トム・ヨーク、ブロードウェイ作品の音楽を制作

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トム・ヨークがこの秋、米ブロードウェイで上演される演劇『Old Times』の音楽を作曲した。彼が劇場作品のオリジナル音楽を作るのは初めてだという。

◆トム・ヨーク画像

『Old Times(昔の日々)』は、2005年にノーベル文学賞を受賞したハロルド・ピンターの作品で、1971年にロンドンの劇場で初上演された。今回、Roundabout Theater CompanyがNYでリバイバル公演を行う。


『The New York Times』紙によると、ヨークの音楽はショウのオープニングとエンディングを飾るほか、舞台転換時に使用されるという。ヨークは6ヶ月に渡り、ダグラス・ホッジ監督とメールを交換しながら作曲したそうだ。

ホッジ監督は同紙にこう話している。「僕が“ここは地平線の光のリボンを描写しているんだ。それ、できるかな?”なんてことを言うと、彼は“わかった”って、音楽を作ってメールで送ってきていた」「彼の音楽の中にある神経症のようなものは、この演劇の脅迫観念的要素を浮き彫りにしている」

1970年代という時代背景を考慮し、ヨークは音楽の大半をシンセサイザーでレコーディングしたという。

『Old Times』はクライヴ・オーウェン、ケリー・ライリー、イヴ・ベストが出演し10月にNYのアメリカン・エアラインズ劇場で上演される。ヨークのライヴ・パフォーマンスはない。監督によると、「彼はこれをトム・ヨーク・ショウにだけはしたくなかった」という。

Ako Suzuki
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