デヴィッド・ボウイ『アラジン・セイン』、40周年記念盤登場

ポスト
1973年4月13日に発売されたデヴィッド・ボウイの6thアルバム『アラジン・セイン』の40周年を記念し、最新リマスタリング盤が4月17日に発売となった。

◆『アラジン・セイン』画像

その前作『ジギー・スターダスト』の成功でスターとしての揺るぎない地位を確立したボウイは、本格的なアメリカン・ツアーに進出した。そのツアー先のアメリカにおいて、次作となるこのアルバムのほとんどの曲が書かれ、レコーディングはロンドンのトライデント・スタジオとニューヨークおよびナッシュビルのRCAスタジオにおいて、1972年10月6日から翌1973年1月24日にかけておこなわれている。

『アラジン・セイン』はミック・ロンソン(ギター、ピアノ、バックヴォーカル)、トレヴァー・ボウルダー(ベース)、ミック・“ウッディ”・ウッドマンジー(ドラム)からなるスパイダーズのラインナップによる最後のアルバムだが、その一方で、ボウイの新しいコラボレーターとして、前衛ジャズピアニストのマイク・ガーソンが初参加しており、ボウイ自身もヴォーカルのみならず、ギター、ハーモニカ、キーボード、サックスを披露している。デヴィッド・ボウイとケン・スコットの共同プロデュース作品だ。

イギリスではこのアルバムはなんと予約だけで10万枚に達し(ビートルズの全盛期以来の記録)、ボウイにとって初のナンバーワン・アルバムとなった。またアメリカでもビルボードのアルバム・チャートで最高位17位を記録している。

今回の40周年記念エディションは、ロンドンのAIRスタジオでレイ・スタッフによってリマスタリングされている。彼はトライデント・スタジオ時代にオリジナルLPのカットも手がけた人物で、2012年に発売された『ジギー・スターダスト』40周年記念エディションのリマスタリングでも高い評価を受けている。

『アラジン・セイン』40周年記念盤【生産限定盤】
2013年4月17日発売
TOCP-71510 2,500円
解説:歌詞:対訳付 デジスリーヴ仕様
1.あの男を注意しろ
2.アラジン・セイン(1913-1938-197?)
3.ドライヴ・インの土曜日
4.デトロイトでのパニック
5.気のふれた男優
6.時間
7.プリティエスト・スター
8.夜をぶっとばせ
9.ジーン・ジニー
10.薄笑いソウルの淑女

◆『アラジン・セイン』40周年記念盤オフィシャルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報