【インタビュー】全力の自由人・所ジョージの奇天烈人生訓『JAM CRACKER』最終回

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多趣味・多芸・多才で知られる所ジョージだが、そもそも彼のキャリアのスタートは音楽にあり、れっきとしたシンガーソングライターのひとりである。

創意工夫の人生を全力の自由人として闊歩する人物ゆえ、多面的なタレント人の印象が強いものの、彼の作る音楽には、甘みとしょっぱさとビリっと痺れる毒気がいつもたっぷりと仕込まれている。ふざけた視点と、どうでもいいことをそのまま歌ってしまったような屈託のないテーマが全面に踊り出るが、その目線の切れ味は異様に鋭かったりするから、たちが悪い。

わざわざ自主レーベルを立ち上げてのアルバム発売、しかも2枚同時リリースで、フルアルバムながら1枚700円+税という人を喰った価格設定が敷かれている。この人は何を考えているのか。目的は何なのか…というか目的はあるのか? 音楽が売れないと嘆かれている今、唐突にアルバム2枚をリリースする真意は? 本人に直撃すべく、BARKS編集長自ら世田谷ベースに乗り込んだ。

全4回にわたってお送りしてきた当インタビューのこれが最終回、軽快な語り口調から覗かせる核心のキーワードを存分に楽しんでいただきたい。

   ◆   ◆   ◆


■無駄なことなんか
■ひとつもない

――ジャケットにケリオスをジャケットにしようと思ったのは自然な気持ちで?

所ジョージ:これは簡単ですよ。世の中の人は犬が好きだから。手に取りやすい感じがするじゃん。あ、仔犬かわいいって。だから僕は、裏面はラーメンにしたかった。

――みんなラーメンが好きだから?

所ジョージ:好きだから。ラーメンでもいいぐらいだと思ってたんだけど。

――やだなそれ。

所ジョージ:うん。一応カッコいいのにしたんですよ。表の写真がちょっとカッコよくなったから、じゃあ裏もカッコよくしようよってね。

――良かった。

所ジョージ:そう?(笑)。ちゃんと語ることないんだよね。努力しましたとか、すごい大変だったんです、アメリカ行ってとか、そういう話があるんだったらカッコよくまとまると思うんですけど、ないから。僕はね、歌は誰でも作れると思ってるんですよ。みんなが作らないのは完成形を早く求めたがるから。例えば「誰でも作れるから」っていう歌詞を歌にするとして、“誰でも作れるから~”って歌う。こりゃ商業ベースには乗らないだろうって思うから、どうしよう、リズムつける?“誰っでも作れるっからっらっら~”とかやってみる? でもダメだな…って、結局みんな諦めちゃうわけ。だからね、諦めないで完成させればいい。みんな完成させないだけの話なの。歌は誰でも作れる。

――鼻歌ってみんな歌いますしね。

所ジョージ:こんなものが売れるわけないとか、俺には才能がないとか決めつけててやらないだけで、やれば何か形になる。作ればいいわけ。だから、歌は誰でも作れるし独特の才能じゃないと思ってるの。大人になるとやらないのよ。無駄だからとか言って。

――客観視できるようになりますからね。

所ジョージ:うん、先を読むでしょ?無駄だからって。人間だけなのよ、先を読んで手出さなかったり遠慮したりするのは。犬とか猫は腹が減ったら食ってるし、鎖離すと走るし。今走ったら怒られるかな?なんてことはないんだ、あいつらはバカだから。でもそれは、ヤツの人生観っていうか犬の一生として楽しいわけで。僕、「なんで犬は走るんだ」(『JAM CRACKER 2』4曲目)って歌にも書いてるけど、そんな感じなんですよ。だから楽しくて充実している。犬は犬として充実してる。だから先のことを考えて、損得を考えたりとか、無駄なことなんかひとつもないのに、これは無駄だからやらないとかね。端折ることがすごい人間だとか文化だとか思っているみたいだけど、端折らずにやりゃ誰でもできるようなことをやらないだけ。

