【連載】THE BOHEMIANSの5人全員かたまりダイナマイト連載[Vol.63]本間ドミノ先生「レコード棚あさり」
世界中のボヘファンの皆さま! おひさしぶりです! THE BOHEMIANSのメンバーがリレー形式でコラムを執筆する名物連載の時間がやってまいりましたヨ!約1年ぶりの今回は、ザ・ボヘミアンズよりキーボーディスト・本間ドミノ先生の「レコード棚あさり」です。今回も本間ドミノ先生のミュージックライフを覗き見ることができるとともに、ロックンロール愛、音楽愛に溢れた原稿が届きました。
◆ ◆ ◆
~本間ドミノ先生の「レコード棚あさり」~
■第13回:「人生には、ELOがいる!」
ここのところ、THE BOTCASTというpodcastを隔週くらいのペースでしており、発信はそちらがメインになってしまっているため、ご無沙汰してしまいました。
本間です。
ついこないだ、2020年12月に行われたワンマンライブの初Blu-ray映像が発売されました。
一年以上、東京でしかライブできていませんので、来れなかった人や全国各地のみなさんは一旦、これでライブをお楽しみください。何卒。お待ち下さい。(7月には久々に名古屋でライブあります)
社会の状態のためか、ライブの回数が少ないためか、月日の流れの速度がずっとたゆたっている感覚でして、待たぬ月日は経ちやすい、いやでも新しいアルバムが世に放たれるのはまだ先なので、見つめる鍋は煮えない、と日めくりカレンダーのあたりまえなことわざをぼーっと眺めるくらいには意識の往来がある日々です。
ただただぼーっとしているわけではないんですが、不思議なことに、もう僕らが好きなロックンロールをつくった時代のひとたちが、誰がまだ生きてて、誰がいなくなってしまったのか、もはやわからなくなってしまった。
スペンサーデイヴィスも死んだ、
デヴィッドボウイも死んだ、
ファッツドミノも死んだ、
リトルリチャードも死んだ、
ドクタージョンも死んだ。
「オレが死ぬわけないだろ」と言い放ったチャックベリーが死んでからもう4年も経った。
ジェリーリールイスはまだ生きてる。と思う。
スターの誰かしらが、もしかして不死身だったら楽しいなとはたまに考えます。ジョンレノンはまだどこかで生きている、みたいな都市伝説と同じで。音源や映像、作品が残っていれば、ある意味みんな不死身だとも言えるけど。
うちのビートりょうは、2017年に逝ってしまった日本のロックンロールオリジネーター、ムッシュかまやつさんの墓参りにちゃんと行っているらしい。おそらくメンバー内では一番「義」な男です。2012年に一緒にレコードを作ってから、もうすぐ10年が経つ。その年のツアーファイナルでもらった高そうな赤ワイン、早く開けたいけど、どのタイミングなのかがわかりません
忌野清志郎が2009年にいなくなり、「後を継ぐのはオレらしかいない」と半分冗談でメンバーで話した(mixiで)のは自分しか覚えていないかもしれないが、その後2010年にファーストアルバムを出して、もう11年目。次のアルバムで10枚目の大台にのります。
ビートルズのポールマッカートニーとリンゴスターが健在で、それどころか精力的に活動を続けていること、勇気凛々です。得体の知れない自信と不安を恥じることなく同居させながら、一日一日をむげにするまいと思いながら、今日もメンバーや馬や騎手や白球やバットに振り回されて、遠心力で回りながら笑っている!
この連載では日記ならぬ年記のようなものを書くさだめなのかもしれません。
今回紹介したいのは、世界屈指のビートルマニアであり、好きすぎてビートルズをプロデュースするまでになった、ジェフリンという人です。いろんなグループをやってる人ですが、その中でも最も世界的にブレイクした「Electric light Orchestra」が、今回の棚漁りです。
紹介代わりの曲、日本でたまにCMで使われてたりするこの曲は知名度がある気がします
もしくはこちら?
この2017年のLive at Wembley Stadiumは、映像も音も良くて、デカくて、照明も綺麗で、お客さんの顔も良くて、こんなん生で見たら絶対泣くなあと思います
70年代80年代と、Electric light Orchestraとして大ヒットを飛ばしたジェフリン、そのテーマは「ビートルズとクラシック音楽の融合」というのを聞いたことがあります。
ビートルズが90年代に「未発表曲」として出した名曲「Free As A Bird」、「Real Love」は、ジョンの死後にジョン以外のメンバーとジェフリンがプロデュースしたもので、アンソロジーなどに収録されています。もともとジョージのプロデュースなどをしていましたが、その手腕を買われてポールの「フレイミング・パイ」もプロデュースすることになったり。
ビートルズが単なる「懐メロ」にならずに、今でも確固たる存在なのは、ジェフリンの力が少なからず影響していて、、とにかくジェフリンはすごいんだよ。と言いたい
日本では「電車男」の映画でトワイライトという曲が使われたりしてるけど、
めちゃくちゃ有名!というわけではないと思います。奥田民生さんがプロデュースしたパフィーの「アジアの純真」なんかは、モロにELOなアレンジで、それはめちゃくちゃ売れたなあ
ストリングスとコーラスワークが素晴らしくて、日本にももっとコーラスを駆使するバンドがたくさんいてもいいのにな、と思います。そしていつも心にロックンロールを忘れずに
この夏は去年よりライブが多くて嬉しいです。会場で、または配信で、お会いしましょう。
◆ ◆ ◆
■ライブ会場・通販限定マキシシングル
BUMP-105 ¥1,000(tax in) / DELICIOUS LABEL
■ライブ Blu-ray
QEXD-10008(BUMP-112) ¥6,380(tax in) / DELICIOUS LABEL
■ライブ会場・通販限定ライブDVD
BUMP-117 ¥3,300(tax in) / DELICIOUS LABEL
■ライブ情報
2021/7/18(日)新代田 FEVER
OPEN 17:00 / START 17:30
前売 ¥5,000(税込/D代別) / 当日 ¥5,500(税込/D代別)
*スタンディング / 整理番号付き
2021年6月13日(日)10:00〜チケット発売
e+ https://eplus.jp/sf/detail/3440880001-P0030001
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