“21世紀のリスト”と呼び声高い20歳のスター反田恭平、いよいよデビューAL発売。
弱冠20歳ながら圧倒的な魅力を世界に放つピアニスト、反田恭平によるデビューアルバム『リスト』が本日7月22日に発売された。
◆反田恭平 画像
2012年の高校在学中に、第81回日本音楽コンクールにて第1位(高校生での優勝は11年ぶり)を獲得した反田恭平。恐れを知らないその演奏は、大胆かつ自在なものだ。意のままに時間を操ってしまうような柔軟な表現をする雄弁なピアニズムは、聴くものを瞬く間に虜にすると高い評価を受けている。
そして、今作『リスト』の録音にも使用したヴィンテージ・ニューヨーク・スタインウェイ(CD75)は、20世紀最大のピアニスト「ホロヴィッツが恋したピアノ」として知られた銘器である。千変万化の音色を表現できる一方、ピアニストに極限まで精巧なタッチ・コントロールを要求するこの難しい楽器を、反田は嬉々として弾きこなす。その様は、“テクニカル”というレベルを超えた圧巻の領域の演奏に達しているということだ。
また、まるで反田が目前で演奏しているかのような錯覚を受ける今回の録音は、「ワンポイント・ステレオ方式」と言われるものだ。ステレオ(2チャンネル)を2本のマイクのみで収録するこの方式は、途中に一切のミキシングがなく、澄み切った音色と臨場感溢れる空間性が特徴。是非、実際の音を聴いて確かめて欲しい。
反田恭平の魅力について、著述家/ディレクターである湯山玲子と、音楽ライターである小田島久恵は、それぞれ下記のように評している。
◆ ◆ ◆
■著述家、ディレクター 湯山玲子
「反田恭平の恐るべき演奏は、抑制の効いたアルペジオが官能的に溶け崩れていく様、中盤のほとばしる情熱、ラストの諦観まで、多くの女性とのっぴきならぬ関係に陥ったリストの、ひとつの恋愛論とも言える曲をみごとに呼び活けている。」──湯山玲子(著述家、ディレクター)
■音楽ライター 小田島久恵「愛、栄光、信仰、孤独…、作曲家のみたものを今この瞬間に蘇生させる、リストの魂の代弁者。
大胆で勇敢、妖艶にして清楚。聴く者を虜にする天才ピアニスト。
一度聴いたら逃れられない宿命のピアニズム。」──小田島久恵(音楽ライター)
◆ ◆ ◆
2015年07月22日発売
SACD-Hybrid:COGQ-78 ¥3,000(+TAX)
Hi-Res DL:¥3,000(TAX IN)
[収録曲]
1. ラ・カンパネラ ~パガニーニ大練習曲集 第3曲
2. 愛の夢
3. スペイン狂詩曲 (スペインのフォリアとホタ・アラゴネーサ)
4. コンソレーション(慰め)第3番
5. タランテラ ~巡礼の年第2年補遺 ヴェネツィアとナポリ から
6. 超絶技巧練習曲から 第10番 Allegro Agitato Molto
7. 超絶技巧練習曲から 第4番 マゼッパ
8. 水の上を歩くパオラの聖フランチェスコ
(ボーナス・トラック)
9. ビセー=ホロヴィッツ:カルメン幻想曲
反田恭平 (ピアノ、ニューヨーク・スタインウェイ CD75)
録音:2015年1月14 -16日、千葉県南総文化ホール(館山市)
<東京フィルハーモニー交響楽団 第96回東京オペラシティ定期シリーズ>
2015年9月11日(金) 東京オペラシティコンサートホール
OPEN/START 18:30/19:00
■出演者
アンドレア・バッティストー二指揮 東京フィルハーモニー交響楽団
反田恭平 ピアノ
■曲目
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 作品43
<フレッシュ名曲コンサート>
2015年9月27日(日) 調布市グリーンホール
OPEN/START 14:30/15:00
■出演者
円光寺雅彦指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団
反田恭平 ピアノ
■曲目
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 作品23
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