【インタビュー】ベルフェゴール、俺たちはヒツジの群れを襲うオオカミなんだ
BSフジ『伊藤政則のロックTV!』で反響のあったアーティストが結集するというライブイベント<ロック・オブ・ケイオスVol.1>が5月12日に開催されたが、第一弾アーティストして登場したオーストリア出身のブラックンド・デス・メタル魔王ベルフェゴールは、光の入り込む隙すらない闇のエクストリーム・ライヴを披露してくれた。2014年の<ラウド・パーク14>出演に続き、アルバム『コンジュアリング・ザ・デッド~屍者召喚』の禍々しい世界観で日本のオーディエンスを蹂躙することとなった。
◆ベルフェゴール画像
ライヴを終え、バンドのヴォーカリストでありギタリストのヘルムートが語ってくれたその様子を個々にお届けしよう。インタビュー及びライヴの模様は、6月6日(土) 26:00からのBSフジ『伊藤政則のロックTV!』でも観ることができる。
──血まみれの熱演、素晴らしいライヴでした。
ヘルムート:日本に戻ってくることができて嬉しい。フェスティバルで大観衆を前にプレイするのも楽しかったけど、汗が飛び散るクラブ規模のライヴだと、観客の反応をダイレクトに感じることができる。朝まで飲んでいたし、時差ボケもあって大変だったけど、ぶつかってくるアドレナリンでパッチリ目が覚めたよ。最高にエキサイティングな経験だった。
──今回はイベント<ロック・オブ・ケイオスVol.1>としてホワイト・エンプレスと共演しましたが、彼らの音楽についてはどう感じましたか?
ヘルムート:ライヴ前は精神集中したり血を塗ったり忙しいから、ホワイト・エンプレスのショーは見られなかったんだ。きっとこれからいろんな国のフェスティバルで一緒になるだろうから、チェックしてみるよ。あのバンドのシンガー(メアリ・ズィマー)とベーシスト(シーラ・レア・ハーパー)はホットだったな。それにギタリスト(ポール・アレンダー)がいたクレイドル・オブ・フィルスも最初の4枚のアルバムは好きだった。ただ、最近は自分の音楽で精一杯で、彼らの作品はずっと聴いてないんだ。