【インタビュー】SHINPEI(BREAKERZ)のソロMUSCLE ATTACK、アルバムに「自由度のあるチーム感」

■今回、衣装が全員おそろいのつなぎなんですよ
■おそらく、このつなぎはツアーが終わったらボロボロになる

▲アルバム『ATTACK』通常盤

──あと、前回の取材でMUSCLE ATTACKは部活感が強いバンドだという話をされていましたが、そういう意味で今回のスタジオの雰囲気はどうでしたか？

Shunp：僕たちの仲の良さを象徴するエピソードは、あるとき、自分のギターのチューニングがどうしても合わなかったことがあったんですよ。これをテニス部に例えると、自分のラケットで勝負したいじゃないですか。ギターでも俺の音じゃないから弾けねーよっていうのがあると思うんですけど、あのときSHINPEIさんにギター借りたよね（笑）？

SHINPEI：あぁ、あったあった、そんなこと。

Shunp：人のラケットでも試合に出られるっていうのは非常に部活っぽいなと思います。

HIDEHIRO：そうだな。うまいこと言うな。

SHINPEI：そういえば、俺、レコーディングでベース弾いた。「こういうフレーズどうかな」ってトライしてもらうことがあるんだけど、うまく言葉にできなかったからJongくんのベースを「ちょっと貸して」って。

Jong：ありましたねぇ。

SHINPEI：あと、「THIS IS DIE(T)」にゾンビのうめき声みたいなのが入ってると思うんですけど、最初はHIDEHIROがトライしてたんですよ。でも、なんかリアル感が足りなかった。

HIDEHIRO：そうなんだよね。

──ゾンビ感が不足していた？

HIDEHIRO：呪いきれてなかった（笑）。

SHINPEI：そしたら、MUSCLE ATTACKの守護神的存在の影武者スタッフ“Mr.MUSCLE”が一発録りで、みごとにゾンビ感を出して、「ポテンシャル、ハンパねーな」と（笑）。メンバーじゃなくても参加しちゃう自由度があるのもチーム感があると言えますね。

──なるほど。とにかく理屈抜きに元気が出るアルバムです。初回盤には15曲を収録したライヴDVDがパッケージされているので、MUSCLE ATTACKのステージの入門編としても楽しめますよね。

SHINPEI：そうですね。DVDには2ndアルバム収録曲はほとんど収録されていないんですよ。

Shunp：1stアルバムにも入っていない曲も見られる。

SHINPEI：そうだ。ライヴでしか演奏していない曲だから、ある意味、新曲ですね。

Jong：だいぶレアですね。

SHINPEI：BREAKERZのカヴァー（「BRAIN SURVIVOR」）も入ってるし、そんなところも楽しめます。

──では最後にアルバムをひっさげての2ndツアーはどんなものにしようと？

SHINPEI：最初のツアーはとにかくがむしゃらなMUSCLE ATTACKだったんですけど、今回はほんの少しだけ大人になって洗練された自分たちが出せるんじゃないかな。ほんの少しだけ背が伸びたMUSCLE ATTACK（笑）。かと言って、初期衝動は忘れていないので、ライヴではその両方を表現したいですね。

HIDEHIRO：あと今回は4人各自がヴォーカルをとって歌いますので、そのへんもお楽しみに！

Jong：アルバムではみんな新しいことに挑戦していますからね。そのあたりは特に楽しめるかと。

──Jongさんがいちばんテンションが上がるときは？

Shunp：「クライボーイ」じゃない？

Jong：ああ（笑）。いつも歌いながら弾いてるんですけど、感極まってしまうときがあるんですよね、そんなふうに楽しくなってる瞬間に気づいてもらえたら。

Shunp：それと新しいアーティスト写真を見てもらうとわかるんですけど、今回、衣装が全員おそろいのつなぎなんですよ。ツアーの本数は多くはないけれど、おそらく、このつなぎは終わったらボロボロになると思います。そういうライヴをするのでぜひ。

──3月15日の横浜あたりではボロボロに。

Shunp：HIDEHIROとか上がなくなって裸かもしれない（笑）。

SHINPEI：あれ!?　みたいなね（笑）。

取材・文◎山本弘子




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