【インタビュー後編】デヴィッド・カヴァーデイル「私がレインボーを歌って、リッチーがホワイトスネイクを弾いたら…」

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──『ザ・パープル・アルバム』に伴うツアーの予定を教えて下さい。

デヴィッド・カヴァーデイル:“ザ・パープル・ツアー”は5月下旬、アメリカから始まるんだ。息子が大学に進学するんで、卒業式の時期にはそばにいてあげたいからね(注:アメリカでは9月から新学年が始まる)。もう背丈は彼に追い越されてしまったよ。それから世界中をツアーするけど、必ず日本にも行くよ。私が初めて日本を訪れたのは、ディープ・パープルの一員としてだった。それからホワイトスネイクでも何度も日本をツアーして、40年以上、常に暖かく受け入れてもらってきた。今年、私は64歳になるし、今後ビッグなロック・ツアーは体力的に難しくなるかも知れない。いつまでもロックンロール・ショーでターザンみたいに雄叫びを上げるわけにもいかないからね。それができるうちに日本のステージに立つことは、私の義務だと信じている。

──今後、やろうと考えているプロジェクトなどはありますか?

デヴィッド・カヴァーデイル:ホワイトスネイクの楽曲をアコースティック・アレンジしたアルバムを作りたいと考えているんだ。バラードばかりの陰気なものではなく、「スティル・オブ・ザ・ナイト」をボ・ディドリー風のリズムに乗せたり、楽しいものにしたい。「イズ・ディス・ラヴ」や「ラヴ・エイント・ノー・ストレンジャー」をアコースティック・アレンジにしたらどうなるだろうか?というのは大きなチャレンジだし、やりがいがあるね。昔、日本でエイドリアン・ヴァンデンバーグと録音した『スターカーズ・イン・トーキョー』(1997)の新装ヴァージョンを出す予定があるんだ。リハーサルやインタビュー、アウトテイクを加えて、当時出たもの以上に楽しめるよ。それ以外にもやりたいことは沢山あるし、大きなプロジェクトが動き出す可能性もある。私には懐古趣味に浸る暇はないんだ。常に未来にスリルを求めている。そんな意味で今の私は1973年、ディープ・パープルに加入したときと同じ精神状態なんだ。

写真:Ash Newell Photography
インタビュー:山崎智之

『ザ・パープル・アルバム』

4月29日 日本先行発売
デヴィッド・カヴァーデイル直筆サイン入りカードつき 500セット通販限定 スーパー・デラックス・エディション 16,000円
初回生産限定盤CD+DVD 4,000円
通常盤CD 2,600円 1000セット完全生産限定盤・2枚組LPレコード 5,800円
1.紫の炎(『紫の炎』1974年)
2.ユー・フール・ノー・ワン(『紫の炎』1974年)
3.ラヴ・チャイルド(『カム・テイスト・ザ・バンド』1975年)
4.セイル・アウェイ(『紫の炎』1974年)
5.ジプシー(『嵐の使者』1974年)
6.嵐の女(『嵐の使者』1974年)
7.ミストゥリーテッド(『紫の炎』1974年)
8.ホーリー・マン(『嵐の使者』1974年)
9.テイク・ユア・ライフ(『紫の炎』1974年)
10.ユー・キープ・オン・ムーヴィング(『カム・テイスト・ザ・バンド』1975年)
11.幸運な兵士(『嵐の使者』1974年)
12.レイ・ダウン・ステイ・ダウン(『紫の炎』1974年)
13.嵐の使者(『嵐の使者』1974年)
【初回限定盤ボーナストラック】
14.レディ・ラック(『カム・テイスト・ザ・バンド』1975年)
15.カミン・ホーム(『カム・テイスト・ザ・バンド』1975年)
【日本盤限定ボーナストラック】
16.幸運な兵士(オルタネイト・ミックス)
【初回限定盤ボーナスDVD収録内容】
・『ザ・パープル・アルバム ビハインド・ザ・シーン』制作ドキュメンタリー(日本語字幕付)
・『ザ・パープル・アルバム EPK』(日本語字幕付)
・ミュージック・ビデオ
1.嵐の女
2.セイル・アウェイ
3.嵐の使者
4.幸運な兵士

◆ホワイトスネイク・パープルアルバム・通販限定サイト
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