ハッピー・マンデーズのべズ、出馬宣言するも政党を登録し忘れ
ハッピー・マンデーズのべズは月曜日(1月12日)、高らかに出馬宣言したが、大事なことを忘れていたそうだ。自身が興した政党をちゃんと登録しておらず、公式にはその政党は存在していないことになってしまった。
◆べズ画像
ベズは2014年、Reality Partyという政党を結成。登録申請したものの、The Realists' Partyという別の政党と名前が似ていたため、選挙委員会から認められず、再三、名前を変更するよう要請されていた。その締め切りが、奇しくもベズがメディアを集め出馬宣言した1月12日だった。しかし、彼はそのことをすっかり忘れていたようだ。『Independent』紙によると、結局、Reality Partyの登録は却下され、ベズを含む3人は同党からは出馬できないことが判明したという。
選挙委員会は、まだ間に合うので別名で新たに申請し直すよう勧めているそうだ。『Independent』紙から正式には存在していないことを指摘されたReality Partyの党員は、直ちに問題を解決すると話したという。
ベズ達は低炭素経済と大企業の税金特権の排除などを公約に掲げている。べズは、これまで一度も選挙で投票したことがなかったが、政治に目覚めたいま、投票は「全ての人の義務」と考えているそうだ。彼は月曜日、「難しいとは思う。でも、当選することが目的じゃない。闘うこと、どうやって闘うか、そして俺らのメッセージを広めるのが目的だ。俺らのメッセージを広めることができ、小さな変化をもたらし、大きな政党が俺らの懸念することに耳を傾けるようになったら、俺らの役目は果たしたことになる」と話した。
UKでは5月に総選挙が行われる。
Ako Suzuki