【対談】逹瑯(MUCC) × GRANRODEO、異種格闘技対談-Ring 番外編「田舎のパワーってすごいですね」
■B'zを呑み込むと、アニメ界のB'zじゃなくて
■ロック界のGRANRODEOになるんですね!──逹瑯
──ところで、GRANRODEOも、いろいろジャンルレスに対バンなさっていますよね。LOUDNESSとかとも対バンなさったことがあるみたいで。
KISHOW:そうですね。対バンというか、一緒のステージに立たせていただいたことがあるって言った方がいいかな。あの、高崎晃さん、すっげぇギター上手いっすよ!
逹瑯:あはははは(大爆笑)! でしょうね!
KISHOW:うん! “いや、マジでアイツ、バカ上手だった!”って中学生高校生のときの自分に戻って発言しちゃいますけどね。
逹瑯:あははは。それって、“チェ・ホンマン、アイツ、マジデカイ”って言ってるのと同じですからね(笑)!
KISHOW:そうそうそう(笑)。でも、マジでそのノリなんですよ! 高崎晃がギターが上手いなんて、100も承知なんだけど、でもやっぱすごかった! 生タッカン、すごかった!
──e-ZUKAさんは、まさに世代なのでは?
e-ZUKA:ど真ん中ですね。俺が中学3年の頃にLOUDNESS結成してますからね。最初に聴いたとき、“うわぁ~、やられた!”って思いましたからね。
逹瑯:あははははは(大爆笑)! 同じ目線じゃないですか! 中学3年のクソガキが(笑)。
e-ZUKA:そうそう(笑)。さっきの話じゃないけど、その時期なんてのは、何でもわかったような口きくでしょ。「LOUDNESS」っていう曲聴いて、マジで“うわぁ~、やられた!”って思いましたからね! なんで俺ら、このギターリフ思い付かなかったかな~!って。
逹瑯:あはははは(爆笑)。そこ思い付いてたら、俺らがこの位置にいたぞ!みたいな(笑)?
e-ZUKA:そうそう。間違いない。日本人だし、勝手にライバル意識があったっていうか。本当は家でコピーしまくってたんだけど、外では好きって言わないみたいな(笑)。学園祭もそのころみんなLOUDNESSのコピーしてたけど、俺は絶対にやらなかったですからね。なぜならば。
逹瑯:同じ目線だから(笑)?
e-ZUKA:その通り(一同爆笑)!
逹瑯:でも、高崎さんとかみたいに、世代を築いてきたようなすごい人たちって、そういう生意気なガキ好きですよね! 上手い下手とか関係なく、そうやって無邪気にそういうこと言える生意気なヤツ、好きですよね! センスがあるとかじゃなく、人間としておもしろいと思えるというか。俺もそういう生意気なクソガキ大好きですからね(笑)。
e-ZUKA:わかるわかる! 僕、高崎さんと誕生日が一緒なんですよ。昔住んでた住所も近い町名だったし、血液型も同じA型だったし。それで昔、“俺、なんかプロになれそうな気がする!”って思ってましたからね!
逹瑯:あははは。関係ねぇ~(笑)。
KISHOW:ホント、関係ないよね(笑)。
e-ZUKA:でも、実はO型だったってことを2013年くらいに知って、マジで!? じゃあダメかなぁって自信がなくなったっていう(笑)。
逹瑯:あはははは(爆笑)! っていうか、誕生日とか血液型まで知ってるって、めちゃめちゃ好きなんじゃないですか!
e-ZUKA:そうだよそうだよ。ホント大好きだったんだもん! 裏返しなんだもん(笑)。今年の誕生日に、大阪のイベントでご一緒させていただいて、みなさんに2人一緒にお祝いしてもらったんですけど、そのときの嬉しかったことと言ったら! 高校生の頃の俺に見せてやりたかったですね。
逹瑯:すげぇ、その気持ちわかるわぁ~。
e-ZUKA:高校の頃、高崎さんモデルのランダムスターがすげぇ欲しかったんだけど、高くて買えなくて。当時そのコピーモデルみたいなファイブスターっていうギターを友達が持ってたんだけど、そいつにこの現状を見せびらかしてやりたいなぁ~って思っちゃいましたからね!
