【イベントレポート】大場はるか、夢アド・荻野可鈴となみ(仮)に相次ぎhshs

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当初は夢みるアドレセンスのセンター・荻野可鈴のおしゃべりと歌の練習にファンが付き合うイベントだったはずが、昨今では荻野可鈴の暴走を生温かい目で見守るイベントにもなりつつある<荻野可鈴のおしゃべりはいすくーる。>。その第6回が、11月15日、前回同様に秋葉原moe farreにて開催された。

◆荻野可鈴、大場はるか、なみ(仮) <荻野可鈴のおしゃべりはいすくーる。> 画像

6回目にして初めて明らかになった“学級委員長”の荻野可鈴とMCのアラケンが登場してのオープニング。早々に、準レギュラーとして大場はるかが呼び込まれる。大場といえば、以前、このイベントにゲストとして出演。「人力舎の方ですか?」「人力舎臭がする」と、芸人魂溢れる体当たりトークで、会場を笑いに包み込んだ。そんなこともあって、すでに初対面ではないふたり。話によると、実はイベント開始前の段階で、周りのスタッフがぐったりするほどに楽屋ではトークが盛り上がっていたようである。

「アダ名決めたんですよ。ばあちゃん。大場はるかちゃんだから、ばあちゃん。」と、可鈴は大場のアダ名を突然発表。“ばあちゃん”に大場本人はいささか不服そうである。ちなみに大場は、荻野可鈴のことを普通に「可鈴ちゃん」と呼ぶそうだが、可鈴からすると「私は(可鈴ちゃんで)いいんですよ。はるかちゃんだとちょっと長いから、ばあちゃん。」だそうだ。パッと聞いた感じ、もっともな理由で“ばあちゃん”というアダ名になったように納得しかけるが、言うまでもなく「かりんちゃん」も「はるかちゃん」も文字数は一緒である。

可鈴ちゃんとばあちゃん。互いにタメ口で話せる仲になっているところで、さらに今回、ゲストのなみ(仮)が呼び込まれる。ボカロ曲の“踊ってみた”でニコニコ動画リスナーにはおなじみの彼女。「何万回再生くらいされるの?」という質問に「初投稿(した動画)で13万回再生。」と答えると、「すごーい! 夢アドのPVの倍の倍の倍の倍くらい! もっと見て! お願い!」と、可鈴もビックリ。夢アドファンでもある客席は、これに思わず苦笑い。

また、「今日、(ゲスト出演するなみ(仮)の)お名前をWikipediaでカチカチっと調べないで来たんです。だから私、アプガ(アップアップガールズ(仮)の略称)さんかと……。でも私、“おぎかり”なんです。似てるんです。」と、荻野可鈴のすごいんだかすごくないんだか、似ているんだか似ていないんだかのアピールがなされると、これを受けてアラケンは「おぎ(仮)にしちゃえよ。」と提案。なお、なみ(仮)の名前の由来は「もともと“なみ”自体が仮の名前だったんです。本当の仮の意味で。」だったそうだ。

そんな3人で、まずはお互いのことを知るための一問一答コーナがスタートする。「なんだっけ、やつ……そう、矢継ぎ早! あはは。矢継ぎ早!!」と、荻野可鈴ただひとり大盛り上がりだ(“矢継ぎ早”については前回レポートを参照)。

用意された質問の数々を矢継ぎ早に答えていく3人。「自分の変なところは?」に「顎と唇(の内側)にほくろがある」ことを告白したなみ(仮)。可鈴は安定の「胸が小さい」。そして大場はるかは「(可愛い)女の子を見るとhshs(ハスハス)しちゃう」と回答。「どういうhshs?」という可鈴の問いに“しゃくれhshs”(内に込めるハスハス)と、大場。ちなみにこの日は楽屋で目の前に可鈴がいたので、ケバブが食べきれないほどにhshsだったようだ。

また「自分にキャッチフレーズを」という問いかけに、なみ(仮)は「踊れる、音痴、身長低い」。ただ、彼女たち3人を比べると、なみ(仮)の背が一番高いのは一目瞭然(荻野可鈴151cm、大場はるか153cm、なみ(仮)157cm)。これになみ(仮)は、「ニコニコ動画って、高身長の女の子が多いんですよ。」と、“踊り手”だからこそ知り得るニコニコ動画の裏側を明らかにする。また、「音痴」という情報から、「仲間! 仲間!」「トリオ・ザ・音痴。トリオン!」と、変なところで連帯感が生まれるステージ上。いろんな意味でスタッフは頭を抱えたことだろう。

