美脚美女は元体操・田中理恵。ジャズ名曲「クール・ストラッティン」史上初のMV
元体操の田中理恵が、1958年に発表されたジャズ・ピアニスト、ソニー・クラークによる歴史的名盤「クール・ストラッティン」のミュージックビデオに出演していることが発表された。誰もが耳にしたことがあるこの曲のMVが作られることは今回が史上初めて。そして田中理恵にとってもこのMVが初主演作品となる。
◆田中理恵 「クール・ストラッティン」 ミュージックビデオ、画像
ニューヨークの街をクールに歩く女性の美脚写真によって、“最も有名なジャズのジャケット”としても知られる本作。ミュージックビデオは、ユニバーサルミュージックが展開するジャズの名盤キャンペーン「ジャズの100枚。」のプロモーション用に企画された。
同社ではMV制作にあたり、作品にふさわしい美脚の持ち主を検討。白羽の矢が立ったのが、元体操選手の田中理恵だった。2012年のロンドン・オリンピックでの活躍後、2013年に引退した田中は、選手時代からしなやかな肢体による美しくエレガントな演技で知られていた。2010年の世界体操選手権では、「最も美しい演技をした選手」に贈られる『ロンジン・エレガンス賞』を日本女子選手として初めて受賞している。彼女なら凛とした気品のある美しいウォーキングを見せてくれるであろうこと、そして国民的な人気者であることがポイントとなりオファー。予想もしなかったオファーに最初は「え、私が?」と驚いた田中だが、歴史的なジャズ作品ということで快諾した。
撮影は、8月下旬の都内スタジオにて。田中はタートルネックの長袖ニットを着用し、ヒールとスカートはジャケット写真とまったく同じに見えるものをチョイス。スタジオに入るなり、「緊張しちゃうな~」と、口にしていたが、撮影中は、始終ニコニコと笑顔で美脚によるウォーキングと素敵なポーズを披露。スタッフ一同、「笑顔がかわいすぎる」「さすが世界で活躍してきたアスリート」と、その美しさとプロフェッショナルぶりに大感激。撮影の合間にモニター画面で、ニューヨークの街角と自身の映像とがCG合成された映像を見た田中は、目を輝かせながら「自分の映像を確認するのは、選手時代に演技確認をして以来です。」と話した。
一方、田中と共演した男性エキストラのダリルは、数名の候補の中から、「最もニューヨークのジャズが似合う顔」ということで選ばれた。MV後半の田中の体操ポーズは、ダリルの脳内に浮かんだ「ああ、体操の田中理恵か!」というイメージを表現したものだそうだ。
「クール・ストラッティン」が流れるスタジオで撮影はなごやかに進み、撮影開始から約3時間後の夕方に終了した。
「体操選手は筋肉があるので、このジャケットは一般のOLさんの足のイメージがすごく強かったので、大丈夫かなぁと思いながら、(撮影スタジオに)来ました。体操競技も見られている競技ですし、「見せる演技」というのは慣れていたので、撮影はすごく楽しい時間でした。ジャズはすごく大人で、落ち着いた場所で聴くようなイメージ。高級なレストランのイメージが強いですね。落ち着いてご飯を食べたりとか、ワインも合いそうですね。お友達と聴くのも良いと思いますし、大切な人と聴くのも、雰囲気も作れて良いと思います。」── 田中理恵
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