【イベントレポート】KISS、渋谷タワレコのみならず、スクランブル交差点にも出没
◆KISS画像
この日、幸運の200人は最新アルバム『モンスター~地獄の獣神/ジャパン・ツアー・エディション』購入者から先着で招待された気合の入った地獄のファン軍団だ。もちろんメイクを決めた人からレアTシャツを着込んだ人まで、タワレコB1は地獄の様相を呈していた。
割れんばかりの拍手の中で登場したKISSの面々は、ファンの声援に応えながら、「ハロー」を順にハモっていくというミュージシャンシップあふれる挨拶を披露。「ハロー」「ハロー」「ハロー」とド・ミ・ソ…でハモり、最後のポール・スタンレーが、トニックのドではなくシでハモリ、メジャーセブンスを聴かせるという、おしゃれっぷりも見どころだった。そのあと、きれいなド・ミ・ソ・ドも聞かせてくれたけれど。
「どうしたらKISSみたいにかっこ良くなれますか?」「まずは舌の訓練からだ(ジーン・シモンズ)」といったファンからの質問に答えるコーナーをはさみ、途中では1979年にディスコ・ビートを取り入れ大ヒットを記録した「ラヴィン・ユー・ベイビー」のイントロをポールが歌い出し、そのままアカペラでAメロに突入、それに乗って観客全員で大合唱という感動の一幕も繰り広げられた。
その後、写真撮影タイムの後、なんとメンバー全員とハイタッチできるというサプライズイベントで、200人の観客は興奮と感動のひとときを味わい、その後はこの日のために前日から書きこんでくれたというメンバー全員の手書きサインが来場者全員に一枚ずつプレゼントされる感激のイベントとなった。
肌の触れ合うハイタッチで伝説のモンスターを触れ合った地獄のファンたちは、まるで少年少女、天使のような笑みを浮かべていた。なお、KISSのメンバーは、その後急いで次の取材現場に移動…するふりをしながら、余裕で渋谷のスクランブル交差点を闊歩するというゲリラを敢行。こちらがその時の証拠写真だ。渋谷のど真ん中にKISS。地獄絵図である。ただ、残念なことに、現場に居合わせたほとんどの人が、気合の入ったKISSのコスプレ野郎だと思ったのではないか。まさか本物と思うほうが無理というものだ。ふふ、ホンモノだったのである。
地獄のKISS来日公演は、10月19日よりスタートする。