ヤマハ、人気ギターアンプ「THR」に3種の個性的なバリエーションが追加

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ヤマハは、ギターアンプの新製品として、ヤマハ ギターアンプ「THR10X」「THR10C」「THR5A」を11月10日より発売した。

2011年に発売され、「大型ステージアンプでも小型練習アンプでもない第3のアンプ」という新コンセプトで人気を集めているギターアンプ「THR10」「THR5」。この「THR」のラインナップに新モデルが加わることとなった。

新登場の「THR10X」「THR10C」「THR5A」は、好評の「THR10」「THR5」のコンセプトはそのままに、より個性的なサウンドを求めるギタリストのニーズを満たすバリエーションモデルとして発売するもの。ヤマハ独自の「VCMテクノロジー」による新たなギターアンプとエフェクトのモデリングを開発し、3つの個性的なスタイルにまとめている。それぞれ、メタル・ハードロック、ブルース・カントリー、アコースティック向けモデルとして投入される。各モデルの概要は以下のとおり。

●歪みに定評のあるアンプサウンドを集めた「THR10X」
「THR10X」は、歪みに定評のあるアンプサウンドを集めたハイゲイン・スタック・コレクション。「VCMテクノロジー」により音のキャラクターの違いをリアルに再現し、歪みにこだわりのあるギタリストにも満足できる迫力のメタルサウンドを自宅でも実現可能。ボディカラーには、重厚感のあるオリーブグリーンを採用する。

●ピッキングのニュアンスまでもリアルに再現する「THR10C」
「THR10C」は、おもにブルースやジャズ、カントリーを演奏する熟練プレーヤーをターゲットとし、高級ブティックアンプや歴史的なビンテージアンプのサウンドを集めたブティック・コンボ・コレクション。「VCMテクノロジー」により、クリーンからクランチサウンドにおけるわずかなピッキングのニュアンスまでもリアルに再現、本物のアンプサウンドを知る経験者の琴線に触れるクオリティに仕上げている。ボディカラーには、高級感のあるダークネイビーメタリックを採用。

●アコースティックギターサウンドに特化した「THR5A」
「THR5A」は、アコースティックギターサウンドに特化した、エレクトリックアコースティックギター用アンプ。アコースティックギタープリアンプ「AG-Stomp」(生産完了品)で培ったマイクシミュレーション技術を駆使し、充実した環境の下でアコースティックギターをマイキングしたかのようなサウンドを再生する。高品位なエフェクトを搭載しており、自宅では生音で弾いているギタリストも、エレクトリックアコースティックギターならではの楽しみが広がる。また、サイレントギターのアンプとしても最適な仕様となっている。ボディカラーには「AG-Stomp」のイメージを継承したビンテージゴールドを採用。

いずれのモデルも、大型ステージアンプに匹敵する迫力ある音色が小音量でも得られ、チューナーやエフェクターも内蔵。バッテリー駆動にも対応しているため、好きなときに好きなところでギター演奏が楽しめる。また、好みの音楽ソースを入力して再生することができるため、個人練習やセッションに活用可能。USBオーディオインターフェイス機能も内蔵するので、コンピュータにつないでホームレコーディングや音楽制作も楽しめる。また、ヤマハが無償で配布しているiPhone/iPod touch対応アプリケーション「THR Session」を使えば、曲に合せたギター練習やセッション演奏を気軽に楽しむことができる。

幅広いジャンルをカバーする「THR10」「THR5」に、個性的な3モデルが加わることで、ギタリストのスタイルに応じた選択が可能となる。気になる価格は既存モデルと同様で、「THR10X」「THR10C」が29,800円前後、「THR5A」が19,800円前後となる見込み。


▲2011年11月に発売された「THR10」「THR5」(写真手前)とあわせて、全5モデルが揃ったTHRシリーズ。ハードウェアは10と5がそれぞれ同じ、モデリングやエフェクトが異なるので、自身のスタイルにあったモデルを選択しよう。

<おもな仕様>
●THR10X
アンプタイプ:POWER I、POWER II、BROWN I、BROWN II、SOUTHERN HI、CLEAN、BASS、FLAT
エフェクト:CHORUS、FLANGER、PHASER、TREMOLO、DELAY、DLY/REV、SPRING、HALL(※THRエディターでのみ設定可能:COMP、NOISE GATE)
●THR10C
アンプタイプ:DELUXE、CLASS A、US BLUES、BRIT BLUES、MINI、BASS、ACO、FLAT
エフェクト:CHORUS、FLANGER、PHASER、TREMOLO、TAPE ECHO、ECHO/REV、SPRING、HALL(※THRエディターでのみ設定可能: COMP、NOISE GATE)
●THR5A
アンプタイプ:CONDENSER、DYNAMIC、TUBE、NYLON、EG CLNエフェクト:COMP、CMP/CHO、CHORUS、DELAY、DLY/REV、HALL(※THRエディターでのみ設定可能:FLANGER、PHASER、TREMOLO、NOISE GATE)
●共通仕様
接続端子:INPUT(標準フォーンモノジャック)、PHONES(標準フォーンステレオジャック)、AUX IN(ステレオミニジャック)、USB、DC IN
電源:ACアダプター、単3形アルカリ乾電池またはニッケル水素電池×8
スピーカー:8cmフルレンジ×2
出力:10W(5W+5W)
寸法:360×183.5×140mm(THR10X、THR10C)、271×167×120mm(THR5A)
質量:2.8kg(THR10X、THR10C)、2.0 kg(THR5A)
付属品:ACアダプター、USBケーブル、ステレオミニケーブル、DVD-ROM(Cubase AI)、取扱説明書
※THRエディターは、ヤマハウェブサイトで提供

◆THR10X
価格:オープン
◆THR10C
価格:オープン
◆THR5A
価格:オープン

◆THR10X 製品詳細ページ
◆THR10C 製品詳細ページ
◆THR5A 製品詳細ページ
◆プレスリリース
◆THR Session 製品詳細ページ
◆THRスペシャルサイト
◆ヤマハ
◆ヤマハから、ギタリストのライフスタイルを変える新コンセプトの第3のアンプ「THR10」「THR5」登場
◆ヤマハ魅力の新製品、ギターアンプ「THR5」「THR10」&エレアコ「Aシリーズ」内覧会レポート
◆BARKS 楽器チャンネル
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