エリック・クラプトン、J.J.ケールの追悼アルバムを制作
エリック・クラプトンが、友人のトム・ペティ、マーク・ノップラー、ウィリー・ネルソン、ジョン・メイヤーらとコラボし、2013年夏に亡くなったJ.J.ケールの追悼アルバムを制作した。
◆『The Breeze, An Appreciation of JJ Cale』画像
「After Midnight」「Cocaine」などをカバーし、J.J.ケールの名を世に知らしめたクラプトンは、ケールを「ロック史上最も重要な人物の1人」と称賛。このアルバムについて「J.J.ケールの作ったものに触れて欲しい。それが目的だ。僕はメッセンジャーに過ぎない。ずっと、これは僕の役目だと感じていた」と話している。
クラプトンが共プロデュースし、Eric Clapton & Friendsの名義でリリースする『The Breeze, An Appreciation of JJ Cale』にはJ.J.ケール作のトラック16曲を収録。7月29日に発売される(アメリカ)。
トラッキング・リストは以下の通り。
「Call Me The Breeze」 (Vo - エリック・クラプトン)
「Rock And Roll Records」 (Vo - クラプトン&トム・ペティ)
「Someday」 (Vo - マーク・ノップラー)
「Lies」(Vo - ジョン・メイヤー&クラプトン)
「Sensitive Kind」(Vo - ドン・ホワイト)
「Cajun Moon」(Vo - クラプトン)
「Magnolia」(Vo - メイヤー)
「I Got The Same Old Blues」(Vo - ペティ&クラプトン)
「Songbird」(Vo - ウィリー・ネルソン&クラプトン)
「Since You Said Goodbye」(Vo - クラプトン)
「I’ll Be There (If You Ever Want Me)」(Vo - ホワイト&クラプトン)
「The Old Man And Me」(Vo - ペティ)
「Train To Nowhere」(Vo - ノップラー、ホワイト、クラプトン)
「Starbound」(Vo - ネルソン)
「Don’t Wait」(Vo - クラプトン&メイヤー)
「Crying Eyes」(Vo - クラプトン&クリスティン・レイクランド)
クラプトンとケールはアルバム『The Road To Escondido』を共作し、2008年にグラミー賞(最優秀コンテンポラリー・ブルース・アルバム)を受賞。2013年春にリリースされたクラプトンのアルバム『Old Sock』でもコラボしている。
タルサ・サウンドのパイオニアでもあるケールは、1972年から2009年までの間に14枚のスタジオ/ライヴ・アルバム(ソロ)をリリース。シンガーとしてよりソングライターとして知られたいと話していたケールの作品は、クラプトンのほかトム・ぺティ、ランディ・クラフォード、レイナード・スキナード、カルロス・サンタナ、スピリチュアライズドなど多くのアーティストがカバーしてきた。また、ニール・ヤングは彼を「これまで自分が聴いたミュージシャンの中では、J.J.ケールとジミ・ヘンドリックスが最高のエレクトリック・ギター・プレイヤーだ」と称えている。
Ako Suzuki, London
この記事の関連情報
エリック・クラプトン<クロスロード・ギター・フェスティヴァル2023>、4CD+2Blu-ray仕様で12月11日発売
エリック・クラプトン「希望のメッセージを送るのが、ミュージシャンとしての僕の役目」
【俺の楽器・私の愛機】1621「ウチのブラウニー」
【俺の楽器・私の愛機】1575「エリックも泣くほどボロいヤツ」
ジョージ・ハリスンとエリック・クラプトンに愛されたパティ・ボイド、ふたりからのラブ・レターを競売に
アンディ・サマーズ、エリック・クラプトンに200ポンドでギターを売ったことを後悔「いまじゃ200万!」
エリック・クラプトン、ロジャー・テイラーら、ゲイリー・ブルッカー追悼公演に出演
【俺の楽器・私の愛機】1448「俺のブラウニー/私の#1090」
ウクライナのゼレンスキー大統領、“1日の始まりにエネルギーをくれる”お気に入りのバンドを明かす