映画『合葬』に、カヒミ カリィ、ASA-CHANG&巡礼が映画初参加。
杉浦日向子の傑作『合葬』を原作とした柳楽優弥・瀬戸康史のW主演による映画『合葬』で、カヒミ カリィ(ナレーション)とASA-CHANG&巡礼(音楽)が映画に初参加していることが明らかになった。
◆カヒミ カリィ、ASA-CHANG&巡礼 画像
伝説の漫画雑誌『ガロ』に連載され、日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した杉浦日向子の同名の傑作が、ついに初実写映画化される。終わりゆく江戸を舞台にした今作の脚本は、映画『天然コケッコー』や連続テレビ小説『カーネーション』などを手掛けた人気脚本家・渡辺あやが担当し、映画脚本を手掛けるのは4年ぶりとなる。監督は、その渡辺が新進気鋭の逸材と評した小林達夫だ。主演は、柳楽優弥と瀬戸康史の二人で、オダギリジョーやNHK『まれ』でも好演を見せる若手女優・門脇麦といった演技派を起用し、個性溢れる共演陣が集結。これまでの“時代劇”とは一線を画す、現代の若者にも通じるリアルな青春群像が描かれている。
そしてこの度、カヒミ カリィとASA-CHANG&巡礼の参加が発表された。カヒミ カリィは、魅惑の囁きボイスから広がる独特の世界観が作品にスパイスを加えているということだ。コアな音楽ファンを軸に注目されてきたASA-CHANG&巡礼は、強烈なインパクトのあるオリジナル楽曲を提供。この異色のコラボが映画にどのようなグルーヴを生み出すのか、映画ファンならずとも目の離せない一作になりそうだ。
(c)Fuminari Yoshitsugu
今回の映画参加に関して、カヒミ カリィとASA-CHANG&巡礼からそれぞれコメントが届いている。
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■カヒミ カリィ(ナレーション)
「江戸時代がまるで昨日終わったかのように、若者達の息使いや笑い声が私の胸を締め付ける。
現代があの時代からずっと繋がっているという事をリアルに感じた。
このような作品に参加する事が出来、本当に光栄でした。」──カヒミ カリィ
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■ASA-CHANG&巡礼(音楽)
「“弔いの音楽”
小林監督の意をうけて、ASA-CHANG&巡礼としての渾身のサウンド・トラックが仕上がりました。
みなさまの胸に響くように、祈りを込めて。」──ASA-CHANG&巡礼
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鳥羽・伏見の戦い後、将軍の警護および江戸市中の治安維持を目的として有志により結成された「彰義隊」。高い志をもって結成され江戸の民衆からも慕われながらも、幕府の解体とともに反政府的な立場に追いやられてしまった彰義隊は、「新撰組」や「白虎隊」に比べると、これまであまり語られることがなかった。
『合葬』は、将軍慶喜に熱い忠誠心をも持ち、自らの意思で彰義隊に加わった青年・極(柳楽優弥)と、養子先から追い出され、行くあてもなく赴くままに彰義隊へ入ってしまう柾之助(瀬戸康史)、彰義隊の存在に異を唱えながらもそこに加わらざるをえなかった悌次郎(岡山天音)の、切なく揺れ動く若き青年達の数奇な運命を描いた物語。
9月26日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
主演:柳楽優弥 瀬戸康史
出演:岡山天音 門脇麦 桜井美南 井之脇海 高山侑子 藤原令子
隆大介 飴屋法水 峯村リエ 小市慢太郎 りりィ/オダギリジョー
原作:杉浦日向子 「合葬」
監督:小林達夫
脚本:渡辺あや(『天然コケッコー』『カーネーション』)
配給:松竹メディア事業部
公式サイト:GASSOH.JP
(c)2015 杉浦日向子・MS.HS/「合葬」製作委員会
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