【インタビュー】WEAVER、映画『百瀬、こっちを向いて。』主題歌シングルとロンドン留学生活を語る
◆何かに対してワクワクしたりとか、何かに強い憧れを抱く瞬間だと思うので、
そういうときに心に飛び込んでいけるような歌詞にしたいなと思っていた
──2曲目「夢を繋いで」は、2013年12月に期間限定でリリースされた配信シングルですね。
杉本:これはTBS駅伝テーマソングになりましたけど、曲自体が先にあったんです。もともと2~3年前に出来上がっていた楽曲なんですよ。この曲がフィットするタイミングとか、僕らのテンション感がなかなかマッチしなくて、しばらく寝かせていたんですよね。でも、駅伝の話をいただいたときにパッと僕の頭に浮かんだのがこの曲だったんです。
──胸を焦がすような応援歌ですね。
杉本:そうですね。今度出すベストアルバム(6月11日リリース『ID』)にも入る『キミノトモダチ』っていう曲が、全国高校サッカー大会のテーマソングになったんですけど、ちょうど同じ時期にできたのがこの曲です。気分的に、頑張っている人を応援したい時期だったんでしょうね。こういう力強い曲、実際その頃はよく書いていたんですよ。
河邉:歌詞は駅伝の話がある前から少しずつ書いていたんですけど、結果的にイメージとピッタリ合いましたね。やっぱり、応援するとか、頑張ろうって気持ちになるのって、何かに対してワクワクしたりとか、何かに強い憧れを抱く瞬間だと思うので、そういうときに心に飛び込んでいけるような歌詞にしたいなと思っていたんです。この曲がちょっとでも頑張る人の力になれたら嬉しいですよね。
──そして3曲目にタイのバンドInstinctとコラボした「Time Will Find A Way」、4曲目に同曲のオリジナルヴァージョンが収録されています。
奥野:WEAVERとして最初の英語曲です。 杉本:英語で曲を作りたいなっていうのは、海外でライブをやらせてもらうようになった数年前から、僕らの中ではずっと考えていたことだったんです。
──ああ、英語で歌うことを最初から想定しているから、メロディもこんなに洋楽っぽいんですね。
杉本:そうですね。サビのメロディはとくに英語じゃないとハマらないだろうなっていうのを書いちゃいました。 河邉:だから歌詞も最初から英語で書いたんですよ。いつも以上に時間かかりましたけど、やり方は敢えて変えなかったんです。メロディに最初からあったみたいな言葉を探す作業から始めるんですけど、この曲も同じで、ちゃんと言葉が見えてきたのでよかったな、と。
──Instinctはタイの若者に絶大な人気を誇るバンドだとか。
杉本:そうなんです、かなり有名ですよ。去年僕らがタイに行ったときに出会ったんですけど、すごく気が合ったというか、タイと日本の音楽の距離を近づけていきたいねっていう話をしていて、今回このコラボに至りました。ただ、ボーカルのパームが日本語を話せるのが大きかったですね。やりやすかったです。基本的にはデータのやりとりで、アイディアを出し合うという感じだったんですけど、音楽に国境はないとはいえ言葉が通じるとやっぱり安心感がありますから。
◆マスタリングのときに立ち合って、エンジニアさんに英語で意見を伝えてみたりとか。
もちろん、まだまだ勉強が必要だなって実感しましたけどね
──そういう意味でも、WEAVERにとって英語はこれからさらに音楽を追求していくためのツールとして必要なんですね。
奥野:そうですね、目標はやっぱり普通に英語が使えることですからね。海外ライブで英語でMCをしたりとか、海外の媒体のインタビューを通訳なしでこなせたりとか、そこを目指して今ロンドンで勉強しているんです。だから真面目にやってますよ、ホントに。学校で授業を受けて、夜は宿題もちゃんとやってます(笑)。
──もちろん、いずれはレコーディングもロンドンで。
奥野:それはもう絶対やりたいですね。実は今回のシングルは、ミックスとマスタリングは向こうでやっているんですよ。
杉本:マスタリングのときに立ち合って、エンジニアさんに英語で意見を伝えてみたりとか。もちろん、まだまだ勉強が必要だなって実感しましたけどね。ただ、いいスタジオにいる自分というのが、ロンドンだとすごい不思議で。
奥野:ああ、普段はなかなか不便な音楽生活ですから。
──そうなんですか。
杉本:日本にいるときよりも音楽する環境が整っていなくて、苦労する場面だったり、思うようにいかないところがたくさんあるんですよ。でも、だからこそ音楽をできる時間だったり、音に触れている瞬間をより大事にするようになっているのも確かなんですよね。
──インディーズ時代みたいですね。
河邉:まさにそんな感じです。いろいろ不便を感じているからこそ、日本で自分たちが置かれた環境に改めて感謝を覚えますしね。
