カート・コバーンの死亡現場写真、開示されないことに

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米シアトルでパブリック・アクセス(視聴者制作)TV番組を制作している男性が、カート・コバーンが死亡したときの現場写真や捜査資料を開示するよう求め、シアトル市を訴えたが、裁判所は金曜日(7月31日)、これを却下した。

現場の写真は2014年に一部公開されているが、カートは自殺ではなく殺害されたと主張するリチャード・リー氏は、それを証明するため、銃創を撮影した写真などさらなる資料にアクセスしたいと要求したものの、市がこれに応じなかったため訴訟を起こしていた。

シアトル市や警察は遺族のプライバシーを尊重し、写真は公開しないとの見解を示していた。また、未亡人であるコートニー・ラブや娘のフランシス・ビーンも開示には強く反対していた。

警察は2014年、未解決事件としてカートの死を再捜査したが、新たな証拠は発見されず、自殺だったと結論づけた。リー氏は依然、彼の主張を曲げるつもりはなく、今後も資料の開示を求め、もし市がそれに応じなかった場合、また訴訟を起こすつもりだと話しているという。

Ako Suzuki

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