逹瑯:あはははは。GRANRODEOは2015年で10周年ですか?
e-ZUKA:そうそう。
逹瑯:始めた頃って、何がきっかけだったんですか?
KISHOW:キャラソンですね。
e-ZUKA:アニメの中のキャラクターソングです。KISHOWがアニメのキャラクターの声をやってた声優、僕がその曲を作る人っていう立場で出逢ったのが最初だったんです。
逹瑯:まだそのときはGRANRODEOではなく?
KISHOW:まだですまだです。そのとき、キャラソンなのに僕が作詞を頼まれて。
逹瑯:キャラソンなのに珍しいですね。
KISHOW:そうなのそうなの。当時、僕のパーソナルを面白がってくれてる人たちが居て。「歌詞を書いてみないか」って振ってもらったんです。で、そこで紹介されたのがe-ZUKAさんだったんです。そこで今のGRANRODEOのプロトタイプになるようなことをやって、それを経て、1年後くらいにプロデューサーから、「e-ZUKAくんと組んで、本格的に歌で稼いでみない?」って言われたんです。
逹瑯:ほぉほぉ、またストレートですね(笑)。
KISHOW:そうそう(笑)。
e-ZUKA:B'zみたいなことやろうよ!って誘われたんです。
KISHOW:平たく言うとそういうことです(笑)。一番わかりやすい例えですからね。
e-ZUKA:これ以上にわかりやすい例えはないから、そこ使っていきましょう!ってことで(笑)。
逹瑯:なるほど。じゃぁ、B'zを呑み込むと、アニメ界のB'zじゃなくて、ロック界のGRANRODEOになるんですね!
e-ZUKA:そうね(笑)。
KISHOW:でも、俺としては、COMPLEXを目指してたんですけどね。
──あぁ~。
KISHOW:あぁ~(納得)、じゃないですよ! すいません、今んとこ小ボケなとこですから!(一同爆笑)。でもね、すごく思うんです。今の時代、カッコ良過ぎたり、トッポ過ぎると売れないなって。そういう面ではオレたち、チョイダサなんで、売れる要素はありますよ(笑)。“MUCCさん、お先に~”っていう(笑)。だって、MUCCさんトッポ過ぎるもん! カッコイイもん! 海外での評価も高いし! オレ達なんて、っていうかそもそも俺なんて飛行機怖くて乗りたくないから、パスポートすら持ってないし。そこからしてもう海外で活動しようなんて思ってもないし(笑)。もっとダサくダサく。さらに磨きをかけていこうかなと(笑)。
e-ZUKA:そうね。
逹瑯:いいっすね!(資料を見ようとして、ライターの前に置いてあった取材ノートを取って中身を見る)
──あっ! それは見ちゃダメ! このノート見られるの、人前でパンツ脱ぐより嫌だから!
逹瑯:おいっ! ババァの下ネタキツイわっ!
KISHOW:ババァって……逹瑯くん……結構口悪いね。仲良くなれそうな気がする(笑)!
e-ZUKA:俺も(笑)。ちょっと対談、かしこまり過ぎたかもな(笑)。このやりとりを最初に見てたら、もっとガンガンいってたのに(笑)!
逹瑯:マジっすか(笑)?
KISHOW:うん(笑)。でも、まったく書けなくて、対談取材になってなかったかも(笑)。e-ZUKAさんなんて、最近ギタリストだと思われてないですからね、トークがおもしろ過ぎて(笑)。
逹瑯:あはははは。じゃぁ、またいつかラジオにも遊びに来てくださいよ! もちろん、バンドとしても今後とも仲良くしてください! よろしくお願いします!
KISHOW&e-ZUKA:こちらこそ! よろしくお願いします!
