ボーイ・ジョージ華麗なる復活、名盤誕生
ボーイ・ジョージの新作が2014年3月に登場する。海外では2013年12月にリリースされたが、2013年の最後に滑りこんできた2013年のベストアルバムの最有力候補というべき、実に素晴らしい出来上がりをみせた作品だ。使い古された言葉だが、いわゆる名盤と名付けるにふさわしい作品の登場である。
◆「キング・オブ・エヴリシング」「マイ・ゴッド」PV映像
「カーマは気まぐれ」から30年、なんと18年ぶりとなる完全オリジナル新作『ディス・イズ・ホワット・アイ・ドゥ』は、これまでのボーイ・ジョージのイメージを一発でふっとばす渋みと色気と憂いとエナジーをぎゅっと凝縮させた大人の男の作品である。公開されている1stシングル「キング・オブ・エヴリシング」と、2ndシングル「マイ・ゴッド」のミュージック・ビデオをみれば、一発でお分かりいただけることだろう。
一時は様々なスキャンダルによって、築き上げた栄光と共にかつての美貌が損なわれていたものの、このたび公開されたビデオ内にあるのは、大幅なシェイプアップとともに厳かなオーラをまとい、再び王座に就くにふさわしい風格と思慮深い歌声で輝きを増したボーイの姿だ。かつての魔法を取り戻したボーイ・ジョージは、本作の完成についてこの様に語っている。
「自分の音楽活動の原点、魂のありかに戻ってみたんだ。それは僕にとって、とても大切な旅だった。」──ボーイ・ジョージ
「キング・オブ・エヴリシング」は、依存症との戦いとその克服を描いたもので、「もう酒とは縁を切った」とはじまり、「僕の王冠は失われてしまったのか?それともまた全ての王になれるだろうか?」と歌う。より豊かさと深み凄みをました彼の魂の歌声は、深く広く聞くものの心に染みていく。
『ディス・イズ・ホワット・アイ・ドゥ』日本盤は、本人コメント入りの各曲解説やボーナストラックを追加し、高品質Blu-spec CD2仕様でソニー・ミュージックジャパンインターナショナルより3月26日に発売される。必聴である。
ボーイ・ジョージ『ディス・イズ・ホワット・アイ・ドゥ』(THIS IS WHAT I DO)
2014年3月26日発売
定価¥2,600+税 SICP30548
※日本盤のみの下記追加仕様
・高品質Blu-spec CD2
・ボーナストラック収録
・UKオフィシャルライナー訳
・本人コメント入り各曲解説
・歌詞・対訳・解説付
◆ボーイ・ジョージ・オフィシャルサイト