【ライブレポート】GRANRODEO、全国ツアー<GREAT ROAD STORY>開幕「始まったからにはこっちのもの」

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GRANRODEOが10月11日および12日の東京・Zepp Haneda2DAYSを皮切りに、“Road to G20th”3部作の第三弾『GR STORY』を引っ提げた全国20公演を超えるツアー<GRANRODEO LIVE TOUR 2024-2025「GREAT ROAD STORY」>をスタートさせた。追加公演開催も発表となったツアー初日のオフィシャルレポートをお届けしたい。

◆GRANRODEO 画像

KISHOW(Vo)による抜群の歌唱力とe-ZUKA(G)の卓越した演奏力。2人の息の合ったフレンドリーなトークで、“最高のエンターテインメントを届ける実力派ライブバンド”として多くのファンを魅了しているGRANRODEOが、自身最大の16都市20公演におよぶ全国ツアー<GRANRODEO LIVE TOUR 2024-2025「GREAT ROAD STORY」>を東京・Zepp Haneda 2days 公演からスタートした。

初日となった 2024年10月11日公演では、彼らの持ち味であるハード&キャッチーでバラエティに富んだ全19曲を披露。約2時間半を体感ほんの僅かに感じさせるほどの濃密かつジョイフルなステージをパワフルに駆け抜けた。


ツアータイトルの<GREAT ROAD STORY>は、2025年にデビュー20周年のアニバーサリーイヤーを迎える彼らが、今年のテーマとして示した20 周年プロジェクト“Road to G20th”とリンクして名付けられたもの。春から夏にかけてe-ZUKA、KISHOWそれぞれがソロ作品のリリースとソロライブツアーを行い、再び2人が集結して結実させた9月25日リリースの35thシングル「GR STORY」。そして、これまで歩んできた19年間のGRANRODEOヒストリー。その両方のイメージを凝縮している。ツアーとしての<GREAT ROAD STORY>も、そのコンセプトにふさわしいセットリストが届けられた。

「初日を無事迎えられて、ホッとしてます。始まったからにはこっちのものなんでね。皆さんも、ここから一気呵成に加速して。久々の東京からのスタートなんですが、やっぱりいいツアーだったね、いいライブだったねという答えを、みんなで感じて帰りましょう!」──KISHOW


ライブ序盤に届けられたKISHOWの声に、我が意を得たり!と歓声を送るオーディエンス。始まる前からe-ZUKAが、取材やラジオなどで「懐かしい曲、意外な曲もやります!」と公言してきたが、その通り、Zepp Haneda DAY1では1曲1曲が始まるたび、客席からはどよめきや喜びの歓声が何度も起こる。

これまでライブではあまり演奏されていない楽曲。アニメ主題歌としておなじみの人気曲。思いきり声を出し、拳を突き上げ、跳び跳ねながら楽しむライブアンセム。そして「GR STORY」の最新ナンバーと、新旧ファンのそれぞれが熱い気持ちになれる曲が、縦横無尽に繰り出されていく。GRANRODEOの音楽性の幅の広さと、ライブ感あふれるハイカロリーな熱量に観客をみるみる巻き込んでいくパフォーマンス力は知っていたが、改めて彼らのボルテージの高さには圧倒されるばかりだ。


そのボルテージをより最高潮に引き上げたのが、「GR STORY」に収録された新曲たちだった。セットリストの要に、楔を打ち込むように配置された3曲は、どの曲もファンなら心を踊らせずにはいられない個性と魅力にあふれていた。サビではKISHOWがチャーミングな手振りを交え、キラキラと輝き柔らかに歌い上げるメロディーにオーディエンスが“ticktack×2” “dingdong×2”と声を合わせたボップチューン「Floating Story」。長年、GRANRODEOを支えているサポートメンバー瀧田イサム(B)のテクニカルなベースソロをふんだんにフィーチャー。同じくサポートメンバーSHiN(Dr)の2バスドラミングとe-ZUKAのギターソロとが絡み合う、重量級のハード&メタリックなサウンドに、KISHOW が魂を揺さぶる 豪快なシャウトを決める「Pepper Cave」。この曲は、初期からのファンなら、なおさら盛り上がること間違いなしだ。間奏では、KISHOWのレクチャーによる振り付けで、オーディエンスがとても楽しそうにしていたのも印象的だった。