◆ ◆ ◆
■ from KISHOW to 逹瑯
「すごいね。ライヴのノリがすごかった。ウチのライヴでは禁止されてるダイヴもすごかったし。最高のロックバンドだと思いました! あの自由な空間が本当に羨ましかった。ホントロックだったな。音も見栄えも最高だなと思いましたね。ヴォーカルにすごく華があるし。ヴィジュアル系っていうジャンルで活動されていたりもするみたいですけど、そこのジャンルとは、また一味違う魅力を感じましたね。俺、今、すごく偉そうに語ってますけど、本気でカッコいいバンドだと思いました。またご一緒させてください! 今回はありがとうございました」
■ from e-ZUKA to 逹瑯
「ヴィジュアルも音も最高のロックバンドだなと思いましたね。MUCCってバンドはすごいって噂では聴いていたので、そこと勝負するために、ウチのスタッフにセットリストを組んでもらったんです。そしたら、まず、その激し過ぎるセットリストに、自分たちが負けてしまいました(笑)。いつもは、もうちょっとキラキラしてたり、優しい気持ちになれる曲もあるGRANRODEOですが、今回のセットリストは、MUCC用に特に激しい曲ばかりを詰め込んだんです。その結果、すっげぇ疲れた! 闘う前に倒れたわ!みたいな(笑)。でも、それくらい全力で闘わせてもらったんですけど、やられましたねぇ。MUCC本気でカッコ良かった。また闘いたいですね! ありがとうございました!」
■ from 逹瑯 to GRANRODEO
「いやぁ~、めちゃめちゃ激しかったね! めちゃめちゃハードロックでしたね! MUCCも合わせてメタルっぽい曲をやったら、RODEOBOYとRODEOGIRLはもっと楽しかったかもしれないけど、敢えて今日は、今のMUCCのど真ん中で闘って良かったのかなって思ってます。あと、演奏もすごかったし、KISHOWさんは“声優と歌、どっちが本職!?”っていうくらいすごかった。圧倒されました。めちゃハイトーンボーカルだったし、声量がすごかったし。ホント、いろいろと勉強させてもらいました! お客さんもあったかかったし。プロフェッショナルな集団だなって思いましたね。トークも相当おもしろかったしね。素晴しいなと思いました! めちゃめちゃ楽しかったです!」
取材・文◎武市尚子 撮影◎森下洋介
■<SIX NINE WARS -ぼくらの七ヶ月間戦争- Episode 6.「ARMAGEDDON」>毎公演異なるアーティストとの2マンTour
2014年8月06日(水) Zepp Nagoya VS [Alexandros]
OPEN 17:30 START 18:30
2014年8月09日(土) 新木場Studio Coast VS 氣志團
OPEN 16:00 START 17:00
2014年8月17日(日) 京都KBS HALL VS GRANRODEO
OPEN 16:00 START 17:00
2014年8月19日(火) Zepp Namba VS BUCK-TICK
OPEN 17:30 START 18:30
2014年8月20日(水) Zepp Namba VS シド
OPEN 17:30 START 18:30
2014年8月22日(金) 川崎CLUB CITTA' VS D'ERLANGER
OPEN 17:30 START 18:30
2014年8月24日(日) 大阪城野外音楽堂 VS ゴールデンボンバー
OPEN 16:00 START 17:00
2014年8月26日(火) Zepp DiverCity VS MICHAEL
OPEN 17:30 START 18:30
2014年8月28日(木) 恵比寿LIQUIDROOM VS geek sleep sheep
OPEN 17:30 START 18:30
■<SIX NINE WARS -ぼくらの七ヶ月間戦争- Final Episode「THE END」>
2014年9月23日(火・祝) 国立代々木競技場第一体育館
前売券¥5,569(税込) 当日券¥6,500(税込)
※全席指定、3歳以上のお子様はチケットが必要です。
チケット一般発売日:2014年8月2日(土)
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