――「無駄なことはひとつもない」って身に沁みますね。でも効率を上げることや無駄を省くことって現代社会の美徳で。

所ジョージ:みんな、そろそろ気が付き始めたんじゃないの?「お父さんたちが、カッコ悪い/お金だけ持ってくりゃいい/あんたはいなくていい」って言われるのはなんでかっていうことと、「宅配便の兄ちゃんがカッコいい」って言われることが。どこが違うのかなっていったら、宅配便屋の兄ちゃんは一生懸命動いてる、仕事を一生懸命してる、その様が見える、汗かいてる。だからカッコいい、素敵に見える。でも、お金を出してその宅配便を頼んでるのは親父だってことが抜かれちゃってるでしょ。だったら宅配便をやりゃいい。

――沁みる(笑)。

所ジョージ:その親父はお金を出して自分が楽をして、で、お金をもらってるほうが評価される。お金を出してるのは俺なのにあっちが評価される…っていうことは、宅配便屋に頼まないで自分が帰りに買って帰るとか、持って帰ればいい。そうすると、お父さんは季節になるとスイカ持って帰ってくる、葡萄持って帰ってくれる、梨買ってくる…楽しみで、お父さんの評価が上がるっていうことですよ。便利だからって宅配便にお金で全部解決しちゃってるから、自分が評価されないっていうことだよね。

――確かに。

所ジョージ:宅配便屋が評価されるんだったら、宅配便屋をやればいいわけ。みんな、そういうのも見逃しちゃってるんだもん。そうすると、お金出せばすぐ来て、結果がすぐ見えて、ダメならリセットできるということが、どんなにつまんないか、だよ。リセットできないから面白いんだもん。ゴミが溜まってっちゃうみたいな、それを何しようかな、どうしようかなっていうのが面白いわけだよ。

――でもそれには、それを推し進めていくバイタリティ/生命力が必要でしょうね。

所ジョージ:あ、そうですね。それは面白がれるか面白がれないか。

――そこは気質でしょうか。

所ジョージ:私だって、「大変だ」って頭抱えりゃ何もしたくないわ。大変だって考えたら、もう全部大変なことになるから。めんどくさいって思ったら、全部めんどくさいことになっちゃう。だから「考えない」っていうことですよ、その言葉がないっていうことですよ。だからもう楽しいことしかない。


――その心持で人生を謳歌すれば、みんな所さんみたいな生き方ができるかな。

所ジョージ:そうですよ。テレビなんかで、悲しい話とか事件とかあるじゃないですか。ニュースになるから取り上げて、お茶の間は面白がってみんな見てるじゃないですか。僕は悲しい話とかしてる人を見ると「うるさいよ」と思う。努力とか涙とか、これを苦労したとか「うるさいよ!」っていつも思う。「いらねえよそんな話、誰だってそうだよ、それ」って思う。キツいとか苦しい、悲しいなんて、耳に入れたくないんですよ。それをみんな面白がって「あの人は不幸だ」とか、比較して「うちらは平和で良かったね」とかね。そんな人間になりたくない。だからああいうの、もう放送しないでほしいと思う。歌もそう。「あれが苦しい、これが悲しい」とか…イヤだ(笑)。あと「夢を見よう」とか「積み重ねよう」とか、「ふざけんなよ、このヤロー、誰でも思ってるわ、それ!」って思うよ。

――ありますね、「誰でも思ってるよ、言われなくたって」って。

所ジョージ:それがね、イヤなんですよ。迷惑な話ですよ。「俺、辛くてさ~」って「言うなよ、俺に!お前だけ辛がってりゃいいじゃねえかよ」と思う。違う人なんだから。よく悩みがあって人に相談したりとか、いろんな事件とか事故に巻き込まれて苦しい人もいるでしょうけど、そういう人たちも「辛いんです」て言うなって思う。自分だけが辛きゃいいんだから、人を巻き込むなと思う。

