Bitter&Sweet、初単独ツアー開幕。田崎あさひの方言女子っぷりにファンとろける

ポスト

ステージでは、彼女たちのレギュラー番組『Bitter&SweetのPOP'n Music』(FM長崎)の公開収録も行なわれた。この日は「母の日」ということで、普段は照れくさくて言えない、母親への感謝の言葉をステージの上から語った。そして田崎がモーニング娘。の曲の中で一番好きだと語る「ふるさと」を、ふたりで心をこめて歌う。2014年のライブイベント<MUSIC FESTA>で競演した中澤裕子が歌っているのを見て、「来年の母の日に歌って、お母さんに感謝の気持ちを伝えたいと思っていました。」と語る田崎は、歌い終え、「お母さん、ありがとう」と告げると、思いがあふれたのか、涙をぽろぽろとこぼした。

その後は、同じく事務所の先輩・アンジュルムの「大器晩成」をカバー。曲中の掛け声などでファンとの一体感いっぱいのステージとなった。普段は曲の中で踊らない彼女たちが、間奏でオリジナルのダンスを披露すると、さらに大きな盛り上がりを見せた。

ラストスパートでは、「Rolling Days」などアップテンポの人気ナンバーでたたみかけた。田崎は喉がやや枯れ気味になりながらも、ますますテンションは上がる一方だった。

1stシングル曲「インストール」で本編を終えると、場内はアンコールならぬ、「もってこーい」コールにつつまれた。これは「長崎くんち」での掛け声にちなんだもので、彼女たちの長崎でのインストア・ミニライブの際に恒例となっているものだ。

再びステージに登場したふたり。長谷川は「このワンマンライブに向けてずっと練習をしてきて、スタッフさんから厳しい意見を言われたこともあったり、この数日はほとんど寝ないで練習したりして、今はふらふらなんですけど、でも、こんなに素敵な単独ライブができて、つらさも吹っ飛んで、今はもっと努力したい! と思います。」と、感激の表情で語った。田崎も「今回のライブでは初の試みもあって、リハーサルではなかなか上手くいかず、不安だったし、緊張するかなと思っていたんですけど、みなさんのおかげで、緊張する気持ち以上に楽しめました!」と感謝の言葉を告げた。

最後は、バラード曲「恋心」で、しっとりと、そして彼女たちの持ち味である歌唱力を存分に披露し、初のワンマンライブは幕をおろした。

序盤からテンションが上がりきり、ペース配分など構わず全力疾走するように歌い続けた田崎。同じくハイテンションながらも、そんな田崎をやさしくつつみこむように、堅実なボーカルで歌った長谷川。ふたりの姿が印象的だった。

いくつかの初挑戦も含めた、盛りだくさんの内容のBitter&Sweetの初ワンマン。ステージで歌うふたりと観客が「心から楽しい!」という思いを共有できたライブとなった。

この<Bitter&Sweet 1st SHOWCASE>は、5月16日には東京・Live House ZONE-B、そして翌17日には長谷川の故郷、新潟・柳都SHOW!CASE!!でも開催される。

また、Bitter&Sweetが出演するライブイベント<MUSIC FESTA Vol.3>東京公演は、5月15日にTSUTAYA O-EASTで行なわれる。

関連画像・リンク

◆BARKS Kawaii
この記事をポスト

この記事の関連情報