【インタビュー】少年記、新曲「ココロモンスター」完成「自分を肯定して、本当の自分へ」

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少年記が5月27日、5thシングル「ココロモンスター」をリリースする。『本当の意味での“なりたい自分”への解放』をテーマにしたナンバーは、彼ら本来のキャッチーなメロディとリアルな歌詞が心を震わす仕上がりだ。

◆「ココロモンスター」ミュージックビデオ

溢れる情報の中で、みんなと同じような流行りの服を着て、流行りのカルチャーに興じ、流行っている音楽を聴く。でも、みんな本当にそれが好きでそうしているのだろうか。そんなふとした疑問にフォーカスし、本当の自分をもっと解放しようと歌うニューシングル「ココロモンスター」。誰もが共感できる歌詞と、胸にまっすぐ飛び込んできて残るサビが印象的な、刺さるナンバーだ。メンバー4人で曲を持ち寄り1つの楽曲に仕上げていったという試みも新境地をみせた本作について、また4人それぞれの内側に存在する本当の自分=ココロモンスターについても訊いたインタビューをお届けしたい。

   ◆   ◆   ◆

■歌詞が生まれたきっかけは街を歩いている時
■ふとした疑問から世界が広がっていった

──「ココロモンスター」を聴いてまず思ったのは、サビの握力が強いなぁと。実際、一度聴いただけでサビが耳から離れなくなりました。

怜:あ、うちの母親も同じようなこと言ってました(笑)。曲ができあがって母親に聴かせたんですよ。そしたらしばらくして連絡が来て、「サビがメッチャ残る」って。

──そう、コトバとメロディがマッチしてるから、特にサビの“ココロモンスター”っていうところがすごく残るんですよね。

怜:でも母親は“ココロモンスター”の“モンスター”まで覚えてくれなくて、「あんた、あの“ココロなんとか”って曲、ホンマええやん!」って。“モンスター”まで覚えといてくれ!っていう(笑)。

──今回、クレジットには“music:少年記”という記載がありましたけど、これはみんなで曲を作ったんですか?

eiki:はい。歌詞と“ココロモンスター”っていうテーマが先にあって。こういう世界観で作りたいっていう話をコウが最初にしてくれて。それに対してメンバー各々が曲を作ってきて、みんなでパーツパーツを組み立てていった、みたいな感じですね。

コウ:今回はちょっと広い視野で作れたらなっていうのがあったので、初めてそういう作り方をしてみました。

──みんなで作るのってどうでした?

eiki:とりあえず時間はかかりましたね。まずみんなが持ってきた曲を聴いて“じゃあこの雰囲気でもう一回作ってみよう”ってなって、それに寄せてまたみんなが作ってきたら今度は“じゃあこのぐらいのテンポ感で”とか、“ここにこういうセクションを入れてみよう”とか。そのたびに4人が作って持ってくるから、単純に考えても4パターン曲が集まるじゃないですか。で、1個のことに対して何パターンも持ってくるメンバーもいるから、1曲なのにデモの数が数え切れないほどになっちゃって(笑)。なんかそれって、すごい新しかったです(笑)。

コウ:結局、完成するまでに1~2ヶ月かかったのかな。

──そんなに! その間ずっとスタジオで作業を?

コウ:結構メンバーの家に集まってやることが多かったです。みんなでパソコンのデータを見ながら組み立てていったので。

eiki:だいたい僕の家に集まることが多かったよね。別に俺の部屋が一番広いとかキレイってわけじゃないんですけど(笑)、みんなでパソコンを見るには一番適した環境だったので。

コウ:でも時間はかかったけど、僕は個人的に、一人で作るより気持ち的にラクでしたね。一人で作っていて“どうしよう”ってなるようなところも、みんなでやるとその場でどんどん晴れていったから。こういうやり方もアリだなと。メンバーはどう思ってるかわからないですけど(笑)。

怜:いや、めっちゃアリだと思うよ。

──歌詞は、ココロモンスター=本当の自分、と解釈していいのかな?

コウ:そうですね。簡単に言ってしまうと、本当の自分をもっと解放しようよ、っていう。この歌詞が生まれたきっかけは街を歩いている時で、流れてる音楽もそうだし、カルチャーもそうだし、歩いてる人達もみんな同じような流行りの服を着て同じような髪型をしてて。よく考えたら自分も似たような服装をしてることに気がついたんですよ。で、これってみんな本当に着たくて着てるのかな?と思って。そんなふとした疑問から世界が広がっていったんですけど。みんなどこか世の中とか周りに合わせちゃったり、知らず知らずのうちに本当の自分を隠してしまっているところがあると思うんです。だから、もっと自分を肯定して、本当の意味での自分になろうよって。そういう歌ですね。

Nao:俺、コウから“ココロモンスター”って言葉を聞いた時、今回もまたすげーいいのが来たな!って思いましたね。

◆インタビュー(2)へ
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