【ライブレポート】少年記、Purple Stone、Gimmick.が関西V系シーンを高揚させた夜
2013年10月に発足した関西V系レーベルCRIMZONが2015年1月17日、主催イベント<VISUAL GRAFFITI vol.2>を開催した。同イベントの第二弾となったこの日は、CRIMZON所属3バンドの少年記、Purple Stone、Gimmick.が揃い踏み。関西の夜を盛り上げた。
◆<VISUAL GRAFFITI vol.2>出演者 画像
同イベントは、少年記が10月21日にシングル「BANG ME」を発表したことをはじめ、Purple Stoneが11月26日にシングル「甘酸っぱいマンゴー」を、Gimmick.が12月24日にシングル「君詩」をリリースするなど、レーベル3ヶ月連続リリースを経て開催されるもの。また当日は、CRIMZONレーベルのプレミアムな未発表音源集も配布されるなど、前回開催から約半年ぶりとなる<VISUAL GRAFFITI>は開演前から会場に期待の熱気が立ちこめている。その幕を開けはゲストMC浅井博章によるタイトルコールから。
トップバッターはPurple Stoneだ。オープニングナンバーはリリースされたばかりの「甘酸っぱいマンゴー」。「声、出していこうぜ!」というkeiya(Vo)の掛け声と共に場内もグッと温度が上がる。巧みなボーカルワークとラウドなバンドサウンド&グルーヴに彼らならではの演奏力の高さが浮き彫りとなった。「Hysteric Lady」「BLAME」といった人気チューンを連発し、強烈なギターリフが直撃する「願い」「Scar」でラストスパート。客席のテンションをMAXにして彼らのステージが終了した。
2番手に登場したGimmick.はシングル曲「2A」でステージをスタート。そして、入場者特典として配布された未発表音源「楽園」へ。早速の新曲披露とハートフルな歌詞を持つ楽曲の連続で、会場を温かな雰囲気にした。加えて、ドラマー良夫のMCでは大爆笑が巻き起こり、よりハッピーな空間に。ライブは「絵空 -esora-」「Hide and Seek」と鮮やかなナンバーで会場をカラフルに染めいき、じっくり聞かせるシングル「君詩」で最高潮を迎えた。ラストに披露されたのは「Answer」。終始温かなムードのステージとなった。
イベントのトリを飾るは少年記だ。オープニングSEからクロスフェイドして流れ始めたのが、前回開催時に入場者特典として配布された楽曲「宵花火」の印象的なイントロだった。この意外な幕を開けに会場も大盛り上がり。たたみ掛けるように「窃盗」「BANG ME」とバンドの膨大なエネルギーが矢継ぎ早に放たれる。そして、結成当初からのナンバー「Blast the Pain」ではモッシュが巻き起こる熱狂ぶり。極めつけは「ガゼルバベル」「YOUR LIES」だ。アグレッシブにして世界観のある演奏によって少年記ならではの光景が広がり、イベントを締めくくった。
終演後には、MCの浅井博章から5月30日にumeda AKASOで<VISUAL GRAFFITI vol.3>が開催されることが発表となった。なお、少年記は3月14日に渋谷WWWでワンマンライブを行なうほか、Purple Stoneは3月27日にOSAKA MUSEで主催ライブを開催、Gimmick.はインストアイベントを展開中だ。
■<VISUAL GRAFFITI vol.2>
2015.01.17@OSAKA MUSEセットリスト
【Purple Stone】
1.甘酸っぱいマンゴー
2.Dark In[s]anity
3.Hysteric Lady
4.絵空事
5.BLAME
6.願い
7.Scar
【Gimmick.】
1.「2A」
2.楽園
3.絵空 -esora-
4.Hide and Seek
5.通り雨
6.君詩
7.Answer
【少年記】
1.宵花火
2.窃盗
3.BANG ME
4.ザ リーク
5.Blast the Pain
6.ガゼルバベル
7.YOUR LIES
■<VISUAL GRAFFITI vol.3>
OPEN 17:00/START 17:30
出演:少年記・Purple Stone・Gimmick.
前売り \3,500 / 当日 \4,000
イープラス先行発売:2015年1月31日(土) 10:00 ~ 2月16日(月) 18:00
http://eplus.jp/vg3/
一般発売:2015年3月1日(日)
[問]サウンドクリエイター (06-6357-4400)
◆CRIMZON オフィシャルサイト
◆Purple Stone オフィシャルサイト
◆Gimmick. オフィシャルサイト
◆少年記 オフィシャルサイト
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