ニルヴァーナのクリス「カートはスィートで真のブラザーだった」

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ニルヴァーナのクリス・ノヴォセリック(B)が、彼らのラスト・アルバム『In Utero』の20周年記念盤のリリースにあわせ英国の新聞『The Sun』が行なったインタビューで、元バンド・メイトのカート・コバーンを偲んだ。

◆『In Utero』ティーザー映像

ノヴォセリックはコバーンについてこう話した。「彼は才能豊かなアーティストで、優れた画家だった。いつもスケッチしたり絵を描いたり、なにかしら自己を表現することをしていた。独自の審美眼を持ってたよ。変わっていたけど、美しいものだった」

「それに、スィートな奴だった。真のブラザーだったよ。思いやりがあって本当にいい奴だった。同時に、ひどく嫌な奴でもあったけどね。俺らの付き合いは長い。かんしゃく持ちだったよ。真剣に喧嘩するわけじゃないんだ。お互い、干渉してはイラつかせてた。俺はよく、腹の具合が悪いんだからアイスクリーム食べるななんてことを言っていた。そうすると、あいつは睨みつけてくるんだ。“俺の人生、どうやって生きようが、口出しするな”ってね」

ニルヴァーナの3作目にして最後のアルバムになった『In Utero』(1993年)は、9月にリリース20周年を記念し“スーパー・デラックス・エディション”として発売される。リミックス、未発表のデモ、ライヴテイク、B面など70曲以上を収録したCD3枚に、1993年12月13日にシアトルで開かれた<Live And Loud>のショウを収録したDVDが付くという豪華版。日本盤は10月2日にリリースされる。


Ako Suzuki, London
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