出し惜しみなし、エアロスミス最後(?)のアルバムをチェックせよ
エアロスミスの11年振りとなるオリジナル・アルバム『ミュージック・フロム・アナザー・ディメンション!』が、11/19付オリコン洋楽ウィークリーランキングで初登場1位を獲得した。これによってエアロスミスは、1993年のアルバム『ゲット・ア・グリップ』以来、5作品連続で初登場1位、総合チャートでも1989年の『パンプ』以来6作連続トップ10入りという快挙を達成した。
◆エアロスミス画像
なお全米チャートでは初登場5位と、こちらも1989年の『パンプ』から6作連続でトップ5入りを果たし、今にして絶好調のエアロスミスだが、トム・ハミルトン(B)はこのアルバムはエアロスミスにとって最後かもしれないという。
「今回のアルバムは僕らの最後の作品になるかもしれないんだ。だから、とにかく最後まで仕上げた楽曲は全部入れたんだ。もしも僕たちが賢いビジネスマンだったら、今後のために曲の半分は取って置いただろう。今のレコード会社との契約はこのアルバムでいったん終了するから、僕たちは今後はフリーになる。そうしたら、残った曲でさっさとデジタルでアルバムを出したっていいわけだよね。でも僕たちは“アルバム・パッケージでこの曲が聴きたい”と思ったんで、今までで一番多くの曲を収録したんだよ。」──トム・ハミルトン
2000年代に入ってから2度にわたって咽頭ガンの治療を経験しているトム・ハミルトンは、今回のアルバム制作には並々ならぬ覚悟とモチベーションで取り組んだという。他のメンバーも異口同音に同じような発言をしている。その結果、過去20年間作曲クレジットでは目にすることが無くなったブラッド・ウィットフォード(G)やジョーイ・クレイマー(Dr)が提供した曲や、5人全員が膝を突き合わせてひとつの楽曲を作曲するなど、デビュー当時のような共同作業で出来あがったのが本作『ミュージック・フロム・アナザー・ディメンション!』なのだ。
ちなみに、アルバムを締めくくる本編最後の曲のタイトルは「アナザー・ラスト・グッドバイ」。そのタイトルの裏に込められた意味が、果たしてこの発言とリンクするのか。アルバム発売直前に掲載された米「スクリーマー・マガジン」には、こうも書かれている。
「伝説のロッカー、エアロスミスがレコーディング・スタジオに別れを告げるなどということは、炎が燃え盛る地獄が凍りつき、ブタが空を飛ぶことが無いように、そしてこの地球の自転が逆回りすることが無いように、絶対にあり得ない。そうだろ?だが、地獄の寒さに覚悟して、空飛ぶブタを見上げ、地球の逆回転に注意した方がいい。なぜなら、エアロスミスの音楽を乗せた“トレイン”(電車)は“ケプト・ローリン”(転がり続ける)をせずに止まるらしいのだ。新しいアルバム『ミュージック・フロム・アナザー・ディメンション!』を最後にして。」
1970年代~今日までの5ディケイド(5世代)全ての年代でヒット作品を生み、全世界の累計アルバム・セールスは、アメリカのバンドで史上最高の1億5千万枚に到達する真のモンスター、エアロスミスにとって、これが本当に最後になるのかは、バンドとしての公式コメントが無い以上は断定できない。しかし、どちらにせよ、このニューアルバムでは出し惜しみは皆無。それどころか、この10年のブランクが結成当時にあった初期衝動を取り戻してくれたのである。そして、トムが言う「全部入れた」その全曲が聴けるのが、世界で唯一、ここ日本だけで発売されている日本盤「デラックス・エディション」なのである。
エアロスミスの日本好き、日本びいきは以前から伝わってきてはいたが、ここまで日本を想ってくれる世界のスーパーバンドはほかに見当たらない。
『ミュージック・フロム・アナザー・ディメンション!』
●デラックス・エディション SICP 3737-9 \4,200(税込)初回生産限定盤 CD+CD+DVDの3枚組
・特殊サイズ紙ジャケ仕様(縦長・銀箔加工・8面紙ジャケ)★ポスター封入(スラッシュによるエアロのイラスト絵柄!)
