映画『セッション』の衝撃、金子ノブアキ「映画を観終えてそのままスタジオへドラムを叩きに行った」

音大生徒のドラマーと鬼教師が繰り出す狂気のレッスンと、その果ての衝撃のセッションを描く、映画『セッション』のスペシャル・トークイベントに、金子ノブアキが登場した。

◆金子ノブアキ画像

映画『セッション』では、名門音楽大学へ入学し偉大な音楽家・ドラマーを志す主人公と、異常なまでに完璧を求める鬼教師の常軌を逸したレッスンから、圧倒的迫力と怪演、怪奏、衝撃的場面の数々が飛び出してくる。

金子ノブアキは本作試写を鑑賞し、強い共感を得たことがそのままこのコラボイベント開催のきっかけとなったという。映画を観終えてそのままスタジオへドラムを叩きに行ったほど刺激を受けたという金子ノブアキは、「音楽だけでなく、様々な人生の機微に触れる作品。ぜひ体感してほしい」とその魅力を力説した。

また、4月1日に配信がスタートとなった新曲「The Sun/Dawn」についても語り、「Dawn」と「The Sun」の2曲に関し「元々は長い1曲だったんですが、組曲的にしてます。（音楽の）配信・受信が身軽になって、アルバム単位で聞かれることが減っている中で、ミニマムの状態で作品性を高め、ひとつの物語として始まって終わる――“死生観”を大事にしました」と説明。「ライブが始まればさらに変わってくると思います」とさらなる進化を予告した。4月23日に予定している（チケットはSOLD OUT）満を持しての初のソロライブ活動に関しても「これからどんどんやっていきたい」と強い意欲をにじませ、会場は期待を込めた温かい拍手に包まれた。


映画『セッション』は、サンダンス映画祭グランプリ＆観客賞受賞を皮切りに、あらゆる映画賞を席巻、さらには第87回アカデミー賞３部門受賞という快挙を成し遂げ、絶賛の嵐を起こしている。日本公開は4月17日（土）だ。