【連載】THE BOHEMIANSの5人全員かたまりダイナマイト連載[Vol.17]ビートりょう「高慢日記」

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ムッシュかまやつとの世代を超えたコラボレートによる“THE BOHEMIANS avec ムッシュかまやつ(ザ・ボヘミアンズ・アベック・ムッシュかまやつ)”名義で、ザ・スパイダースの名曲カバー集『THE SPIDER BEAT』を10月3日にリリースするTHE BOHEMIANS。ロックンロールを愛する者同士にジェネレーションの壁なんてないぜ! と言わんばかりの名盤になるだろう『THE SPIDER BEAT』への期待は高まるばかりだ。そんなTHE BOHEMIANSの魅力にさまざまな角度から触れていただく当連載。第17回目は、ギターのビートりょうが、心のままに、ロックンロールに、愛情溢れる辛口コメントとともに気になる物事を綴る「高慢日記」です。

◆ビートりょうの「高慢日記」
◆第4回:「風、スローダウン~ポリス帽の話~」

あ、どうも。
俺がビートりょうではあるんだけれどよ、俺って言ったら何だ?
ポリス帽だな。もはや俺のトレードマークになりつつあるな。
いいじゃないすか、トレードマークって。マーシーっていったらバンダナ、
大橋巨泉っていったら眼鏡みたいな感じで。

今回の高慢日記はだな、俺様によく似合うポリス帽ってやつについて書きたいね。
俺がステージで被ってるポリス帽は現在2種類あって、
両方とも山形の とある古着屋さんで購入したんだ。いいだろ。
正確に言うと 俺の持ってるもモノは消防団の帽子らしいのだが。
いわゆる制服、軍服をロッケンロールファッションに取り込むという
俺のこの素晴らしいセンス! まだ誰もやってねえだろ? どうだコノヤロウ!
時代を先取りする俺のファッション感覚には 鴨居羊子もビックリだぜ!
って思ってたんですが、
実はポリス帽を被ったロックンローラーは過去に沢山いるんだな。
特に80年代ハードロック、ヘヴィメタル界隈では
結構オキマリスタイルだったりするらしいから参ったぜ。ははは。

そんな訳で今回は
オイラの憧れのポリスハットロッカーを映像で紹介するぜっての!!

★HANOI ROCKS 「Up Around The Bend」
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まずはハノイ・ロックスっすよ。なんつってもハノイ・ロックスっすよ。
このヴィデオだと ギタリストのナスティ・スーサイドが被ってるけど、
実はボーカルのマイケル・モンローが被ってる印象が強いよ?
ポリス帽に限らず、服装はけっこーハノイ・ロックスをお手本にしてます僕。
僕は こういうギンギンゴージャスな格好のを人たちを
ロックンロールって言うと思ってたんだが、何なんだ? 最近の着飾らないバンド達は?
パジャマみてえな服で 前見てんだか後ろ見てんだかわかんねえようなスタイルで
演奏してる馬鹿野郎達は。 え? そんな奴がステージに上がって良いのか?
ハノイ・ロックスを見習えっての!
いいか、ハノイ・ロックスだけが正解だ! 分かったかコノヤロウ。

★Guns N' Roses 「Nightrain」
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ガンズ&ローゼス感が足りねえ。全然足りねえ。
現代社会に何が足りねえ?って言ったら、そりゃガンズ感だろうな。
昔の茶の間にはあった 必ずあったガンズ感。
どこの家庭でも冷蔵庫を開ければ、そこにはガンズ感が必ずあったと言われている。
俺は そんなガンズ感を現代に取り戻したくて
アクセル・ローズ(Vo)の被ってるようなポリス帽を被ってるんだ。
分かったかコノヤロウ。

★Judas Priest 「The Hellion/Electric Eye Live '82」
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まず言っておきたいのは、俺ジューダス・プリースト全然聴いてねえや。
しかしポリスハットといったらこいつロブ・ハルフォード(Vo)を
紹介しねえわけにゃいかねえだろって。
ヘヴィ・メタルファッションの レザー&スタッドのイメージは
こいつが作ったらしいぞ。帽子もレザー製だな! そりゃ良かったなコノヤロウ。

★Johnny Thunders & Sylvain Sylvain, Diary of a Lover, French TV, 1984, Uploaded by Dusting Shelves
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俺がはじめて見たジョニー・ サンダースの写真が
ポリスハット的なのを被ってたせいで、俺ん中でジョニー・ サンダースは
ポリスハットのイメージが強いんだ。
でも、その写真以外ではあんまり見ないから、おそらくその頃たまたま被ってた
だけなんだろうけど、それがメチャクチャ似合ってたんだな。
ジョニー・ サンダースに対しては、盲目的に全てがかっこいい!
って思ってしまうんだな俺は。「Johnny Thunders」というのはひとつの美学なんだ。
ギターの代わりにカクテルグラスを持って唄うこの男の姿を見て、
俺はビンビンに感じるゼコノヤロウ。

★Georgia Satellites 「Battleship Chains」
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出た~! ジョージア・サテライツだ~! この骨太ロッケンロールにキミは耐えられるかぁあ!
音はFACES、STONESに憧れてるぜって感じでかっちょいい!
しかし見てくれがダサイ! はっきり言ってダサイ! 別の言葉に言い換えるとしたらダサイ!
しかも ポリス帽がトレードマークってわけじゃあねえのに
なんでこいつらを取り上げるかって?
好きだからだ! その男臭さにしびれたからだ!
ジョージア・サテライツが好きじゃない奴なんか、
ただのジョージア・サテライツが好きじゃない奴だ!
ファーストアルバム「Georgia Satellites 」のジャケでポリス帽キメちゃってる
リック・プライス(ベース)を見てくれ。
俺はジョージア・サテライツと出会って飲食店経営の道を諦めた。
そしてポリスハットを被りギターを手にして、アルキハジメタ…

