【連載】THE BOHEMIANSの5人全員かたまりダイナマイト連載[Vol.44]チバ・オライリー(と無法の世界)a.k.a.ジャン「激甘貴公子の休日」

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THE BOHEMIANSの魅力にさまざまな角度から触れていく当連載「5人全員かたまりダイナマイト連載」。第44回目は、ドラムのチバ・オライリー(と無法の世界)a.k.a.ジャンがスウィートな休日のひとコマをお届けする「激甘貴公子の休日」です。前回の順番から早1年。今回は、地元 山形の思い出の場所の写真とともに、少年時代とTHE YELLOW MONKEYについて届けてくれます。

◆チバ・オライリー(と無法の世界)a.k.a.ジャン「激甘貴公子の休日」
◆第9回:THE YELLOW MONKEYと山形


こんにちは。チバオライリー(と無法の世界)です。激甘貴公子の休日、連載なんと1年ぶり!きゃあきゃあ。お待たせしました。そして、2015年もどうぞよろしくお願いします!

昨年の大晦日THE BOHEMIANSは、一昨年に引き続き <COUNTDOWN BUMP SHOW!! 2014→2015>に出させて頂いて最高の年の瀬を迎えました。関わってくれた全ての皆様に感謝です。ドーモアリガトッ!

ライブ後、ボヘミアン達は正月の休日!他のメンバーは皆東京で過ごしたようですが、僕はひとり山形へ。大雪だと聞いていたので、止まる恐れのある新幹線はやめて自家用セスナと馬車で帰省してきました。フー!


▲山形の旧県庁 文翔館の遠景

そんな山形での休日、今回はTHE YELLOW MONKEYのことを書きたいと思います。実は僕THE YELLOW MONKEYの大ファンなのです。なぜ山形の休日でTHE YELLOW MONKEYについて書くか?ということにもふれつつ、書いていきたいと思います。


▲イエモンのツアー会場にもなった県民会館ホールの入り口。今はやまぎんホールという名前になっていた

初めてTHE YELLOW MONKEYを知ったのは小学生のときでした。当時は小学生らしくJ-POPに夢中で、毎晩テレビの音楽番組にかじりついていた少年チバ。THE YELLOW MONKEYもそのマイムーブメントの中、「楽園」という曲でテレビに映っていたのを拝見しました。第一印象は、古めかしいルックス、唄い方も曲もきらいではない、背が高い、くらいしか思っていませんでした。カミナリにうたれたような恋はしませんでした。でもこれまで見てきたJ-POPアーティストとは明らかに異質な感じがして気になってたんでしょうね、それからしばらくたって、「球根」の8cmシングルを買ってきたのです。それを聞いてカミナリにうたれてしまいました。

母が。


▲よく通ったCDショップ ミュージック昭和

うちの母上はジャズのCDやレコードをいっぱい持っていて、とにかくたくさん音楽を流してくれる人でした。J-POPも興味があるみたいでしたが、やっぱりジャズにはかなわない、みたいな人でございました。ところが「球根」を聞いて、THE YELLOW MONKEYの魅力にやられちゃったのです。

そこからはさあ大変。「球根」の次は7thアルバム『パンチドランカー』、6thアルバム『SICKS』、その他インディーズアルバムからVHSまでがチバ家にやってきて、家ではジャズにかわってTHE YELLOW MONKEYがながれるようになります。

それでも母に対する思春期ならではの反抗心と、遠慮と、プライドと、反抗心(リフレイン)で、僕はかたくなにTHE YELLOW MONKEYに恋しませんでした。でも家にいれば彼らの音楽やビジュアル、様々な情報が入ってくるわけです。自然と僕は、ほとんどの曲を覚えていました。


▲チバ家の愛猫 チロ

そんな思春期の僕とTHE YELLOW MONKEYについて印象に残っているのは、冬に出された「聖なる海とサンシャイン」というシングルです。

僕は自転車で40分の距離にある高校に通っていたのですが、冬の通学は会社に向かう母の車に便乗させてもらうことがほぼ毎日で、その車内では常にその曲がリピート再生されていました。朝の重い身体と、いつも自転車で行くはずの道を車で向かう変な感じと、雪で真っ白な通学路と、母と、僕と、聖なる海と、サンシャイン、みたいな 笑。「聖なる海とサンシャイン」を聞くと記憶の中に澱のように沈んでいたこの景色がよみがえって、変な気分になります。


▲高校への通学路

多分皆さんも、一度聴くと曲を聴いていたときの風景とか匂いとかを思い出すことってありますよね。その情景を言葉にするとありきたりだけど、その歌とその時のあの感じ、は、本人にしかわからない特別な気持ちがするのではないでしょうか?当時は恋しなかったけど、浴びる程聞いた曲が風景と一緒に僕の血に溶けて、THE YELLOW MONKEY というバンドは僕にとって特別になりました。THE YELLOW MONKEYは山形であり、母であり、僕であり、今ある僕の身体の一部は確実にTHE YELLOW MONKEYです。


▲僕と本間くんが通った高校

こんなこと書いて、好きなのもただの思い出だからジャン?とか言われそうですが、決してそんなことはないのです。今は恋してるし、「ROCK STAR」って曲のこの歌詞が最高だとか、『TRUE MIND』ってライブドキュメンタリーのあのシーンのメンバーが最高とか。彼らへの率直な愛もあるのです。

以上 本当はあと2万字くらい書いていたいんですがこの辺にしときます。山形での休日、THE YELLOW MONKEY について思ったことを書いた。激甘貴公子の休日でした。次回はボヘミアンズのイケメン、ドン星川の、食通放浪記です。よろしくお願いしやす。



■THE BOHEMIANS LIVE SCHEDULE

<Zher the ZOO YOYOGI 10th Anniversary~Live Goes On !~Double Fantastic !!>
3月10日(火) 東京 代々木 Zher the ZOO
出演:THE BOHEMIANS / ROLLY&GlimRockers

<New! ABENO CIRCUS’15>
3月29日(日) ROCK TOWN / 安部乃荘 / CAFE&BAR 色s
※THE BOHEMIANSはROCK TOWNに出演
出演:THE BOHEMIANS / 髭 / cinema staff / MAMADRIVE / THE TOKYO / スムルース / ZILCONIA / LIGHTINGALE / あこがれGoodBye / and more

<SA presents BIGTOP TOUR 2015 承>
3月30日(月) 名古屋 CLUB QUATTRO
出演:THE BOHEMIANS / SA / 忘れらんねえよ

<GacharicSpin 赤裸ライアーツアー~ガチャんこ対決~>
4月9日(木) 柏 palooza
出演:THE BOHEMIANS / Gacharic Spin

<ARABAKI ROCK FEST.15>
4月25日(土) エコキャンプみちのく
4月26日(日) エコキャンプみちのく
※THE BOHEMIANSの出演日は後日発表
※出演下記オフィシャルHPをご確認下さい。
http://arabaki.com/

◆THE BOHEMIANS オフィシャルサイト
◆「THE BOHEMIANSの5人全員かたまりダイナマイト連載」まとめページ
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