【連載】山岸賢介(ウラニーノ)[vol.3]「ツアーメン~バイトのシフトに入れない~」
こんにちは。前回のコラムの更新の後、打ち上げのハードルが上がりました。新たな策を練らなくては…。
さて、今回はツアーを回るバンドマンとは切っても切りはなせない、車の運転についてです。新幹線、飛行機移動なんて夢のまた夢。事務所に所属していても、スタッフが同行してくれるのは売れてから!(笑)基本、運転はメンバーでする。それがツアーメン。
そこで今回のテーマはこちら。「バンドマンに学ぶ、長距離運転の睡魔攻略法!」
長年のツアーで身につけた、運転中に睡魔に襲われた際の有効な対処策を、眠気レベルごとにレクチャー!今回はリアルに役に立つかも!?
●レベル1「叩く」
まずは第一段階。基本的且つ、古典的な手法です。以前、深夜移動の際、助手席でウトウトしていましたところ、突然運転席から奇声が上がりました。見るとメンバーピストン大橋が、右手で自らの左手を激しく殴打しているではありませんか。眠気を紛らわすためと思えばわかりますが、奇声を上げながら自分で自分をいたぶっている様は、まさに変態行為。どちらかといえば、こちらの眠気が覚めました。これ以後、彼には「自傷ドライバー」という妙なあだ名がつきました。しかし、本人も認めておりましたが、これ意外と効かない。次の段階に行きましょう。
●レベル2「食べる」
▲運転中の筆者。昼間は元気! |
●レベル3「歌う」
▲奥がドラムス小倉、手前が自傷ドライバーことピストン大橋。 |
●レベル4「○○る」
ここからはぼく自身も未知の領域。いわゆる禁じ手です。前述の「自傷ドライバー」ことピストン大橋がこの領域に到達したことがあります。三大欲求の最後の一つ、そう、性欲です。食欲でも太刀打ちできなかった睡魔を、性欲でねじ伏せてください。ひたすらエッチなことを妄想します。想像力のない輩に朗報。最近のスマホは便利です。男子諸君ならよくご存知でしょう。エッチな動画を再生しましょう。ピストン大橋は明け方の東北道で、日頃から保存していた動画ファイルを片っ端から開きまくったそうです。ほら、気がつけばもう眠気はどこかに。いつの間にか股間もトップギア…
3回目にして連載打ち切りの危機が来ますので、ここらへんで自粛します。お気づきのように、上記の対処策は本人よりも同乗者の眠気が覚めるという特徴があります。そしたら素直に運転を代わってもらいましょう。
そして最後に一番大切な事を言います。眠くなったら、休んで下さい。休憩に勝る対処法はありません。無理は禁物。そしてあくまで安全運転で。これが10年深夜高速を走り続けたバンドマンからの、最大のメッセージです!
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