音楽がもつ奇跡の力「1000ドルの薬より1曲の音楽を!」

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この映像を是非みて欲しい。これは映画『パーソナル・ソング』の映像クリップだが、音楽がもつ感動的な力、奇跡のパワーをとらえた映像作品だ。

◆映画『パーソナル・ソング』映像クリップ

スピルバーグやトム・ハンクスが映画館で観て絶賛したという注目作でもあり、この映像は全米で公開されるや1週間で700万回以上再生され大反響を生んだものでもある。

本作はソーシャルワーカーのダン・コーエンがiPodを使い、認知症・アルツハイマー患者に思い入れのある曲を聞かせて、失われた記憶を呼び戻すという実験を3年に渡って取材した映画で、音楽の力のすごさを実感できる奇跡の瞬間に満ちた作品であり、認知症やアルツハイマー病に悩む孤独な人々に希望をもたらすものだろう。


映画『パーソナル・ソング』

現在、全米で500万人、日本でも高齢者の4人に1人、約400万人以上いるとされ、今後も爆発的に増え続けると言われている認知症やアルツハイマー患者たち。いまだ特効薬がなく先進国の間で深刻な社会問題化している。アメリカのソーシャルワーカー、ダン・コーエンはかつてIT業界で働いていた。あるとき「患者がiPodで、自分の好きな歌(パーソナル・ソング)を聞けば、音楽の記憶とともに何かを思い出すのではないか」ということを思いつく。
実験をはじめてすぐに効果が表れた。長年認知症を患い、娘の名前も思い出せずふさぎ込んでいる94歳の黒人男性のヘンリー。昔好きだったキャブ・キャロウェイの音楽を聴いた途端、突然スイッチが入ったように音楽に合わせて陽気に歌いだし周囲を驚かせた。音楽を止めた後も饒舌になり、音楽の素晴らしさや仕事のこと家族のことを次々に語りだす…。
2014年/アメリカ/カラー/78分
原題:Alive Inside
提供:メダリオンメディア
配給:アンプラグド
監督・脚本・製作:マイケル・ロサト=ベネット
音楽:イタール・シュール
出演:ダン・コーエン オリバー・サックス ボビー・マクファーレン
12月よりシアターイメージフォーラム他順次公開
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