●通常盤 SICP 3740 \2,520(税込)
iTunes Store
https://itunes.apple.com/jp/album/music-from-another-dimension!/id565120347(デラックスLP)
https://itunes.apple.com/jp/album/music-from-another-dimension!/id574427986(スタンダード)
mora
http://mora.jp/package/43000001/4547366188899/
◆エアロスミス・オフィシャルサイト
◆エアロスミス画像
なお全米チャートでは初登場5位と、こちらも1989年の『パンプ』から6作連続でトップ5入りを果たし、今にして絶好調のエアロスミスだが、トム・ハミルトン(B)はこのアルバムはエアロスミスにとって最後かもしれないという。
「今回のアルバムは僕らの最後の作品になるかもしれないんだ。だから、とにかく最後まで仕上げた楽曲は全部入れたんだ。もしも僕たちが賢いビジネスマンだったら、今後のために曲の半分は取って置いただろう。今のレコード会社との契約はこのアルバムでいったん終了するから、僕たちは今後はフリーになる。そうしたら、残った曲でさっさとデジタルでアルバムを出したっていいわけだよね。でも僕たちは“アルバム・パッケージでこの曲が聴きたい”と思ったんで、今までで一番多くの曲を収録したんだよ。」──トム・ハミルトン
2000年代に入ってから2度にわたって咽頭ガンの治療を経験しているトム・ハミルトンは、今回のアルバム制作には並々ならぬ覚悟とモチベーションで取り組んだという。他のメンバーも異口同音に同じような発言をしている。その結果、過去20年間作曲クレジットでは目にすることが無くなったブラッド・ウィットフォード(G)やジョーイ・クレイマー(Dr)が提供した曲や、5人全員が膝を突き合わせてひとつの楽曲を作曲するなど、デビュー当時のような共同作業で出来あがったのが本作『ミュージック・フロム・アナザー・ディメンション!』なのだ。
ちなみに、アルバムを締めくくる本編最後の曲のタイトルは「アナザー・ラスト・グッドバイ」。そのタイトルの裏に込められた意味が、果たしてこの発言とリンクするのか。アルバム発売直前に掲載された米「スクリーマー・マガジン」には、こうも書かれている。
「伝説のロッカー、エアロスミスがレコーディング・スタジオに別れを告げるなどということは、炎が燃え盛る地獄が凍りつき、ブタが空を飛ぶことが無いように、そしてこの地球の自転が逆回りすることが無いように、絶対にあり得ない。そうだろ?だが、地獄の寒さに覚悟して、空飛ぶブタを見上げ、地球の逆回転に注意した方がいい。なぜなら、エアロスミスの音楽を乗せた“トレイン”(電車)は“ケプト・ローリン”(転がり続ける)をせずに止まるらしいのだ。新しいアルバム『ミュージック・フロム・アナザー・ディメンション!』を最後にして。」
1970年代~今日までの5ディケイド(5世代)全ての年代でヒット作品を生み、全世界の累計アルバム・セールスは、アメリカのバンドで史上最高の1億5千万枚に到達する真のモンスター、エアロスミスにとって、これが本当に最後になるのかは、バンドとしての公式コメントが無い以上は断定できない。しかし、どちらにせよ、このニューアルバムでは出し惜しみは皆無。それどころか、この10年のブランクが結成当時にあった初期衝動を取り戻してくれたのである。そして、トムが言う「全部入れた」その全曲が聴けるのが、世界で唯一、ここ日本だけで発売されている日本盤「デラックス・エディション」なのである。
エアロスミスの日本好き、日本びいきは以前から伝わってきてはいたが、ここまで日本を想ってくれる世界のスーパーバンドはほかに見当たらない。
『ミュージック・フロム・アナザー・ディメンション!』
●デラックス・エディション SICP 3737-9 \4,200(税込)初回生産限定盤 CD+CD+DVDの3枚組
・特殊サイズ紙ジャケ仕様(縦長・銀箔加工・8面紙ジャケ)★ポスター封入(スラッシュによるエアロのイラスト絵柄!)
●通常盤 SICP 3740 \2,520(税込)
iTunes Store
https://itunes.apple.com/jp/album/music-from-another-dimension!/id565120347(デラックスLP)
https://itunes.apple.com/jp/album/music-from-another-dimension!/id574427986(スタンダード)
mora
http://mora.jp/package/43000001/4547366188899/
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