ベルフェゴール「日本のメタル・キッズを地獄の穴に叩き落とす」
邪悪なサウンドと凶悪なビジュアルで熱狂的な信者を世界中にもつオーストリアを代表するデス/ブラック・メタルバンド、ベルフェゴールが、8月6日に通算10枚目となる最新作『コンジュアリング・ザ・デッド~屍者召喚(ししゃしょうかん)』をリリースする。
◆ベルフェゴール画像
ザルツブルクで1991年、ギタリスト兼ボーカリストのヘルムートを中心に結成されたベルフェゴールは、邪悪でエクストリームなブラックンド・デス・メタルに悪魔・死・流血・狂気・地獄・ゾンビなどの歌詞を乗せた楽曲を“ディアボリカル・デス・ミュージック(musick)”=“地獄死滅音楽”と自ら呼んでいる。現在、正式メンバーはヘルムート(ボーカル/ギター)と2006年に加入したセルペント(ベース)の2人でライブやレコーディングではサポート・メンバーを加えて活動、これまで発表してきた9枚のアルバムによってデス/ブラック・メタルシーンでは確固たる地位を築いており、またその過激なライブ・パフォーマンスで世界中を恐怖のどん底に陥れてきた。
前作から約3年半、通算10作目のフルレンス・アルバムとなる最新作『コンジュアリング・ザ・デッド~屍者召喚(ししゃしょうかん)』は、ブラック・メタルとデス・メタルの最も破壊的で暴力的な部分がぶつかり合う、彼らにとってのひとつの到達点だ。2011年11月に曲作りを開始したが、完璧主義者であるがゆえに作業が滞っていたというが、オープニング「ガスマスク・テラー」から畳みかけるブルータルなブラスト・ビートは、人間が首を振れる限界を超えており、ヘルムートが「濃密でダイナミックな新次元の“死の音楽”」と定義するサウンドは、ブラック・メタルの超絶スピードと邪悪を極めた世界観、そしてデス・メタルの厚みのあるヘヴィネスとデス・ボイスを兼ね備えている。
アルバムのプロデュースには、カンニバル・コープス、ヘイト・イターナルを手がけてきたエリック・ルータンを起用。また、ジャケット・アートワークを描いているのはギリシャのシンフォニック・デス・メタル・バンド、セプティックフレッシュのセス・シロ・アントン。これまでパラダイス・ロスト、エクソダス、ヴェイダー、ソイルワークなどのジャケットによって、エクストリーム・メタルのビジュアルを象徴する存在となったアーティストだ。
アルバム発売にともない、世界を蹂躙するワールド・ツアーにおもむくベルフェゴールは、ヨーロッパやアメリカに加えて、南米ニカラグア、南アフリカなど大規模なサーキットを行う予定だ。そして10月には<LOUD PARK 14>での初来日もアナウンスされた。
「日本のメタル・キッズを地獄の穴に叩き落とす」と宣言したベルフェゴール、叩き落とされないように十分に気をつけて参戦すべし。
ベルフェゴール『コンジュアリング・ザ・デッド~屍者召喚(ししゃしょうかん)』
2014年8月6日発売
1.ガスマスク・テラー
2.コンジュアリング・ザ・デッド
3.イン・デス
4.恐るべき御稜威の王よ
5.ブラック・ウイングド・トーメント
6.ジ・アイズ
7.リージョン・オブ・デストラクション
8.フレッシュ、ボーンズ・アンド・ブラッド
9.ルシファー、テイク・ハー!
10.永遠の契約
初回限定盤DVD収録内容(予定)
ライウ映像
メイキング映像
ミュージック・ビデオ
◆ベルフェゴール『コンジュアリング・ザ・デッド~屍者召喚(ししゃしょうかん)』オフィシャルサイト