★Imperial State Electric 「I Don't Know What I Want」
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元ヘラコプターズのニッケ・アンダーソンによる バンドというかソロプロジェクトだ。
これは最近 とある方が教えてくれて好きになったんだ。
最大ヴォーカリストのニッケ・アンダーソン氏、ポリス帽(ナチス帽?)も似合ってるけど、
ポール・スタンレー(KISS)みたいなギターを使用してたり、チャックベリーやビートルズ
そしてオイラの大好きなラズベリーズをカバーしてるって点で素晴らしい。
名前がニッケなのもロッケで良い。そんな訳でラズベリーズのカバーを聴け。
そしてラズベリーズを好きになれコノヤロウ。

★ZIGGY 「BORN TO BE FREE」
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これが日本を代表するロックンロールバンドZIGGYだ! まいったかコノヤロウ!
何となく ジギーって言ったらポリス帽なイメージだったけど
動画で探したら意外と被ってるのが無くてよ、
TV出演時に ヴォーカルの森重さんがバシッと決めてるのを見つけたぞ!
もちろん演奏映像も見てくれ!
こうして見るとハノイでガンズでNew York Dollsでギンギンギラギラだな!
眩しいぜ!

★Marchosias Vamp 「バラが好き」
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そうそう、マルコシアス・ヴァンプも忘れちゃいけない。
僕らたまーに言われるんです。マルコシアス・ヴァンプっぽいて。光栄な事じゃないですか!
ポリスハット担当のベースの佐藤サン、どことなくジュリーを感じますね?
ん? ジュリー? そうだ! ジュリーがいた!

★沢田研二 「憎みきれないろくでなし」
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というわけで沢田研二だ!
すべての始まりはジュリーだ! ジュリーが悪い!
憎みきれないろくでなし!
こういう帽子は斜めに被るのがいいんだな。



★Pete Doherty & Elton John 「Children of the Revolution」
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とにかくピート・ドハーティがかっこいいんだ。ポリス帽の話なんかどうでも良いんだ。
俺はピート・ドハーティの話がしたい。お前と ピート・ドハーティの話がしたい。
それだけで良い 何もいらない 瞳の奥へ~♪ である。
彼と言えばむしろ THE LIBERTINESの時のナポレオンジャケットや
革ジャンってイメージだけど、
ジョニー・サンダース同様に身につけてる全てがかっこよく見えちゃう
ロックンロールマジック野郎。
何を着てもかっこいいし 何をしてもかっこいい。ガキがみんな真似する。
みんなが真似するってのがロックスターの条件のひとつだな。コマネチ。

★Jet 「Are You Gonna Be My Girl」
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今年 解散しちゃったJETだ!
ドラムのクリス・セッターがポリス帽を被っている。
オイラが一番初めにポリス帽をかっこいいなと思ったのが
このPVを見て、だった気がする! と言われている! 単純にJETはいいんだ。
よく見ると ゴーグルもつけてらぁ。

★Sister Paul 「面長な女」
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シスターポールさんは、現在活動中の日本のバンドですわ。
以前マイスペースで発見して、そのヴィジュアルに、あ、同志だな。と、ときめいたんだ!
いつか生で見てみたいぞコノヤロウ!


どうだ、ためになったか。
できれば ナチのコスチュームの1977年のジミーペイジ(Led Zeppelin)も紹介したかったが
映像が無いから省く! その他かっちょいいポリス帽ロッカーいたら俺にも教えてくれ!
ポリス帽はかっこいいな、やはり!

最近じゃボヘミアンズのライブでも ポリス帽を被ってくる、いたいけな少年少女の姿がちらほら。
たまに 俺のより上等な帽子を被ってる子もいる! 勘弁してくれ!
でも そんな光景をステージから見るとオイラも嬉しいぜっての!
良かったらキミも、自分なりに目一杯おめかししてライブに遊びに来ませんか?

THE BOHEMIANS ワンマンツアー2012~ THE BEST OF THE BOHEMIANS Volume 1 ~
10/19(金)@福岡・DRUM SON
10/21(日)@大阪・梅田CLUB QUATTRO
10/28(日)@札幌・KRAPS HALL
11/4(日)@東京・恵比寿LIQUID ROOM
チケット)8/25(土)より一般発売スタート
オールスタンディング 前売¥3,000(ステッカー付、整理番号付、税込、ドリンク代別途必要)

そんな訳で、もう終わりだ。
残り少ない今年の夏を、存分に楽しんでくれ。ジャンジャン!

◆「THE BOHEMIANSの5人全員かたまりダイナマイト連載」まとめページ




THE BOHEMIANS avec ムッシュかまやつ
『THE SPIDER BEAT』
2012年10月3日発売
FLCF-4436 ¥1,500(tax in)
1. フリフリ
2. メラ・メラ
3. モンキー・ダンス
4. あの時君は若かった
5. なればいい
6. なんとなく なんとなく
全6曲

メジャー2ndアルバム
『THIS IS POP !!!』
2012年4月25日発売
FLCF-4424 ¥2,500(tax in)
1. 恋はスウィンギン・イン・ザ・レイン
2. 愛しのマリーナ
3. シーナ・イズ・ア・シーナ
4. Get back my guitar
5. ハイパーデストロイでクラッシュマグナムなベイビージェットよいつまでも
6. goodbye
7. 私のR・A・D・I・O
8. ジーン・ヴィンセントのTシャツ
9. 太陽観覧者
10. THE BIKE
11. THE LENS

◆THE BOHEMIANSオフィシャル・サイト
◆FOR LIFE MUSIC ENTERTAINMENT

  
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