【2014年グラミー特集】本命JT、対抗馬カニエ・ウエスト、グラミー賞ノミネーション徹底予想

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ロサンゼルス現地時間の2014年1月26日(日)、日本時間でいうと1月27日(月)、音楽界最大のイベント「第56回グラミー賞受賞式」がステイプルズ・センターで開催される。これは例年どおり、WOWOWで独占生中継されるのだが、その前哨戦となる「グラミー賞ノミネーションコンサート」の模様もロサンゼルスのノキア・シアターから同じく、WOWOWにて独占生中継される。こちらの日程はロサンゼルス現地時間の12月6日(金)、日本時間では12月7日(土)で、単に「グラミー賞」各部門のノミネート発表だけでなく、ゲストを迎えたライブ・パフォーマンスも行われるというもの。現時点でドレイク、マックルモア&ライアン・ルイス、ロビン・シック。キース・アーバンの出演と、L.L.クールJが司会を務めることが発表されているが、では、どんなアーティストが今年はノミネートされるだろうか、予想してみたい。

◆ジャスティン・ティンバーレイク画像

まずは、ジャスティン・ティンバーレイク。映画『ソーシャル・ネットワーク』(2010年)をはじめ、しばらくは俳優業のほうが目立っていたが、約7年ぶりとなるアルバム『20/20 エクスペリエンス』を今年3月にリリースするやいなや、あっという間に100万枚のセールスを記録。大きな話題を集めることとなった。「グラミー賞」はセールスをプライオリティとした選考をしないが、めまぐるしく表情が変化するプログレッシブな展開を持つ楽曲が次々飛び出すこのアルバムで新しいソウル、R&Bの可能性を提示したジャスティンが台風の目となるのは間違いなさそうである。

この対抗馬となるのは、カニエ・ウェストとドレイクのヒップホップ勢と、ダフト・パンクというエレクトロ・ユニットか。中でもカニエは「グラミー賞」の常連中の常連で、ところが「グラミー賞授賞式」のクライマックスで発表される最優秀アルバム賞をまだ受賞したことがないのである。カニエがこの賞を喉から手が出るほど欲しがっているのは有名で、はたして、『イーザス』で初の栄冠なるかどうか。

そして、シンガーソング・ライター勢で注目すべきアーティストは、2014年2月の「第48回スーパーボウル」のハーフタイムショーへの出演が決定済みのブルーノ・マーズと、イギリスのニューカマーであり天才と高く評価されているジェイク・バグといったところか。

最後に、ニューカマーといえば、ニュージーランドの女性シンガー、ロード。デビュー・シングル「ロイヤルズ」がいきなり全米7週連続1位を記録したことは、2013年洋楽シーンにおいて強いインパクトを放つトピックであった。さて、これが「グラミー賞」にどう反映されるだろうか。逆をいえば、彗星のごとく現れたアーティストだからこそ、「グラミー賞」を引っ掻き回し、おもしろいものにする可能性がある。期待したい。

Text:島田諭
Photo:Getty Images for NARAS

『生中継!グラミー賞ノミネーションコンサート』
12月7日(土)午前11:50~WOWOWプライム

◆WOWOW『生中継!グラミー賞ノミネーションコンサート』サイト
◆WOWOW×BARKS2014年グラミー特集チャンネル
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