――人を巻き込んだところでプラスに転ずることなんてないですし。

所ジョージ:ない。だからたまに、例えば事件に巻き込まれちゃって、お父さんがインタビューされてる時に…かくしゃくとした人いるじゃん? 涙も出さないで「うちの娘は大丈夫だと思います」なんて言ってる人、ああいう人が素敵だと思う。そこをグズって「みんなもわかってくださいよ」って言ってる人はカッコ悪い。「うるせえ、お前」って思う。私は同情しないから。あとね、人が亡くなっても、やがて俺も死ぬからと思ってるし、順番なので、そんなに悲しくない。そりゃその日は悲しいと思うけど、それは引きずらない。

――それはそういうものですしね。

所ジョージ:そうなんですよ。この国1億3千万人もいるんで、1万人にひとり調子の悪い人がいると、1万3千人もいるわけですよ。いや、もっと多い…千人にひとりだったら13万人もいるじゃないですか。

――いや、調子悪い人、クラスにひとりやふたりはいます。

所ジョージ:っていうことは50人にひとりっていうことでしょ? 相当な数いるから、そこに向けて商売しようかな。あははは!でもほんとに、僕のCDは5千万人が買ってもいいと思ってるんですけどね。ふたりにひとりぐらい。

――700円だし。

所ジョージ:目の前に20人集まったら10人に売る自信ありますよ。そしたら5千万枚売れるじゃないですか。どうすれば言い聞かせられるんだろう。あはははは。5千万枚ぐらい売れたいなと思いますよ(笑)。

――所イズム満載の作品ですからね。

所ジョージ:うん、そうです。だって似たようなことやってる人いないし。面白いですね。


■だから買わないのも
■面白いかもしれない

――『JAM CRACKER 1』と『JAM CRACKER 2』はキャラクター付けみたいなのはあるんですか?

所ジョージ:ないんですよ。まあ作っていくうちに曲が増えていって、どの順番にしてもそんなに変わらないかなっていう。14曲聴いても物語にならないから。

――14曲の点があるだけ?

所ジョージ:作ってる歌が1個ずつ全部バラバラなんで、だから、どの順番でもいいかなと。

――アレンジっていうのは曲とメロディが自然に引き寄せる感じですか?

所ジョージ:そのメロができて、間奏とかエンディングとか考えるじゃないですか。ハーフにしようとか、間奏をここに持ってこないで、最後に間奏とエンディングを持ってこようかなとか。やたらおケツを長くしようかなとか。歌いたいことは全部歌って、その後はギターで勝手なリフをずっとやってたほうがカッコいいかな?そのケツに演ってるのは何なの?意味ねえじゃん…って言われたい、早くやめろよとか思われたい(笑)とか。

――まだ終わらねえのかって?

所ジョージ:そうそう(笑)。だからそう思われると勝手にリフが出てくる。でもリフ先行の時もあるね。このリフを使いたいから歌を作るっていうのもある。

――アレンジ自体は、ロックンロールっぽいのもあれば、ブラスセクションが入った泥臭いものからストリングスが入っているものまで、音楽ジャンル的には幅広いですよね。

所ジョージ:いろんな歌を聴いてるんで、たぶん僕は何に刺激されたっていうのはそんなに明確じゃないけど、詞は、吉田拓郎さん的なものも多分あって、同時にレッド・ツェッペリン的なものもあって、もっとだらっとしたわけわかんない的なものとか、レディ・ガガ的なものとか、いろんなものが混在してるんですね。リフ先行で作るのは、やっぱりレッド・ツェッペリン世代なんじゃないですか?「移民の歌」ならあのリフがカッコいい、と。そうするとそっちを先行しちゃう時もあるし。

――このリフを弾きたいが為に曲を作るって、往々にしてありますよね。

所ジョージ:そうなんですよ。そうやって遊んでいるのをアレンジャーが聴いて、演りたいことを汲んでくれる。ただね、この前なんかアレンジが上がってきたら1番だけ1小節多くなってて、歌いづらいなと思ったら「いや、所さんがここ1小節多く歌っていたから」って(笑)。そうやって俺が歌ってたらしいんですけど、全然気付いていなくて、「そうなの?そこは普通に直してくれてよかったのに」って思ったり。

――あははは。

所ジョージ:「気持ち悪い、これ」なんて思いながら、結果、このほうが面白かったりね。すごく楽しいですよ。

――いろんなエピソードを伺ったことで、またアルバムの聴こえ方が変わってくる気もしました。今2作は全国5千万人の人に聴いてもらわないといかん、ということでよろしいですか?

