【ライブレポート】THEATRE BROOK、ソーラーワンマンで「WE AS ONE」
◆THEATRE BROOK 拡大画像
この日のライブも佐藤タイジがオーガナイザーを務める<中津川 THE SOLAR BUDOKAN>と同じく、楽器電源は100%太陽光発電によって賄われていた。会場外にずらりと並べられた蓄電用のパネルの前で記念写真を撮影するオーディエンスも多く見られ、佐藤タイジの志が伝わっているようでもある。音楽を通じて、新しいエネルギーについてオーディエンスに何かを感じさせることも、佐藤タイジのライフワークと言えるであろう。
開演時間を5分ほど過ぎたころ、Candle JUNEによってレイアウトされたロウソクの幻想的な炎に導かれるようにメンバーが登場した。大きな歓声が上がる中、THEATRE BROOKの代表曲「ありったけの愛」をいきなり叩きつけ、フロアの温度を一気に頂点まで持っていく。
第一部はゲストが次々と登場。スパンコールのドレスを身をまとい、煌びやかなライティングと共にBlondieの大ヒットナンバー「Heart of Glass」を熱唱したSalyuをはじめ、Neil Youngの「Hey Hey, My My」では佐藤タイジとのツインリードを響かせた田中和将(GRAPEVINE)、Otis Reddingの「Hard To Hanlde」をダンサンブルに聴かせたタブゾンビ&元晴(SOIL&"PIMP"SESSIONS)が次々とステージを彩る。そしてかつてシアターブルックのメンバーでもあり、現在も深い交流のあるDJ吉沢dynamite.jpをフィーチャーしたシアターブルックの大名曲「Typhoon Shelter」が披露され、年末スペシャルに相応しい豪華な場面の数々が繰り広げられて第一部は終了した。
もちろん第二部でもゲストミュージシャンが大活躍。DJ吉沢dynamite.jpの激しいDJプレイがバンドに大きな化学反応を与えた「悲しみは河の中に」や、タブゾンビ&元晴のホーンセクションがバンドの演奏をさらに激しいものにと変化させた「One Fine Morning」でのグル―ヴィな演奏にオーディエンスの熱気は高まるばかり。
そして本編ラストの「まばたき」のエンディングでは佐藤タイジの超テクニカルなギターソロも炸裂、オーディエンスの大歓声と共にステージを降りた。
アンコールでは、この日出演したすべてのミュージシャンが登場し、昨今のTHEATRE BROOKを代表する一曲である「もう一度世界を変えるのさ」を共演。<THE SOLAR BUDOKAN>シリーズを経て、さらに大きく成長したTHEATRE BROOKを見せつけて、この日の幕が閉じた。
撮影◎岡村直昭/平野大輔
◆Theatre Brook オフィシャルサイト
◆<中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2014>オフィシャルサイト
◆佐藤タイジプロジェクト オフィシャルTwitter
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