そして“Road to G20th”プロジェクト3部作を貫く「GR STORY」のリードナンバー「大往生 Everydayへ」。思わず体が揺れる小粋なニューオリンズジャズテイストのサウンドにのせて、KISHOWがキレのいいボーカルを叩き込む。“僕らの毎日にはいろんなことがあるけれど、その日が最後だというつもりで生きよう。病みやすい時代だからこそ、もう一度、強く正しく生きようと思えたほうが幸せなはず”.....というメッセージを込めたこの曲。会場全体がシンガロングで軽やかに声を合わせてクラップ。Zepp Hanedaが多幸感に満ちあふれていた。


アンコールでは、ファン歓喜の新たな告知も多数発表した。まず、2025年2月1日、神奈川・KT Zepp Yokohama にて本ツアーの追加公演が決定。デビュー記念日の11月23日には、ファンクラブ限定の<ロデオ組 presents「GRANRODEO 生誕祭 2024」>イベントを2部制で実施することが決定。2025年のGRANRODEO20周年の予定を大発表する<G20th しながわサミット 〜GR とろ組のお約束〜>と、KISHOW似のボーカル牛山とe-ZUKAにそっくりのギタリスト牛塚によるGRANRODEOカバーユニット“牛歩”による<牛歩 1st TOUR「ぎゅっと抱きしめて TONIGHT」>開催が決定。 2024年6月16日に東京キネマ倶楽部で行われたe-ZUKAソロツアーよりファイナル公演のライブアルバムの11月27日デジタルリリースが決定。そして、2024年1月に開催されたアコースティックライブ<TEAM RODEO SPECIAL PROGRAM GRANRODEO Acoustics 2024 マッタナシ!プラグナシ!」が11月24日にCS放送・TBS チャンネル2でオンエアされることも併せて発表された。

「本当に皆さんのおかげで、無事に初日を最高の形で終えられます。来てくれてありがとうございました。今日で最後の人もいるかと思いますが、 良かったらまた来てください!」──e-ZUKA

とe-ZUKAが告げ、KISHOWからはおなじみの挨拶「GRANRODEOでした、また会いましょう!」のシャウトが、Zepp Hanedaに響き渡った。

2023年秋から冬にかけての<GRANRODEO LIVE TOUR 2023 “Escape from the Iron cage”>以来、約1年ぶりとなる<GREAT ROAD STORY>ツアーは、会場ごとにセットリストも変化する予定だという。ロングツアーは東京追加公演を含め、2025年2月まで続く。

取材・文◎阿部美香
撮影◎キセキミチコ

■全国20公演ライブツアー<GRANRODEO LIVE TOUR 2024-2025「GREAT ROAD STORY」>

10月11日(金) 東京・Zepp Haneda
10月12日(土) 東京・Zepp Haneda
10月19日(土) 福島・郡山Hip Shot Japan
10月20日(日) 群馬・高崎Club JAMMER’S
10月26日(土) 石川・金沢EIGHT HALL
10月27日(日) 岐阜・岐阜 EVENT HALL Club-G
11月09日(土) 広島・BLUE LIVE HIROSHIMA
11月10日(日) 岡山・CRAZYMAMA KINGDOM
11月15日(金) 大阪・Zepp Osaka Bayside
11月16日(土) 大阪・Zepp Osaka Bayside
11月30日(土) 千葉・柏PALOOZA
12月08日(日) 北海道・Zepp Sapporo
12月14日(土) 香川・高松festhalle
12月15日(日) 愛媛・松山Wstudio RED
▼2025年
01月10日(金) 愛知・Zepp Nagoya
01月11日(土) 愛知・Zepp Nagoya
01月18日(土) 福岡・Zepp Fukuoka
01月19日(日) 熊本・B.9 V1
01月25日(土) 宮城・Sendai PIT
01月26日(日) 宮城・Sendai PIT

【追加公演】
02月01日(土) 神奈川・KT Zepp Tokohama
open17:00 / start18:00
(問)チケットポート 03-6327-3710
●ロデオ組最速先行
受付期間:10/11(金)22:00~10/27(日)23:59

■<ロデオ組 presents「GRANRODEO生誕祭 2024」>

11月23日 品川プリンスホテル Club eX

■e-ZUKA(from GRANRODEO) 初のソロライブアルバムをデジタルリリース

2024年11月27日配信予定
※2024年6月に開催されたライブツアー<LET’S GET STARTED “GtHZ” 2024>公演をデジタルリリース。e-ZUKA超絶ギターテク唸りまくりの激アツライブ全編収録。GtHZ!=ギター弾こうぜ!


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