可鈴は、見たままということで、「小さい、小さい、小さい、小さい」とキャッチフレーズを付ける。4つの小さいは、それぞれ「(背が)小さい、(手が)小さい、(足が)小さい、(胸が)小さい」だそうだ。そして大場の回答は「変態、変態、変態」。思いつかなかったといいつつも、「診断メーカーで“変態度”やったら、1200%」だったというエピソードを披露すると、可鈴も「(変態が)溢れ出てる!」と、驚きを隠せない。アラケンも「すごいねー。キン肉マンの超人みたいだね。」と一言。モンゴルマンとバッファローマンによる2000万パワーズもびっくりの九龍城落城(ガウロンセンドロップ)である。さらに大場は自分の変態なポイントについて「まぁ、貧乳好きかな。」と、ポロリ。“確実に狙われている”であろう可鈴は、「怖っ!」と怯えるのだった。

「今、食べたいものは?」の質問に、さっきまでケバブを食べていたから甘いものを食べたくて、「お昼、ホットケーキ食べたんですよ。で、ホットケーキは嫌だったから、綿菓子。」と、可鈴が“綿菓子”と口にした瞬間に、偶然BGMが終わるというミラクルを引き起こした一問一答コーナーに続いては、「体育の時間」。なみ(仮)が“踊ってみた”で活躍していることから、今回は人気ボカロ曲「スイートマジック」のイントロ部分のダンスをふたりにレクチャーする。可鈴にとっては、℃-uteの萩原舞がサプライズゲストで登場した際に「世界一ハッピーな女の子」の振りを一緒にやって以来のダンスレクチャー。あの時のオリジナリティーに溢れた、舞姐さんも苦笑いの荻野可鈴を知っている客席から、思わず笑いが溢れる。

大場が「パッパッパラッパ!」とイントロを口ずさむも、その曲は明らかに「スイートマジック」ではなく金井克子「他人の関係」。なみ(仮)の華麗なステップを前に、アラケンをして「マズい、リハビリテーションになってる。」というほどに、ふたりは苦戦気味で、荻野可鈴にいたっては「竹中先生が可哀想。」と呟かれてしまうほど(夢みるアドレセンスの振り付けは、数多くのアイドルグループの振り付けも担当している竹中夏海が担当)。

そして何度か練習してのち、ついに本番。ところがここで、大場はるかが見事なダンスを披露して会場を驚かせる。荻野可鈴は……こちらは“ある意味で”みんなの期待を裏切らないパフォーマンス。「なかなかの出来でしたね。」という本人のコメントをよそに、会場は笑いに包まれたのだった。

客席からの質問やムチャぶりに応える「宿題の時間」では、大場はるかが、今度はなみ(仮)に“hshs”する事態に。「ツインテール、ポニーテールをより魅力的にみせる仕草対決(髪を使った仕草対決)」を求められると、早速、なみ(仮)が、「普段は髪の毛を下ろしている娘が、体育の授業前にポニーテールをする仕草」を実演。「たまんねぇな!」と、もうそのシチュエーションだけでなぜか興奮する大場。さらに、片手で髪を束ねながら、手首にはめていた髪ゴムを口で咥えて取る仕草には、客席も大興奮。拍手喝采の中で「これはいいわ! スチール撮ってる人、あとで写真ください。」と、ひとり盛り上がる、いや萌え上がる大場はるかであった。

なお、可鈴は「彼氏が構ってくれない時の顔」を実演するも、正直、客席は困惑。大場は、「ポールダンスをした後」という、ハードルを上げたシチュエーションを掲げるも、その本気モード全開な姿に、客席もほかの出演者も唖然となっていた。

ラストは荻野可鈴の「お歌の練習」。今回から楽曲を一新し、中川翔子「空色デイズ」のカバーを披露。少しだけ、しかし着実に成長している荻野可鈴の姿をお披露目したのだった。

「新幹線のトイレの音のモノマネ」まで飛び出した<荻野可鈴のおしゃべりはいすくーる。>。次回は、11月29日に、秋葉原moe farreにて開催される。ゲストはついに、夢みるアドレセンスが登場する。


text and photo by ytsuji a.k.a.編集部(つ)


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