所ジョージ:うん。でもなかなか伝わらないよね。テレビなんかも「こういうの出してるんですよ」って言っても、なかなか伝わらない。


――ここ最近は音楽自体が売れなくなり、音楽業界も厳しい岐路に立たされているという状況ですが、所さんはどう見られていますか?

所ジョージ:このアルバムなんて、音楽を聴くというよりも、聴いて詞を読んだりすると参考にはならないけど、なんか楽にはなるんじゃないかなと思うんだけどね。考え方とか。

――でも音楽って、本来そういうものなんだとも思います。刺激・共感から自分の生活が豊かになったりするのは音楽の力だし、本質的な意味で音楽の正しいあり方だとも感じます。

所ジョージ:そうですね。こういう風になってきたのはYouTubeで自由に遊べるっていう刺激もあるかな。テレビ局は規制しようとしてるけどだったら俺は入っていこうかな、なんて思っちゃったりなんかしてね。

――欧米の人は“日本におかしなパンクロッカーがいる”って思うかも。

所ジョージ:どうかな?わかんないけどね(笑)。TV番組をコピーしてYouTubeに上げるっていう行為は品がないけど、自分が何か発表したいとか発信したい時にはすごくいいメディアだと思う。今やってないけどな。

――今は鉄砲磨きで忙しいから。

所ジョージ:鉄砲磨きに一生懸命だからね。YouTubeもアップしなきゃな。

――我々は音楽サイトなので、お約束としてリスナーにひと言メッセージをくださいってのがあるんですが、そういうのどうでしょう。

所ジョージ:え?あの…。

――「ぜひ聴いてください!」とか「楽しんでもらえれば幸せです」とか。

所ジョージ:でもね「買いそこなっちゃった」とか「買いたいんだけどもう今はないんだ」みたいなのも面白いからね、だから買わないのも面白いかもしれない。

――ぶはは(笑)

所ジョージ:欲しい時にないっていう。3~4年経った時に「そういえば面白いのがあったらしいんだよね」って友達から聞いた時に「え?もう売ってないの?」なんていうのも面白いからね。だからそんなに慌てて買う必要はないと思うね。

――この人は何を言っているんだ(笑)。

所ジョージ:買えなかったとしても、今買わなかったとしても、これが話題になった時にはまた面白いドラマが、その人それぞれに待っているからね。

――一回限りの人生、面白い刺激はたくさん受けた方がいいから、手にしたほうがいいと思うけど。

所ジョージ:あと「俺も歌作ってみよう」と思えばいいと思うんだよね。いっぱい自分の歌を作って、たくさんのものを持って、この中で1個ぐらい引っかかるものないですか?っていうアプローチをすると、芸能の世界に入りやすいんじゃないかと思いますよ。

――作品はYouTubeにアップすればいいですね。

所ジョージ:ほんとにそうですよ。今は路上じゃなくてYouTubeでやればいいと思う。YouTubeには面白いヤツいるもん。何やってんの、お前は?っていうやつ。「もうちょっとだな。お前惜しいな、そこをこうやって削っていくと面白いヤツになるのにな」とか、いっぱいありますよ。人のCDでも「いやいや、うわ、惜しいな、こいつ。こうやっていけばいいのにな」とか思う人もいっぱいいますよ。それは言いませんけどね、その人に「ここをこうやるとこうだよ」なんて伝えて、変な縁を作ってもイヤだし(笑)。

――そりゃそうだ(笑)。

所ジョージ:「今度遊びに行っていいですか?」なんてなったらめんどくさいから。「来るなよ」ってなっていくから。だからそんなアドバイスもしない。鉄砲磨くので忙しいし。

――「所さんからアドバイスをいただいた」ってのがまた勲章になっちゃったりするからね。

所ジョージ:でもいますよね、ほんとに。「惜しいな~!」とか「こうやっていけばいろいろと引っかかるのに」とか。

――それ、レーベルオーナーとしての仕事じゃありませんか?

