イベントが決定したこと、そして2016年2月21日に新宿BLAZEにて単独ライヴをおこなうことを発表。「A応Pなないろプロジェクト」として、それまでにツイッターフォロワーを倍の7,777人に増やしたい、ということでアカウントの幕を持ってアピールした。ライヴは後半、「Over The Future」で前のめりなリズムと熱い歌、華麗なフォーメーションで観客を魅了。「最後はもう一度、この曲で楽しんで行きましょう!」と再度「Never Say Never」を歌い、「ありがとうございました!初めてのアニサマけやき広場、みんなのおかげでとっても楽しかったです。以上、私たちA応Pでした!ありがとうございました!」と深々と頭を下げ観客に感謝してステージを降りた。気がつけばすっかり雨は止んでいた。


続いてのステージは「アツマレ,THE GATE!! Supported by LIVE DAM STADIUM」と題して一般応募した方の中から、審査を勝ち抜いた出場者によるアニソンカラオケステージを開催。まずは「アニソンフリーカラオケ部門」へ。MCを務めるのは、TVアニメ「ガイストクラッシャー」、「劇場版 そらのおとしもの 時計じかけの哀女神」等で声優を務める他、舞台俳優やナレーションでも活躍している田代哲哉とアフィリア・サーガOGで現在は声優やレポーターなどで活躍する武石あゆ実が担当。田代による「このコーナーは、「DAM★とも」の中から応募された方の中から、アニソンを自由に選曲した「フリーカラオケ部門」とLIVE DAM STADIUMで過去のアニサマの映像を使って興奮を呼び覚まそう!という、「課題曲部門」で、見事審査を勝ち抜いた方が本日このステージで歌えるという、なんとも太っ腹な企画です!」という煽りに観客からは早くも拍手が沸き起こる。そしてまずは「アニソンフリーカラオケ部門」へ。田代と武石が観客と共に「あつまれ、THE GATE!」と出場者を呼び込みスタート。




男性2人組によるFLOWの「GO!!!」からスタート。「飛ぶ準備できてるか~!?」と全方位に呼びかけるプロ顔負けのパフォーマンスで、観客も全員でジャンプ!LiSAの「oath sign」を力強く歌い上げた女性、さらに女性2人組がゆいかおりの「PUPPY LOVE!!」を歌います!と言うと大声援でイントロからコールがかかるなど、大いに盛り上がった。

続いて過去のアニサマ映像を観ながらの「課題カラオケ部門」へ。ZAQ「OVERDRIVER」を歌った女性はモニターの映像と共にアクションを見せて盛り上げた。流田Projectの「未来聖闘士Ω~セイントエボリューション~」を歌った男性、そしてWake Up,Girls「7 Girls War」を歌った女性参加者には最初から大盛り上がり。「今日は友達と一緒に来てる」という参加者にMCが「本当?友達どこにいますか?」と聞くと観客の多くの男性が一気に挙手!「違う違う!」と突っ込まれていた。

そして、イベントはいよいよ後半に差し掛かり、昨日に続いてイヤホンズがサプライズで登場。「CHA-LA HEAD-CHA-LA」を歌い盛り上げる。イヤホンズがステージを降りるとMCが「今日はもう一組飛び入りゲストがいます!」と入れ替わりで今度はA応Pがステージへ。「Q&Aリサイタル!」を歌唱。これまた手拍子とコールで大盛り上がり。


▲「イヤホンズ」&「A応P」

ここで夢のスペシャル・コラボとしてイヤホンズとA応Pのメンバー全員がステージへ。「「それが声優!」をめっちゃ見てる!」というA応Pのメンバーは感激している様子。コラボ楽曲は「残酷な天使のテーゼ」。曲が始まると、この日一番の大盛り上がり!観覧スペースはもちろん満員、けやき広場の周囲もかなりの人だかりがステージの模様を見つめており、端から端まで手拍子で盛り上がっている。両メンバーが一緒にマイクを持ち歌う姿も見られた。歌い終わりMCに感想を訊かれるとイヤホンズのメンバーは「幸せでした~!」と満面の笑顔。A応Pのメンバーも嬉しそうだ。エンディングは全員でアニサマ2015テーマソング「ハジマレ, THE GATE!!」を大合唱で大団円を迎え、3日間に亘るけやき広場THE GATEステージでのイベントは大盛況の中終了した。


取材・文・写真●岡本貴之

ライヴ終了後、イヤホンズとA応Pに話を聞くことができた。次ページからどうぞ!

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