トム・ヨーク、マスク姿のラッパー、MFドゥームを追悼

ポスト


年末、マスク姿で知られたラッパー、MFドゥームが10月31日に49歳で亡くなっていたことが明かされ、レディオヘッドのフロントマン、トム・ヨークが「とても悲しい。僕らの多くにとって巨大なインスピレーションだった」と追悼の言葉を寄せた。

MFドゥームの妻は12月31日にインスタグラムを通じ、彼の訃報を伝えた。まだ49歳だった。

ロンドン生まれ、ニューヨーク育ちのMFドゥームは、80年代後半、ヒップホップ・トリオKMDのメンバー(当時のステージ・ネームはZev Love X)として音楽キャリアをスタート。メンバーの1人で弟のDJ Subrocを交通事故で喪い、一時期音楽シーンから離れ、本人いわく“ホームレス寸前”の生活を送っていたというが、1997年に顔を隠した姿でオープン・マイク・イベントに出演するようになり、1999年にMFドゥームとしてのファースト・アルバム『Operation : Doomsday』を発表し復活した。

以降、6枚のスタジオ・アルバムおよび数々のコラボレーション・アルバム、インストゥルメンタル作品などをリリースし、プロデューサーとしても活躍してきた。



ヨークは訃報が流れた翌日、「MFドゥームが亡くなったと知り、とても悲しい。彼は、僕らの多くにとってマッシヴなインスピレーションで、変化をもたらした‥。僕にとって、彼の言葉の表現法はしばし衝撃的だった。天才的で、僕がそれまで聞いたことがなかった意識の流れを活かしていた…」と、MFドゥームの才能を称え、悼んだ。



Qティップ、エル・Pらからも追悼の言葉があがっている。

Ako Suzuki



















この記事をポスト

この記事の関連情報