所ジョージ:あ!それはありますよね。ただ「みんなあんまり儲けないよ」ってところがどうなの?(笑)

――700円で売っちゃうからね。

所ジョージ:うん。「お前のなんかもっと安いよ。10円で売っちゃえ」とか言って(笑)。

――ひどい。

所ジョージ:「あとはお前負担だ」って。でもそれ面白いね。ちょっと引っかかったヤツを俺が磨き直してやるって。

――せっかくレーベル作ったんですから。

所ジョージ:あ、それ、面白いな。

――鉄砲の次は、人材磨き。

所ジョージ:でもみんな1回歌ができちゃうと、磨かれることを嫌うんだよね。自分の才能はすごいと思って直したくないんだよね。それもわかるしねぇ。


――まだまだやることいっぱいで忙しそうですね。

所ジョージ:忙しいですよ。犬の搾乳が終わったら、きっとまた何かくるもの。今度は何がくるのかな(笑)。へへへ、楽しいっすよ(笑)。次から次に片づけなきゃいけないことがいっぱい出てくるじゃないですか。4つ5つぐらいは必ずやんなきゃいけないことがあるんですよ。1個片付くと、今度はあれやんなきゃなって思う。世直しのために生きてるのかなと思う時もある(笑)。世の中をひとりで直そうとしても無理だなとか、えへへへ(笑)。

――いやいや、ほんとに貴重なお話をありがとうございました。とても面白かったです。

所ジョージ:なかなか話す機会もないから、こうやって取材されると、改めて「あ、俺はこうやってるんだな」とか思うしね。自分で喋ってて自分に刺激される時もあるしね。だってこの取材がなければ、今もずっと鉄砲磨いてるんだから。

――その分作業は進みますけどね。

所ジョージ:ある程度のところまでいくと「なんでこれやめないんだろう…これは何かの呪縛だな、誰か呪いかけてるんだ」ってなってくる(笑)。

――一線を越えると、もう呪いとしか思えないですね。

所ジョージ:呪いなんですよ。で、たちが悪いのは、うちの場合それが作品化していっちゃうっていうことなんですよ。きっと作品にするのが手慣れてるんでしょうね。

――求めるクオリティ、設定している到達地点が自ずと作品レベルということでしょう?

所ジョージ:なんなんだろうね。作品とか技術を認められちゃったりとか、そういうのがなんかあるんですよ。そこへの持っていき方が上手いんだと思うんだよね。

――それもあれか、犬神様のおかげか(笑)。

所ジョージ:犬神様かもしれないね。搾乳してるから(笑)。

――ケリーは喜んでくれてるんですか?

所ジョージ:すごい喜んでる。

――やっぱり気持ちいいのかな。

所ジョージ:固くなっちゃうからね。痛いんじゃない?…だから、犬の搾乳してるなんて、そんな人いないじゃないですか。たぶん世の中で犬の搾乳をしてるのって数人ですよね。

――ですねきっと。

所ジョージ:だから「犬の搾乳」って言葉を使いたいだけかもしれない、俺は(笑)。もうこうなると、どこ行っても「俺は犬の搾乳してるんだ」って言いたいだけかも(笑)。「なんで犬の搾乳してるんだよ」って言われたいんだよね、きっと。「バカヤロー、愛だよ」とか言って(笑)。

――あはははは!そこは呪いじゃないんですね(笑)。

所ジョージ:呪いじゃないから、愛かもしれないね。やっぱり愛かな。だってあんなごっつい軍用犬が嬉しそうな顔するんだよ?あはははは(笑)。

取材・文・撮影:BARKS編集長 烏丸哲也



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