杉本:僕も、本当に自分は歌いたいんだなって、改めて気付きましたね。歌を欲しているし、音楽を欲しているし、まさに昔を思い出す感じ。
奥野:やっぱり、昔バンド始めたときって、スタジオ入って音を出すのが楽しくて仕方がないっていうのが確かにあったしね、本当にそのときの気持ち思い出す毎日です。
──そんな風に感じているならなおさら、ロンドンで作る楽曲は手触りが変わってくるんでしょうね。
河邉:実際にずいぶん変化してきてるんじゃないかと思いますよ。僕が聴く限りでは、2人が作ってくる曲は確実に変わってきてます。
杉本:秋に全国ツアーをやるんですけど、そこで新しい楽曲を披露したいですよね。今回の「こっちを向いてよ」と6月に出すベストアルバム、そしてその後の自分たちとの違いをちゃんと感じてもらえるような、そういう作品を作っていきたいと思います。
インタビュー&文◎斉藤ユカ
New Single
「こっちを向いてよ」
2014年5月7日発売
AZCS-2033 ¥1,200(tax out)
4曲入りシングル
1.こっちを向いてよ
※映画『百瀬、こっちを向いて。』主題歌
2.夢を繋いで TBS駅伝テーマソング
3.Time Will Find A Way (with Instinct ver.)
※TBS『Find the WASABI!』テーマソング
4.Time Will Find A Way(Original ver.)
Best Album
『ID』
2014年6月11日発売
[初回盤]CD+DVD
AZZS-24 ¥3,400(税抜)IDタグ付
[通常盤]CDのみ
AZCS-1032 ¥2,600(税抜)
CD収録曲:
1.66番目の汽車に乗って
2.トキドキセカイ
3.白朝夢
4.レイス
5.管制塔
6.僕らの永遠~何度生まれ変わっても、手をつなぎたいだけの愛だから~
7.Hard to say I love you ~言い出せなくて~
8.キミノトモダチ
9.Shine
10.偽善者の声
11.Shall we dance
12.Free will
13.Just one kiss
14.夢じゃないこの世界
15.こっちを向いてよ
16.Hope~果てしない旅路へ~ ※未発表曲
DVD収録ミュージックビデオ(初回盤):
1.白朝夢
2.レイス
3.トキドキセカイ
4.2次元銀河
5.Hard to say I love you ~言い出せなくて~
6.僕らの永遠~何度生まれ変わっても、手をつなぎたいだけの愛だから~
7.管制塔(Live ver.)
8.66番目の汽車に乗って(Live ver.)
9.キミノトモダチ(Short ver.)
10.『あ』『い』をあつめて
11.Shine
12.Shall we dance
13.REPLAY~Medley of Handmade~
14.偽善者の声(Short ver.)
15.笑顔の合図
16.夢じゃないこの世界 …and more
<WEAVER “ID” TOUR 2014 「Leading Ship」>
2014年9月13日(土) 福岡国際会議場メインホール
OPEN 17:30/START 18:00
2014年9月14日(日) 広島クラブクアトロ
OPEN 16:00/START 17:00
2014年9月21日 (日) 日立システムズホール仙台
OPEN 16:30/START 17:00
2014年9月23日 (火) 新潟りゅーとぴあ劇場
OPEN 17:00/START 17:30
2014年9月27日 (土) 大阪オリックス劇場
OPEN 16:45/START 17:30
2014年10月4日 (土) 高松オリーブホール
OPEN 17:30/START 18:00
2014年10月9日 (木) 名古屋市公会堂 大ホール
OPEN 18:30/START 19:00
2014年10月19日 (日) 札幌ペニーレーン24
OPEN 17:30/START 18:00
2014年10月21日 (火) 渋谷公会堂
OPEN 18:00/START 19:00
<Amuse Fes 2014 BBQ inつま恋 ~僕らのビートを喰らえコラ!~>
2014年7月19日(土) 静岡県つま恋
出演:BEGIN、Skoop On Somebody、ポルノグラフィティ、Perfume、flumpool、高橋優、WEAVER、MIHIRO ~マイロ~、MONOBRIGHT、Rihwa、HaKU、藤原さくら
※雨天決行/荒天中止
URL:http://www.amusebbq.jp/
◆WEAVER オフィシャルサイト
◆WEAVER Twitter
◆WEAVER オフィシャルFacebook
◆A-Sketch オフィシャルYouTubeチャンネル
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