【2014年グラミー特集】ラン・ラン、メタリカと共演、ジャンルの壁をひとっ飛び
世界的に活躍するピアニスト、ラン・ランが、日本時間1月27日(月)ロサンゼルスのステイプルズ・センターで行われた第56回グラミー賞でメタリカと共演をした。
◆ラン・ラン&メタリカ画像
最優秀ハード・ロック/メタル・パフォーマンス賞でグラミー賞の候補にあがっていたメタリカ『メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー』に収録されている「ワン」を演奏。メタリカがグラミー賞で演奏するのは、生中継が初めて行われた1991年演奏以来で、ラン・ランがグラミー賞で演奏するのは、ハービー・ハンコックとガーシュインの「ラプソディー・イン・ブルー」を共演した2008年以来であり、今回が2度目となる。
クラシック音楽界において、世界でもTOPピアニストとして最も注目を集めるラン・ランはこれまで、ジャズ、ポップス、R&B、ダンス・ミュージックなどあらゆるジャンルとのコラボレーションを実現してきた。そんな彼であっても、今回は共演前から「バンドという形式の中で、音楽のジャンルの壁を飛び越えていくのは夢のような経験です。音楽は、確かに世界を一つにします!」と興奮を露わにしていた。
ラン・ランとメタリカの共演は、ラン・ランによる音楽の粒のようなピアノソロから始まった。メタリカの演奏がヘヴィ・メタルの旋律と共に加わると、観客も益々ヒートアップ。終盤にはジェイムズ・ヘットフィールドがラン・ランの元に近づき、ギターソロを披露。ラン・ランもこれにの超絶速弾きで応戦し、クラシック音楽とヘヴィ・メタルの決戦は息つく間もないまま終演した。海外メディアはこの名演を曲名にちなんで、『メタリカとラン・ランが「ひとつ(ワン)」になった』と賞賛している。
ラン・ランは日本においては、映画「のだめカンタービレ最終楽章」で、主人公のだめのすべての演奏をふき替えたことで知られる。また、そのキャリアのスタートが仙台ということもあり、2011年には震災チャリティコンサートを日本で開催し、多くの人に勇気を与えた。2014年4月には再来日する。
(C)Getty Images
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プロコフィエフ(1891–1953) ピアノ協奏曲第3番 ハ長調 作品26
1.I. Andante – Allegro 9:46
2.II. Tema. Andantino – Variations I–V – Tema 10:13
3.III. Allegro ma non troppo 10:21
バルトーク(1881–1945) ピアノ協奏曲第2番 Sz 95, BB 101
4.I. Allegro 10:10
5.II. Adagio – Presto – Adagio 13:14
6.III. Allegro molto 6:34
ラン・ラン ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 サー・サイモン・ラトル 指揮
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1.ラン・ラン、ラトルのインタビューを含む約15分のレコーディングドキュメンタリー
2.プロコフィエフ ピアノ協奏曲第3番第1楽章の通しリハ演奏
「第56回グラミー賞授賞式」 ※字幕
2014年1月27日(月)よる10:00[WOWOWライブ]
◆WOWOW『生中継!グラミー賞ノミネーションコンサート』サイト
◆WOWOW×BARKS2014年グラミー特集チャンネル