小野リサ、ブラジル最高勲章「リオ ブランコ国家勲章」受章。「日本とブラジルがひとつになれるよう、務めていきたい」
日本のブラジリアン・ミュージック・シーンをリードし続けてきた小野リサが、1989年のデビューからの音楽活動の功績を認められ、ブラジル最高勲章のひとつである「リオ ブランコ国家勲章」を受章。その叙勲セレモニーが8月20日にブラジル大使館で行なわれた。
◆小野リサ 叙勲セレモニー 画像
「リオ ブランコ国家勲章」は、外交分野で功績が極めて顕著なりとブラジル政府が認めた外国人並びにブラジル人に対し、ブラジル連邦共和国大統領が賞勲局総裁の資格にて授与するブラジル最高勲章のひとつ。過去には坂本龍一やラモス瑠偉なども受章した。
セレモニーでは、司会からポルトガル語で勲記が読み上げられ、ブラジル大使から小野へ勲記及び勲章が贈呈された。小野自身もポルトガル語で受章スピーチを流暢に話し、サンパウロで生まれ育ち、そこで触れた音楽や環境、後に来日した際の、日本とブラジルというふたつの文化の狭間でボサノヴァを歌い始めた事を話すとともに、家族やスタッフへ受章したことの感謝の気持ちを述べた。
セレモニー終盤には、「慎ましい人々/Gente Humilde」「あなたなしでは生きられない/Eu nao existo sem voce」「パストリーニャス/As Pastorinhas」のボサノヴァのスタンダード楽曲3曲を披露した小野リサ。来場していた小野の母も、娘の姿に思わず涙する光景が見られた。
「この度は素敵な賞を頂きありがとうございます。これからも日本とブラジルがひとつになれるよう、務めていきたいと思ってます。みなさんも一緒に楽しんでいただけたらと思います。ブラジルの音楽は本当に素晴らしいく、表現も多彩でそんな中で育った事を宝物のひとつとして大事にしていきたいです。」── 小野リサ
◆小野リサ オフィシャルサイト
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