ヤマハのポータトーンにレッスン機能搭載の新モデル、iPhoneとも連携可能な「PSR-E353」&コンパクトな「PSR-E253」
ヤマハが6月1日より発売する電子キーボードの新製品、ポータトーン「PSR-E353」「PSR-E253」が面白い。
◆ヤマハ「PSR-E353」「PSR-E253」~画像~
ポータトーンは、1980年の登場以来、初めて鍵盤楽器に触れる子どもから、演奏や音楽制作として使用する上級者まで、さまざまな演奏ニーズに対応するラインアップを取りそろえている電子キーボードのシリーズ。そのラインナップに新たに加わった2モデルは、高音質のピアノ音色など多彩な音色を搭載し、レッスン機能や伴奏スタイルも充実した、幅広い楽しみ方ができるモデルだ。
「PSR-E353」は、339のXGlite音色を含む多彩な573音色を搭載。グランドピアノの音色は臨場感あふれるステレオサンプリング音を採用。鍵盤を弾く強さに応じて音の強弱が付けられる「タッチレスポンス機能」で、表現力豊かな演奏が楽しめる。
伴奏スタイルは、ポップスやダンスなどスタンダードなものから民族音楽まで、幅広いジャンルにわたる158種類を用意。また、音楽プレーヤーと接続して、お気に入りの曲といっしょに演奏できるのもポイント。楽曲のメロディーの音量を小さくする「メロディーキャンセル機能」を使って楽器でメロディー弾くといった楽しみ方ができる。
さらに、iPhone/iPadとの連携もサポート。演奏データを録画・録音し、メール送信したり動画サイトにアップロードできる「My Music Recorder」など、専用アプリケーションをインストールし、オプションのUSB MIDIインターフェース「i-UX1」を接続することで、より充実した機能で演奏が楽しめる。
一方の「PSR-E253」は、ベーシックモデルでありながら充実した385音色を搭載。ポップス、ロックを始め、ダンスなど100種類の多彩な伴奏スタイルを内蔵。さらに、軽量コンパクトなデザインで、手軽に持ち運ぶことができる。また、メロディーキャンセル機能はないが、音楽プレーヤーとの接続は可能だ。
演奏の機能に便利なのが、両モデルに搭載される録音機能。録音した演奏データを聞き直して気軽に練習に活用したり、録音した曲データを再生しながら演奏を楽しむことができる。「PSR-E353」は鍵盤演奏に加えて伴奏スタイルを活用した、表現力豊かな演奏を2トラックで5曲まで録音可能。「PSR-E253」は1トラック(約300音符)を1曲録音でき、短い曲やフレーズの記録を手軽に活用可能だ。
また、両モデルともコード奏法を学べる「コードスタディ」や、お気に入りの内蔵曲を自分のペースで練習できる「9ステップのレッスン機能」などサポート機能が充実。「PSR-E353」は基本的なコード進行を学べる「コードプログレッション」も備える。その他にも、鍵盤を中央から左右に分け、同時に二人で同じ音域を弾くことができる「デュオモード」を搭載、レッスンや連弾に活用できる。
電源はACアダプターまたは単3乾電池×6本(別売り)。アンプ出力は2.5W+2.5W、12cmのスピーカーを2基搭載する。本体サイズ/重量は、「PSR-E353」が945×369×122mm/4.4kg、「PSR-E253」が940×317×106mm/4.0kg(いずれも電池含まず)。鍵盤数はいずれも61鍵。
製品情報
価格:オープン◆PSR-E253
価格:オープン発売日:2015年6月1日
この記事の関連情報
【インタビュー】「演奏データを未来へ残す」という、規格外れのヤマハのイノベーション
【コラム】BARKS烏丸哲也の音楽業界裏話033「ライブの真空パック」
【俺の楽器・私の愛機】1689「公立高校への進学を条件に」
Guild、トラベルサイズのアコースティックギター『TRAVELER』が登場
ヤマハ、アコギのフラッグシップモデルにコンサートスタイルが登場
2024年の楽器・作品・プレイヤー」を決定する<楽器店大賞 2024>スタート
島村楽器、ヤマハ電子ピアノ『SCLP-8450』『SCLP-8350』のオリジナルカラーを9/5発売
【俺の楽器・私の愛機】1622「ヴィンテージ」
【俺の楽器・私の愛機】1619「母に借金して買ったレブスター」