【ゲリラ豪雨もぶっ飛ばせ!短期集中連載】ジェイクの「よろしくおねがいシマブクロ!!2014」Vol.3「ボヘミアン・ラプソディ」ジェイク・バージョンは、日本で生まれたのだ!
各地で大雨の被害に遭われた方に、お見舞い申し上げます。
◆ジェイク・シマブクロ画像
来週にはまた夏の陽気が戻って残暑厳しくなるようですが、この数日はすっかり秋めいている東京です。お元気ですか?
▲ALSアイス・バケツにチャレンジ!@ワイキキ |
▲容赦なくかぶらされましたね! |
▲「ボヘミアン・ラプソディ」カバー誕生のきっかけになったカラオケ大会真っ最中。これはどこかのサービスエリアで撮った1枚。2009年10月。 |
▲来る日も来る日も猛練習。2009年10月。 |
▲遂にホテルのロビーでも練習。2009年10月。 |
▲そして、完成! しかし、当然だけど若いね、ジェイク!!2009年10月。 |
さて、ジャパン・ツアーのスタートがだんだん近づいて来ました。今回は、最近のステージでは定番の人気曲となっていて、先のフジロックでも大歓声と拍手を頂いた「ボヘミアン・ラプソディ」のカバー誕生秘話をご紹介します。
あのカバーが誕生したのは、2009年10月、ジャパン・ツアーで九州を回っている時のことでした。
ちょうど台風が九州を直撃するか!?という時で、福岡公演の後、翌朝飛行機で宮崎まで移動する予定を変更、公演後すぐにバンに乗り込み陸路で宮崎まで行きました。その時の車中で、ジェイクの伴奏によるカラオケ大会が開かれたのです。開かれたといっても、ノリノリのジェイクにみんなが巻き込まれて強制的に歌わせられるという(苦笑)。しばらくはおつきあいしていたスタッフ一同にも疲れが出てきた頃、「次は何にしようか?」と張り切るジェイクにひとりのスタッフが言いました。「いつもジェイクがカラオケで歌っている『ボヘミアン・ラプソディ』は?」と。カラオケで歌うジェイクの「ボヘミアン・ラプソディ」、これがうまいんですよ、実は! でも、もちろん言ったスタッフは、ジェイクがこの曲を弾けないことを知っていました。これで少し静かになるだろう、くらいの軽い気持ちでした。が、ここからがジェイクがジェイクである所以です。
「ふむ。弾いてみようと思ったことなかったなぁ。出だしってどうだっけ?」「誰か、オリジナルの音源持ってない?」通訳嬢のコンピュータに音源はありました。となったら、一気に集中モードです。耳で聴きながらコピーをしていくのです。とはいえ、ご存知の通りの複雑な曲ですから、そんなにすぐに出来るわけもなく、バンの中でスタートした「ボヘミアン・ラプソディ」への挑戦は、この後数日続くことになりました。そんなジェイクを見るのは、初めてでした。基本、いつでもどこでもウクレレを弾いていますが、さらに拍車がかかりました。ほんの少しでも時間があればウクレレを手にコピー&アレンジ。何度も何度も同じパートを弾き、納得したら次に進む。夜も、あまり寝ていないようでした。出来たパートはみんなに聴いてもらって修正。まるで何かにとりつかれたように集中していて、さすがに3日目くらいからは、体調が心配になってきたほどです。
当時のブログを読み返すと、10月6日にチャレンジは始まり、九州ツアーの最終日、10月12日の長崎公演前、会場に向かうためホテルのロビーに降りて来たジェイクが満面の笑みで「完成!」をスタッフに告げ、会場までの移動の車の中で初披露したことが記されていました。車が会場に到着しても、演奏は終わらず、終わるまでみんな車の中にいたことを覚えています。約1週間にわたったジェイクの挑戦は、この瞬間に大きな実を結びました。
あれからすでに5年。この5年の間にも「ボヘミアン・ラプソディ」は進化を続けています。今回のツアーでは、初めて、ベーシストとのデュオで演奏しています。常に新しいアイディアを求め、挑戦を続けることで成長しているジェイクの姿を確認しに、是非、ライヴに足を運んでみてください。「ボヘミアン・ラプソディ」生演奏、本当に、凄いです(ツアーの日程などの詳細は下記公式サイトをご覧下さい)!
日本企画盤『ロック・コレクション』
2014年6月25日発売
SICP-30609 ¥3,000(税込)
1.トーストメーカーズ・リベンジ
2.ウクレレ・ファイヴ・オー
3.ドラゴン(ライブ・バージョン)
4.ビヨンド・ザ・ブレイク
5.ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス(ライブ・バージョン)
6.サード・ストリーム
7.ボヘミアン・ラプソディー(ライブ・バージョン)
8.ブリング・ユア・アッズ
9.ファイヴ・ダラーズ・アンレディット(ライブ・バージョン)
10.ゴーイング・トゥ・カリフォルニア
11.ハートビート
12.フラガール
13.オレンジ・ワールド
14.スペイン
15.イクエイター
16.モーニングバード
17.ママ、アイム・カミング・ホーム
◆ジェイクの「よろしくおねがいシマブクロ!!2014」まとめページ
◆ジェイク・シマブクロ日本公式サイト
◆Jake Shimabukuro US Official Site(English)
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